あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

踏ん張りどころ

2006-05-25 | Weblog

今週は即日起案が3日あり,来週の2日とあわせて,前期修習のヤマです。

疲れがピークに達しています。

が,ここを乗り切れば後は比較的楽なので,がんばります


クールビズ

2006-05-23 | Weblog
通勤電車でそろそろクールビズの人がちらほら見かけるようになってきましたね。


研修所では別に決まっているわけではないと思うのですが,基本的にスーツ&ネクタイです。
ですので,まだ研修所の中でクールビズは見かけません。

でも,今日,研修所内での冷房は7月からというアナウンスがありました。
ということは,研修所での研修が6月16日までの僕らはクーラーなしで乗り切ることになります。

そうならば修習生もクールビズが認められるべきだと思うのですが,どうもその気配はありません。公務員は基本的にクールビズなので,準公務員である修習生もクールビズでよさそうなんですが…。

おそらく,みんながスーツ&ネクタイなので,なかなか自分だけ人と違うことはできないという横並び意識が原因なのでしょう。

先ほどのアナウンスでは「研修所では,地球温暖化防止の観点から,冷房は…」とどうでもいいまくら言葉がありましたが,そんなことより,一言「クールビズにしましょう」といってくれればいいのに,と思っていました。


もっとも今までのことは男性に限った話で,女性は,きちんとしたスーツとシャツを着ている人はもはや少数派で,私服じゃないのかと思える人が結構います。

「女はずるい」という男の声がありそうですが,男性と違い女性のほうが,不合理な古い慣習に縛られず,自由で合理的な存在であるということなんでしょうね。





格差社会

2006-05-22 | Weblog

またまたテンプレートを変えました。前のやつは本文がみにくかったため。


「みんな司法試験に受かったんだから平等だ」

そういわれてきました。しかしそうでもないかな。


今日めずらしく授業開始一時間近く前に研修所に早く来たら,もう数名の修習生が来ていて勉強していました。顔ぶれを見ると裁判官志望や検察官志望の人たちでした。


4月の授業開始のころは,みんな元気に発言していたのですが,このところ,特定の人たちが発言するようになってきました。

最初のころは,間違ってもいいからどんどんみんな意見を言っていたのですが,そのうち的を得た発言なのかそうでないのかをみんなが判別できるようになり,結果として,自信のある人のみが発言し,そうでない人はおとなしくなってきたような気がします。

特に裁判官志望の人や検察官志望の人はよく勉強しているので,それだけ発言するようになるので,上のような状態になるのだとおもわれます。


では,弁護士志望の人はどうかというと,弁護士になるには研修所を卒業できさえすれば成績は特段問題とならないので,全般にのんびりしています。が,いわゆる大手事務所に既に就職が決まっている人たちの中で,在学中ないし卒業一年目ぐらいで司法試験に受かったような人は,もともと勉強好きな人たちなので,大変熱心です。


僕が思うに,修習生はみな優秀であり,しかもまじめな人が多いです。
みんな優秀なんだから,少しくらい差がついてしまったとしても,気にせずがんばればいいのに,まじめさゆえに真剣に悩んでしまい,やる気を失ってしまっている人が多いような気がします。

格差社会を生きるには,格差を認識しつつも,それに振り回されるのではなく,自分にとって何が大切か,何が必要かを考え,自分の道を歩いていくことが大事なのでしょう。



先週あたりから返却された即日起案の結果には大体のランクがつくようになり,修習生の間に格差ができつつあります。

今週・来週で即日起案がそれぞれ3日・2日あり,それ以降は起案がないため,裁判官志望の人や検察官志望の人は大変重要な時期であるといえるでしょう(ますます差がつくことに?)



弁護士志望の僕としても,評価はともかくとして,満足のいく起案ができるようになりたいので,そこそこがんばるつもりです


折り返し地点

2006-05-20 | Weblog

前期修習も折り返し地点を通過しました。


忙しい毎日でしたが,目の前に出されたものを処理していただけで,充実感はありません。

ですが,長い通勤時間にもなれ,また,大変だと思った即日起案も,いまや普通に夕方まで講義を聞いているほうが苦痛に感じるくらいです。
改めて人間は環境適用能力が高い動物であることを実感させられます。


もっとも中には適用に困難をきたす者もいるようで,うわさでは,他のクラスに修習に来なくなってしまった人もいるらしいです(真偽のほどは確かではありません)。幸い,うちのクラスはみんな来ていますが,ちょっとこの忙しさは尋常ではなく,ドロップアウトする人が出てくるのもやむをえないかな,とも思います。


でも,みんなカリキュラムに文句を言いつつも,きちんと最低限のことをこなしているのは,さすがに司法試験に合格してきただけのことはあるな,と思います。
逆に,司法試験に受かるぐらいの力がないと,研修所のカリキュラムについていけないな,とも思います。

そういう観点からすると,将来,「研修所のカリキュラムについていけるだけの力がないと,裁判官・検察官・弁護士の仕事はできないだろうな」と思うようになるはずであって,結局こういったことの繰り返しなのでしょう。


人間,生きていくと必ずどこかで壁にぶち当たり,それを乗り越え,また新たな壁にぶち当たり,それを越えていくことを繰り返していくのでしょう。

要は,壁にぶつかったとき,あきらめてはならないのであって,それをいかに工夫して乗り越えるかということでしょう。

少し休んで,体力が回復すれば乗り越えられるかもしれませんし,まわり道をしたほうが結果として乗り越えられるかもしれませんし,うまい具合に抜け道があるかもしれません。



もっとも,前期修習は二ヶ月しかないので,ここにおける壁は,余り深く考えず,さくさくと乗り切ってしまったほうが得策かなと思っています


2006-05-18 | Weblog
帰宅途中ですが、少し飲んでるので、ケータイから投稿してます。



今日ある法律事務所の説明会にいったら、僕が司法試験を始めるきっかけになった人と会いました。

当時彼女は、大学卒業後すぐに司法試験に受かっていたのですが、「司法試験なんてすぐ受かるよ!」的なことを言って、まだ何もわからない僕を勉強会に誘い、結果として僕は、司法試験というこのヤクザな道(笑)に走ってしまいました。


それから数年、今や彼女も三人の子持ちとなり、弁護士業と主婦業を立派にこなし、かたや僕はこんな状態ですが、彼女と 出会わなかったら今この世界にいなかったかもしれないと思うと、そんな人と再会したことに何か強い縁を感じずにはいられません。

東京とは全然離れたところで弁護士をしていると思っていたので、大変びっくりするとともに、人の縁というものを改めて知らされた一日でした。