美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

奈良美智展見学

2012-10-18 09:47:05 | コース行事

 10月15日(月)、美術コース全学年で青森県立美術館で開催している奈良美智展を見学しました。
奈良美智は世界的に活躍するを弘前市出身の作家です。挑むような目つきの女の子や、ユーモラスでありながらどこか哀しげな犬の姿を、絵画や立体で表してきた奈良美智は、若い世代を中心に絶大な人気を誇ってきました。

 2001年に大規模な個展を弘前市の吉井酒造煉瓦倉庫等、国内5ヶ所を巡回。2006年には創作ユニットgrafとのコラボレーションによる展覧会「A to Z」が、吉井酒造煉瓦倉庫で開催されました。2010年から翌年にかけて、ニューヨークのアジア・ソサエティー美術館で行われた個展「Nobody’s Fool」は、同館での過去最多の入場者数を記録して、2010年米文化に貢献した外国出身者をたたえるニューヨーク国際センター賞を受賞しました。

 今回の展覧会では絵画作品の他、ドローイング、初挑戦となるブロンズ彫刻など、新作の数々が展示されていました。

 


 生徒達は作品の数々を興味深く鑑賞していました。自分の制作に活かす参考になったでしょうか。

十和田市現代美術館でも奈良美智展が開催されています。

こちらも楽しめる内容になっています。

 

 


美術大学特別授業「版画実習」

2011-10-01 18:47:17 | コース行事

 

9月27日、美術大学から講師を招いて特別授業を行いました。講師は東北芸術工科大学の若月公平先生と中村桂子先生のお二人。銅版画と木版画の実習授業となりました。銅版画はニードルなどで細工を施した版を作り、インクの転写によって製作する技法です。
木版画は木の板に表したい図柄を彫刻刀で彫って版を作り、水彩絵の具の転写によって刷る技法です。

今回のモチーフは自分の顔、つまり自画像です。広い意味で捉えて良かったので顔の一部だったり内面の世界を描いたり、変装していても構いません。下絵の段階から上手く描こうではなく楽しく描こうの姿勢で取り組みました。 

木版です。彫刻刀で彫った後、和紙に転写しているところです。一日制作にもかかわらず、
多色刷りに挑戦。一度全体を橙色に刷り2版目は背景を青にするのでしょうか。 

 

銅版をプレス機にかけているところです。この後紙をめくると作品とのご対面。緊張の一瞬です。 

 

作品です。世界観があっておもしろい絵です。木版画の優しい風合いにとは異なり鮮明な
印象です。 

木版画は水彩ですので水で洗え、その版は何回でも使用できます。同じく銅版画もインクを
落とせば繰り返し使えます。何度も刷れるのが版画の特徴ですね。 

 

初めての版画でしたが刷りながら、「ここはもっと濃く出るように、ここはもっと控えめに」など
考えて作業していたのが印象的でした。
最後は木版、銅版を見比べながらの講評会となりました。

生徒感想より
・和紙を利用して出来た色はどれもきれいで濁ることなく出来ました。色を着けてみてから何度も
 掘り直して変化させていく点が魅力的でした。
・銅版画は初めてでしたが、腐食や洗浄、インク詰めなどの過程を通して銅版画の魅力を感じ取るこ とが出来ました。もっと深く学びたいと思いました。
・版画もただ彫るのではなく、絵と同じようにものの質感や陰、雰囲気等を表現できるのだと思いま した。今までやった版画も心を込めて制作していましたが、今回はそれに加え自分の美術の視野が 広がったと思います。


展覧会見学

2011-06-15 15:40:08 | コース行事

 6月11日(土)美術コース全学年が、十和田市現代美術館「マイケル・リン」展と
鷹山宇一記念美術館「笠間日動美術館コレクション」展を見学しました。


  
マイケル・リン。
 花に代表される伝統的な台湾テキスタイルのパターンを使い、建物や空間にペインティングする
アーティストです。十和田市現代美術館のカフェスペース床前面に大規模なインスタレーションを
展開させたもの、南部裂織に通ずるものとして布片を大きな一枚布に仕立てた作品が色鮮やかに華
やかに演出されていました。


 野外スペース。アート広場の草間弥生の作品が人気。童心に返れます。


 返りすぎです。


 お昼を挟み午後は鷹山宇一記念美術館へ。


 閲覧前に本展の見所、趣旨を案内して頂きました。


 今回の企画展は画家の描画道具の一つであるパレットのコレクションです。
色とりどりに彩られるパレットから、デッサン力や表現力などの技術とは異なる、画家の性格や素顔、
その制作の秘密をもうかがうことができました。

第25回美術コース作品展

2010-12-21 19:47:20 | コース行事
第25回美術コース作品展が無事終了しました。
ここで作品の一部を紹介します。


「 うきしずみ 」油彩/F100



「 サ イ 」 油彩/F60



「 存在 」油彩/F100



「 セリカST-205 GT-FOUR 」アクリルガッシュ/B1



「 花明かり 」ステンドグラス×6


「 動物 」CG/B2



「 滝 」 日本画/F40


「 青座布団、赤座布団 」フェルト


次回も引き続き作品を紹介します。

スタジオジブリ・レイアウト展見学

2010-10-22 08:33:14 | コース行事


10月15日(金)美術コース全学年が、青森県立美術館で開催されている
「スタジオジブリ・レイアウト」展を見学しました。



 ≪レイアウト≫とは、一枚の紙に、背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、撮影処理など、そのカットで表現される全てが描かれた映画の設計図とも言えるものです。
分業化が進んだ現在のアニメーション制作において、作品の統一感を持たせる上で重要な役割を果たしています。
レイアウトはアニメーション制作の一工程ですが、そこには実際にカメラで撮影したり、正確な数値で構築したものでは感じることができない、作り手たちのイマジネーションにあふれています。
一枚の鉛筆画でありながら、アニメーションでしか表現のできない、人の手が実際に描いて作り出す、豊かさを感じる作品となっています。



◆生徒の感想文から

・私たちがよく知るジブリは、映画やテレビで見る完成した作品で、
 どうやって作られているのか、その過程を見ることはできませんでしたが、
 今回の展覧会でその過程の一部を見ることができて勉強になりました。
 全部が勉強になることばかりでした。

・細かなところまでの描写や、
 色鉛筆でされた着色がとてもきれいで完成度が高かった。
 アニメ映画一本でそのような絵を1000枚以上も描くことのすごさ、
 更にそれを描くための発想力。すべてにおいて、
 仕事としてやっていくプロはかっこいいなと思う。
 これからこの経験を少しでも生かしていけるように頑張っていこうと思う。



・アニメの制作過程の絵というのはあまり見る機会がないので、
 とても楽しめたし、勉強になりました。
 レイアウトはとても細かく描かれており、さすがジブリだと思いました。
 また、知らない作品もあってジブリについても色々知ることができました。
 今回の展覧会見学は、とても楽しくて、時間もすぐ過ぎていきました。
 色々勉強になったので、大変良かったです。

・生でレイアウトの絵を見て、とても感動しました。
 絵が上手いのに改めて驚かされましたが、
 同じ仕事に関係する人達が、
 密接に関わりあって作業をしている様子がよく分かりました。
 おそらくどの仕事もそうなのでしょうが、
 人との繋がりが、作品を成功へと導いているのだと思いました。



ロボット美術展見学

2010-09-01 19:10:51 | コース行事


8月27日(金)美術コース全学年が、青森県立美術館で開催されていた
「ロボットと美術」展を見学しました。




 
《鉄腕アトム》《鉄人28号》《ガンダム》などのお馴染みのロボットや、
ロボットをモチーフにした現代美術作家の作品、
また最新技術で生まれたデザインのロボットが展示されていました。



ロボットが私たちの生活、また夢の中に
どのように浸透していったかを伝えてくれる展覧会でした。

また常設展で開催されていた「生誕20周年工藤哲巳展」、「上田信のイラスト世界展」
も見応えがあり、充実した見学になりました。



県立美術館のシンボル的存在「あおもり犬」
高さ8.5mもあります。

◆生徒の感想文から
「馴染みの深いプラモデルのパッケージイラストの原画を観ることができて
 感動し鳥肌が立ちました。描き方を参考にします!」

「時代によってロボットの形はいろいろ変わって行き現代のロボットのイメージ
は社会的なものになっているな、と思いました。」

「現代のロボットの設計をしている人たち。またアニメ・マンガのロボットも人
の数ほどアイデアがあり凄いと思いました。」

「鉄腕アトムの原画がありました。今の漫画と比べると線が柔らかい感じがし
ました。最近はあまりみない主人公の優しさが伝わる漫画だと思いました。」



ロボット創世記のデザインから日本のロボットアニメ、
最先端のロボットデザインまでの幅広い内容を、
展示作品や映像の上映で見せていました。
生徒達は強い興味を示していました。

art@kodai2-h.ed.jp

夏期実技講習会

2010-08-21 18:18:45 | コース行事
本校では実技講習会を春、夏、秋、冬と年間4回実施しています。
夏期講習会は8月4日(水)~6日(金)、東京立川美術学院の講師2名を招いて行われました。
3日間の講習に1,2,3年生の希望者30名が取り組みました。


【1課題目】7時間
デザイン系は石膏(ヘルメスorマルス+ホース)です。
ヘルメスもマルスも裸体の像なので取っ掛かりが少ないように
感じますが面の向き、ホースとの関わり、回り込みなど徹底した
指導が行われていました。



絵画系は静物+想定です。
与えられたモチーフに想定の背景を付けます。
各自用意した資料とのマッチング、高い完成度になるよう
指導が行われました。



【2課題目】10時間
デザイン系は平面構成です。
カボチャ・折り紙・ガラス棒。モチーフの特徴をダイレクトに伝えるためには
ひたすらに描写するのではなく、対比で引き立たせる方法、構成を学びました。


絵画系は人物着彩です。
夏らしくモデルさんは浴衣姿です。背景にはお面や団扇が掛かっており
構図の取り方から学びました。肌の色合いを出すのが難しいのですが直接
手を入れ指導して頂きました。


制作は客観的な視点が大事です。
どのようにモチーフの魅力を相手に伝えるか議論中です。


生徒達は集中して制作に打ち込み、普段よりも完成度を上げることが出来、
充実した講評会となりました。


体験入学終了

2010-07-28 13:07:53 | コース行事


7月24日(土)、工大二高の本校の体験入学が行われました。
中学生の皆さんが、部活動の体験をコーナー等を、スタンプラリーで行いました。
美術コースの体験入学は、パステルを使って果物の絵を描きました。
中学生85名、保護者19名の参加者がありました。




実習は70分。皆、集中して制作に臨んでいました。
高校生がアドバイスをして、手助けをしながら一緒に頑張りました。




無事、完成させることが出来ました。皆さんご苦労様でした。

POPアート展 見学

2010-06-14 21:49:39 | コース行事

6月12日(土)美術コース全学年が、岩手県立美術館で開催中の「POPアート展」を見学しました。



▲ユニクロ Tシャツコーナーで見かけている人もいますよね!
作者:キース・ヘリング

 1960年代のニューヨークで隆盛を極め、今も世界中の人々を魅了しつづけるポップ・アート。大量消費・大量生産の時代、日常にあふれるコミック雑誌や、広告、映画スターの写真などのイメージを作品に取り入れた美術で、明るい色調とイラストのような親しみやすさをもっているのが特徴です。近年、再び大衆化や既存の美術作品のイメージを借用し、それをコンピューターグラフィックスや写真技術、印刷技術などを駆使して表現した作品が100点。スクリーンプリントの技術に目を奪われる展覧会でした。



◆生徒の感想文から
「今まで持っていた美術や芸術の硬派なイメージがポップアートに触れたことで少し砕け表現することの多様性を知ることが出来とても勉強になりました。」
「子どもの頃の落書きを模写した作品やあえてありふれたロゴを作品にしたもの、チョコレートで描かれた絵画作品の模写などの驚く作品ばかりで、デザインの良さや楽しさ、自分の考えを伝える術はいくらでもあると思った。」


外は真夏の日差し。


その日差しの下、ピンクの看板が栄えてます!