美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

卒業生がチャリティーライブ開催

2011-10-24 19:08:36 | お知らせ

10月22日(土)、美術コースの卒業生、三浦丈幸(みうらともゆき)さんが、岩手県洋野町の町民文化会館でチャリティーライブを開催しました。

三浦丈幸さんは岩手県洋野町出身。平成8年3月に工大二高美術コースを卒業して、大阪の美術系短大に入学しました。学生時代から音楽活動を始め、2004年にロックバンド「空団地」(そらだんち)を結成して大阪を拠点に活動しています。
空団地のホームページ→ http://www.soradanchi.com/

こちらは高校3年生の時に三浦さんがデザインした美術コース作品展のポスターです。想像力豊かな生徒でした。


空団地はボーカルの三浦さんとギター、ベース、ドラムの4人構成。作詞作曲は三浦さんが担当しています。


当日は300人以上の観客が集まりました。興奮に沸く会場で約1時間半、13曲を演奏しました。空団地と三浦丈幸さんの応援をよろしくお願いします。
「空団地」動画→ http://www.youtube.com/watch?v=CfU7UvinarM&feature=youtube_gdata_player


中学生美術セミナー実施

2011-10-11 11:13:56 | お知らせ

10月9日(日)「中学生美術セミナー」を実施しました。
中学生が34名が参加しました。(3年生17名、2年生5名、1年生12名)
自画像をパステルを使って描きました。

会場は八戸ポータルミュージアム「はっち」1階シアター1。
休日でたいへん賑わっていました。

中学生と一緒に工大二高の3年生も描きました。
上手くお手本になったでしょうか。

中学生にアドバイスをしている高校生。

最後は全員の作品を並べて講評会。
以下はアンケートからの抜粋です。
・普段デッサンをあまりしないので、勉強になった。
・いつもはイラストを描いていたのでデッサンは不安だったが、新しいことをおぼえることが出来た。
・描き方が全然わからなかったが、教えてもらって分かった。
・絵の具の使い方も習いたい。
・本格的な道具を使ったことがなかったので勉強になった。
・中学校の文化祭で展示したい。

1日の制作、お疲れ様でした。
高校生もご苦労様でした。


美術大学特別授業「版画実習」

2011-10-01 18:47:17 | コース行事

 

9月27日、美術大学から講師を招いて特別授業を行いました。講師は東北芸術工科大学の若月公平先生と中村桂子先生のお二人。銅版画と木版画の実習授業となりました。銅版画はニードルなどで細工を施した版を作り、インクの転写によって製作する技法です。
木版画は木の板に表したい図柄を彫刻刀で彫って版を作り、水彩絵の具の転写によって刷る技法です。

今回のモチーフは自分の顔、つまり自画像です。広い意味で捉えて良かったので顔の一部だったり内面の世界を描いたり、変装していても構いません。下絵の段階から上手く描こうではなく楽しく描こうの姿勢で取り組みました。 

木版です。彫刻刀で彫った後、和紙に転写しているところです。一日制作にもかかわらず、
多色刷りに挑戦。一度全体を橙色に刷り2版目は背景を青にするのでしょうか。 

 

銅版をプレス機にかけているところです。この後紙をめくると作品とのご対面。緊張の一瞬です。 

 

作品です。世界観があっておもしろい絵です。木版画の優しい風合いにとは異なり鮮明な
印象です。 

木版画は水彩ですので水で洗え、その版は何回でも使用できます。同じく銅版画もインクを
落とせば繰り返し使えます。何度も刷れるのが版画の特徴ですね。 

 

初めての版画でしたが刷りながら、「ここはもっと濃く出るように、ここはもっと控えめに」など
考えて作業していたのが印象的でした。
最後は木版、銅版を見比べながらの講評会となりました。

生徒感想より
・和紙を利用して出来た色はどれもきれいで濁ることなく出来ました。色を着けてみてから何度も
 掘り直して変化させていく点が魅力的でした。
・銅版画は初めてでしたが、腐食や洗浄、インク詰めなどの過程を通して銅版画の魅力を感じ取るこ とが出来ました。もっと深く学びたいと思いました。
・版画もただ彫るのではなく、絵と同じようにものの質感や陰、雰囲気等を表現できるのだと思いま した。今までやった版画も心を込めて制作していましたが、今回はそれに加え自分の美術の視野が 広がったと思います。