美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

夏期実技講習会

2010-08-21 18:18:45 | コース行事
本校では実技講習会を春、夏、秋、冬と年間4回実施しています。
夏期講習会は8月4日(水)~6日(金)、東京立川美術学院の講師2名を招いて行われました。
3日間の講習に1,2,3年生の希望者30名が取り組みました。


【1課題目】7時間
デザイン系は石膏(ヘルメスorマルス+ホース)です。
ヘルメスもマルスも裸体の像なので取っ掛かりが少ないように
感じますが面の向き、ホースとの関わり、回り込みなど徹底した
指導が行われていました。



絵画系は静物+想定です。
与えられたモチーフに想定の背景を付けます。
各自用意した資料とのマッチング、高い完成度になるよう
指導が行われました。



【2課題目】10時間
デザイン系は平面構成です。
カボチャ・折り紙・ガラス棒。モチーフの特徴をダイレクトに伝えるためには
ひたすらに描写するのではなく、対比で引き立たせる方法、構成を学びました。


絵画系は人物着彩です。
夏らしくモデルさんは浴衣姿です。背景にはお面や団扇が掛かっており
構図の取り方から学びました。肌の色合いを出すのが難しいのですが直接
手を入れ指導して頂きました。


制作は客観的な視点が大事です。
どのようにモチーフの魅力を相手に伝えるか議論中です。


生徒達は集中して制作に打ち込み、普段よりも完成度を上げることが出来、
充実した講評会となりました。


全国高総文宮崎大会

2010-08-06 18:23:17 | お知らせ


8月4日、5日の2日間、宮崎県宮崎市で開催された
第34回全国高校総合文化祭美術工芸部門に、美術コースの生徒2名が参加しました。



参加した生徒は3年8組大塚なつ実さんと、庭田薫さん。
2人は昨年度青森県高校総合文化祭で最優秀賞と優良賞を受賞し、
全国大会出品作品に選抜されました。



4日の午前中には宮崎県立美術館で、全国から出品された作品を鑑賞しました。
各県から選出された作品は、完成度が高く、素晴らしいものでした。



午後から県民文化センターで部門開会式とアトラクションが行われました。
その後、宮崎大学准教授、画家の大泉佳広先生が講評を行いました。



大泉先生は、アクリル絵具を厚塗りして独特の世界を描き出している作家です。



講評は、作者と対話しながらアドバイスを分かりやすくまとめていたので、
印象深く、生徒達の参考になりました。



5日は交流会に参加しました。
カッティングシートを使ってうちわを作るワークショップです。



最後は全員のうちわをつなげて一つの作品に仕上げました。

来年度も全国大会に選抜されるように、県の高総文に向けて制作に励みます。