美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

体験入学終了

2008-07-26 16:00:55 | お知らせ



7月26日(土)、工大二高の体験入学が行われました。
工大二高全体で1000名近い参加者があり、各部活動で企画したイベントを、スタンプラリーの形式で体験しました。
美術コースの体験実習には、64名の中学生が参加し、熱心に制作しました。
内容は果物をパステルで描く課題でした。




本校の高校生10名も、補助生徒として教員と一緒に指導に入り、中学生にアドバイスをしたり、制作の手伝いをしました。
写真は、高校生が事前に練習のために描いた作品です。



制作時間は85分と短い時間でしたが、集中して制作したので、全員が完成することが出来ました。


シルバーリング制作

2008-07-14 14:42:09 | 授業・作品


 美術コースでは例年、美術大学と連携した特別授業を実施しています。
 今年は7月11日(金)に、東北芸術工科大学から美術科工芸コース准教授、金子透先生をお招きして、シルバーリングの制作を行いました。


 
 作業工程は、銀の板にデザインを描き、糸鋸やドリルで加工します。リング状に接合して、木槌とヤスリで形を整えます。
最後に稀硫酸で洗い、研磨剤で仕上げます。



 金属工芸は高校の授業では実習が難しい内容でしたが、大学と連携して学ぶことが出来ました。
生徒達は新たな分野に興味を持ち、進路選択の幅を広げました。



 




体験入学のお知らせ

2008-07-14 14:32:45 | お知らせ


 工大二高の体験入学が、7月26日土曜日に行われます。美術コースの実習は、約2時間かけて野菜や果物の絵をパステルで描く内容です。
パステルは顔料(色の粉)を、アラビアゴムや膠などのメディウムで固めた画材です。



顔料の色彩が鮮やかに表現され、色の美しさと、パレットなどの準備がいらない手軽さで、多くの画家達に使われてきた魅力ある画材です。
詳しい内容はリンク先の工大二高ホームページからご覧下さい。
 申し込み期間は終了しましたが、今からでも希望したい方は、工大二高まで中学校を通じてご連絡ください。




日本画集中授業

2008-07-04 19:12:16 | 授業・作品


 6月10日から7月8日の約1ヶ月間に渡り、日本画集中講習が行われています。日本画の実習は毎年この時期に行われ、青森市から日本画家の小野定先生をお迎えして指導して頂いています。
 1年生は顔彩という不透明の絵の具を使用し、F6号にスルメと果物や野菜を描いきました。2年生になると本格的に岩絵具を使用し、F8号に花を描いていきます。3年生になると倍以上の大きさのF20号に描きます。題材は花や静物、5月に実施したスケッチ実習で描いた作品をもとにした風景の他、動物など各自が自由なイメージでテーマを選んで制作します。



 日本画の制作には専門的な知識と技術が必要です。岩絵具や膠の扱いは難しく、自在に使えるようになるには長い経験を要します。
 小野定先生の丁寧な指導のもとに、生徒達は集中して制作に臨み、銀箔や揉み紙など特殊な技法も駆使して、密度の高い作品を仕上げていました。
 特に今年は奥入瀬を描いた作品に秀作が多く、日本画特有の繊細な色彩と絵肌が、渓流の風景と調和していました。