美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

夏期実技ゼミ実施

2012-08-04 17:11:21 | 授業・作品

 

夏期講習会が7月31日~8月2日の3日間、新宿美術学院の講師2名を招いて行われました。
1年生から3年生の希望者38名が参加しました。

 

油彩の課題は、セットされた静物と、任意の風景を構成して描くというもの。

 

風景は写真やスケッチなど、各自で資料を用意します。

難しい課題でしたが、自由なイメージで制作していました。

最後に、先月完成した日本画の優秀作品を紹介します。

 


日本画講習

2012-06-23 21:54:39 | 授業・作品

6月5日から7月6日の約1ヶ月間に渡り、日本画の集中授業が行われています。
制作には専門的な知識と技術が必要なため、青森市在住の日本画家、小野定先生に指導して頂いています。


 

日本画で扱う絵の具は「岩絵具」です。
岩を砕き、サラサラした砂のような状態で薬瓶に入っています。
これだと紙に定着しませんので「膠(にかわ)」が登場します。
そもそも絵の具は顔料とのりで出来ているので膠はのりの役割となるのです。

岩絵具と膠を指で混ぜ、お湯で溶いて初めて絵具の完成です。
全ての工程で手間ひまが掛かります。
じっくり腰を据えて作業を行うことは気持ちが落ち着いて良いものです。

1年生はスルメと野菜を描きます。
乾き物のスルメとみずみずしくツヤのある野菜を描き分けます。

 

2年生は中型の鉢植えや切り花。枝分かれの様子など性格に描きます。

 

3年生はスケッチ実習先の舘鼻漁港の様子や、より複雑なモチーフを描きます。

3年生は更に技法が本格的となります。箔を使用したマチエールを背景に使います。

次回更新は完成作品を掲載する予定です、お待ちください。


プロに学ぶ

2012-06-04 16:15:45 | 授業・作品

去る5月14日月曜日、美術コース2学年が、
総合学習の一環として工芸工房の見学実習を行いました。
「プロに学ぶ」という名前の授業で、市内の工芸作家やデザイナーの作業を見学しています。
作家の仕事を見て職業観を養い、簡単な実習を行う事によって、専攻の幅を広げます。

今回はガラス工芸作家、石橋忠三郎さんと、
木工芸作家、高橋みのるさんの工房を見学させていただきました。


どちらも全国的に活躍している工芸作家です。
生徒たちが編集した見学レポートを添付します。ご覧ください。

 

 


春期実技講習会

2012-05-12 20:46:08 | 授業・作品

5月8日、9日の2日間、美術予備校を招いて実技講習会を行いました。
2,3年生全員が参加しました。

 

最初に参考作品を見ながら大学の説明会を実施。
次に事前に制作していた課題の講評を行いました。

 

専攻別に分かれて課題の制作。絵画系の課題は人物油彩、着彩です。

 

  

デザイン系の課題は、「手と水の入ったグラスの構成デッサン」です。

 

生徒たちは2日間真剣に制作に臨み、
最後の講評会では、実力が向上した手応えを得ていました。


日本画集中授業

2011-07-06 09:02:52 | 授業・作品


6月10日から7月9日の約1ヶ月間に渡り、日本画の集中授業が行われています。
制作には専門的な知識と技術が必要なため、
青森市在住の日本画家、小野定先生に指導して頂いています。
 




日本画で扱う絵の具は「岩絵の具」です。岩を砕き、
サラサラした砂のような状態で薬瓶に入っています。



これだと紙に定着しませんので「膠(にかわ)」が登場します。
そもそも絵の具は顔料とのりで出来ているので膠はのりの役割と
なるのです。



岩絵の具と膠を指で混ぜ、お湯で溶いて初めて絵の具の完成です。
全ての工程で手間ひまが掛かります。
じっくり腰を据えて作業を行うことは気持ちが落ち着いて良いものです。


作品紹介②

2011-01-05 12:24:37 | 授業・作品
美術コース作品紹介②

前回に引き続き作品の紹介をします。


「 芯 」日本画/100cm×60cm



「 ファンタジーBox 」立体/幅44×奥29×高さ60×3ヶ



「 羊 」油彩/117cm×91cm



「 無 題 」アクリル・ベニア・時計/180cm×90cm



「 菊 」油彩/117cm×91cm



「 POPーT 」Tシャツ×5



「 きんぎょ 」木版画/910cm×910cm



「 血をさす森 」アクリルガッシュ/728cm130cm

日本画集中授業

2010-06-23 11:53:59 | 授業・作品


6月10日から7月9日の約1ヶ月間に渡り、
日本画の集中授業が行われています。
制作には専門的な知識と技術が必要なため、
青森市在住の日本画家、小野定先生に指導して頂いています。
 



生徒が描くモチーフでアトリエは熱帯雨林化しつつあります





日本画で扱う絵の具は「岩絵の具」です。岩を砕き、
サラサラの状態で薬瓶に入っています。
これだと紙に定着しませんので「膠(にかわ)」が登場します。
そもそも絵の具は顔料とのりで出来ているので膠はのりの役割と
なるのです!



岩絵の具と膠を指で混ぜ、お湯で溶いて初めて絵の具の完成です。
全ての工程で手間ひまが掛かるのですが、近年何かとインスタント化されている
時代のなか、じっくり腰を据えて作業を行うことは気持ちが落ち着いて良いものです。


先日行った鯉艸郷の写真を基に制作しています。丹念な仕事です!



原画と下地は同時作業です。どちらも気が抜けません!


一ヶ月の講義も中盤戦が過ぎようとしています。
完成が楽しみですね。

作品紹介②

2010-01-05 09:15:53 | 授業・作品
前回に引き続き作品を紹介します。



「 鸚鵡 」73×61cm/日本画





「 到達 」130×97cm/油彩






「 紙コップ 」 91×73cm/アクリル





「 Segno di espressione 」絵本/15×20cm/CG





「 Le carnaval des animaux 」絵本/15×20/CG





「 モコモコ 」35×35×33cm/針金・毛糸





「 もうひとり 」45×45×85/スタイロフォーム・他




「 微睡む 」1601×89×200cm/毛糸・他




次回は映像作品を紹介します。

外部講師実技ゼミ

2009-10-19 09:28:46 | 授業・作品


10月16日から18日にかけて、外部講師による実技講習会が行われました。美術コース1~3年生35名が参加しました。



静物デッサンのモチーフ。




人物画の課題制作。



カッティングシートを使ってグラスをデザインする課題。



講評会の様子。



生徒達は3日間集中して制作に取り組み、密度の高い作品を仕上げました。





春期実技講習会・武蔵野美術学院

2009-05-11 12:36:16 | 授業・作品

本校では実技講習会を春、夏、秋、冬と年間4回実施しています。
今年の春期講習会は5月8日(金)と9日(土)、東京武蔵野美術学院の講師2名を招いて行われました。


2,3年生の希望者30名が参加し、2日間の講習に取り組みました。
写真は講習会で制作された生徒の作品です。



1日目の午前中が受験説明会、午後から二日目にかけて実技講習でした。
説明会では持参された100点近い参考作品を見ながら、昨年度の各大学の入試傾向や実技試験のポイントが解説されました。
生徒達は熱心にメモを取り、参考作品をじっくり鑑賞していました。





実技講習ではデザイン系と美術系(絵画、彫刻)に別れ、生徒各自が選択した課題を制作しました。
デザイン系は平面構成、卓上配布モチーフデッサン、セットモチーフ静物デッサンの選択。
美術系はセットモチーフの油彩、着彩、デッサン(木炭または鉛筆)と、ハンバーガーをモチーフにした構成デッサンの選択でした。



講評会では作品講評の他、デザインや絵画の専門的な話しを聞くことが出来ました。
現在活躍中のデザイナー佐藤可士和、深澤直人、吉岡徳仁、伊東豊雄などの仕事について解説もあり、生徒達はデザインの仕事に興味を深めていました。

■生徒のメモから
デザインの課題には条件や説明が多い。自分の意志よりも相手の気持ちが重要で、出題者の意図を読みとることが第一だと分かった。制作に際しては、漠然とではなく、はっきりしたイメージを持つことが大切だと言われた。
デッサンでは全体にパワーがなく、ぼやけて印象が薄いと言われた。鉛筆をしっかり研いで、音がするほど勢い良く、強く描くように心掛けたい。