美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

全国高総文三重大会参加

2009-07-31 13:59:41 | 特別活動


全国高校総合文化祭三重大会に生徒1名が参加しました。本校は2007年から3年連続の出場となります。




7月29日、三重県立美術館で展示作品を鑑賞しました。
各県から選出された391点の作品は、どれもレベルが高いものでした。




午後から部門開会式と講評会があり、三重県出身の画家、八島正明氏が講評を行いました。




八島氏の作品は独自のモノクローム世界で、黒い画面を針で引っ掻いて描き起こしています。興味深い体験談や芸術論など、貴重な話を聞くことが出来ました。




30日は交流会に参加しました。内容は、参加者が色々なものを持ち寄って、箱の中に作品を制作する「BOX ART」でした。



参加者は皆発想が豊かで、個性的で面白い作品を制作していました。完成後に各班でディスカッションをして終了しました。



来年度の全国大会参加を目標に、10月の青森県高総文に向けて制作が始まります。

ホームページリニューアル

2009-07-26 18:34:32 | お知らせ
美術コースのホームページをリニューアルしました。
八戸工業大学第二高等学校のホームページからご覧下さい。


この画面が美術コースのトップページ。
①授業内容
②設備
③進路状況
④行事
⑤特別活動
⑥美術の分野と仕事
⑦ギャラリー
⑧入学試験
以上のカテゴリーで詳しい説明が掲載されています。
ここを開くと、美術コースの内容が全て分かります。


「入学試験」のページです。
情報と写真資料が掲載されています。


八戸工業大学第二高校ホームページのトップ画面。
ここから「学校紹介」→「美術コース」へ進むと、美術コースのページがあります。



また日頃の授業や行事、ニュース、告知などは美術コース通信として掲載されています。
随時更新して行きますのでご覧下さい。


草木染め実習

2009-07-15 22:03:40 | コース行事


天然の染料で美しく染められた布。
7月14日と15日の2日間、美術コースの1、2年生が東北芸術工科大学の美術科工芸コース准教授、山崎和樹先生をお招きして「草木染め」の実習を行いました。
「草木染め」とは、主に植物から得た染料で繊維を染める技法です。
明治以降、日本の天然染料は合成染料の輸入によって衰退していましたが、大正末に山崎斌(あきら)を中心に復興が始まり、合成染料と区別するため、天然染料だけの染色を「草木染」と命名しました。
今回来て頂いた山崎和樹先生は、山崎斌の孫にあたります。




生徒達は天然染料の発色に歓声をあげていました。
合成染料と比べると彩度が低く、自然と調和した柔らかな色で心を和ませてくれます。
シックハウスをおこさない壁紙や家具などの天然の塗料としての応用も始まっており、
自然と共存してきた伝統染色技法が、環境に適した染色として再評価されています。




草木染は主に植物の葉、茎、根、実などを煮だした液に繊維を浸し、染まった色素を金属イオンと結合させて発色させます。
金属イオンとの結合を媒染(ばいせん)と言い、
植物抽出液と媒染を繰り返すことで染色の濃度を上げます。




今回は1.カリヤス(苅安)2.ヤシャブシ(夜叉附子)3.スオウ(蘇芳)4.セイヨウアカネ(西洋茜)5.クルミ(胡桃)6.コチニールの6種類で実習しました。写真はセイヨウアカネです。




布を畳んで木の棒で挟み、染まる所と染まらない所で模様のパターンを作ります。




左はセイヨウアカネを煮出した液。
右はミョウバンを入れた液で媒染しているところ。
色が強くなってきました。




布を開いて完成。思ったような模様になったでしょうか。




色彩に敏感な日本人の伝統を忘れないようにしたいですね。

県南観光ポスター展示式

2009-07-08 13:37:16 | 特別活動


青森県南地区の観光をPRするポスターが、八戸駅とユートリーの連結通路に展示されています。
これは工大二高美術コースの生徒が、八戸市と連携して2005年から制作しているものです。
2年に1度作品を交換しながら継続してきましたが、
2009年7月8日、新しい観光ポスターの展示式が行われました。



作品数は30点。参加した生徒数は2,3年生約50名。
始めに小林眞八戸市長が挨拶を述べ、生徒代表者と校長が挨拶し、
最後に八戸市から本校に対して感謝状が贈呈されました。
ポスターのテーマは、生徒達が地元から選び、各自で取材してから制作しています。
本校は広い地域から生徒が集まっているため、幅広いテーマのポスターが見られます。



小林市長は作者の生徒一人一人と言葉を交わしながら、非常に熱心に作品を鑑賞していました。



◆生徒代表者の挨拶から

ここにある観光ポスターは、私達が住んでいる地元から、テーマを見つけて制作したものです。
私は子供の頃から親しみのある花火大会を選びました。
湊の活気が感じられるように、元気なデザインを目指しました。
県南地区には、えんぶりや奥入瀬渓流など、観光資源がたくさんあります。
観光客の方々にその魅力が伝わり、地域の活性化に役立つ事ができれば、嬉しく思います。
この機会を励みに、これからも良い作品を制作していきたいと思います。 

◆展示作品の一部を紹介します



八幡馬をモチーフにしたポスター。
八幡馬は八戸市を中心とする南部地方に、古くからある郷土玩具。



南部町の特産品のPR。
ナガイモ、ニンニク、サクランボ、ナマズなどが有名。



南郷サマージャズフェスティバル。
毎年著名なミュージシャンが出演します。