あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

しょっちゅう

2006-05-17 | Weblog
しょっちゅうテンプレートを変えています。また変えちゃいました。

ホントは自分で取った写真なんかを入れてCSSでデザインしたいのですが,何しろ時間がありません。6月16日の前記修習終了まで,気分しだいでポンポン変えていくと思います。

今日はこれから明日の課題をやります

法曹三者

2006-05-16 | Weblog
今日は刑事弁護の即日起案がありました。これで,刑事系科目は刑事裁判・検察と合わせ,三者の立場から起案をしたことになります。


一般に,裁判官・検察官・弁護士の三者を法曹三者といいます。
民事事件は,国に対して訴えを提起する国家賠償訴訟を除いて,三者が裁判の場に出てくることはないのですが,刑事裁判では三者が対峙します。

当然三者の立場によって見方が変わり,講義もそれぞれの立場から行われ,ちょっと辛口にいうと,刑事弁護では検察の捜査を徹底的に批判し左翼チックであったり,検察は「日本の治安を守っているのはオレ達だ」みたいな体育会的なノリだったり,刑事裁判は「結局最後の判断をするのは我々であって検察の物語にはだまされない」みたいなエリート意識だったりします。

基本的に他者を批判する話は面白く,講義するほうは別にいいのでしょうが,我々修習生は混乱します。すなわち同じ刑事系科目であっても,刑事裁判・検察・刑事弁護で求められている答えが異なるからです。
これは大学や司法試験でやる刑法・刑事訴訟法の勉強とは大きく異なる点です。


今日の起案も,部外秘なので詳しいことは言えませんが,刑事弁護は原則として被告人の言い分を尊重しなくてはならないのに,先週やった刑事裁判・検察の頭で考えてしまい,被告人の言い分が無理っぽく思えてしまい,なかなか頭の中が整理できませんでした。

来週にはまた刑事裁判と検察の起案が入っており,頭を戻さなくてはならず,しばらく混乱が続くでしょう。






給料日

2006-05-15 | Weblog
今日は給料日でした。先月も出ましたが,修習は16日から始まったので,半月分でしたので,丸々一か月分もらうのは今月からです。


修習生にも給料が出ます。
何で勉強しているのに給料が出るのか?との声もありましょうが,出ます。
その趣旨は,財産のない人であっても,裁判官などになれるように,ということと,以前書いたように,修習生は修習専念義務を負っているので,バイトが禁止されており,その代わりに,ということもあるようです。
まあ,一般の会社でも研修期間中でも給料が出るのと同じようなものでしょう(ちょっと長い研修ですが…)

ただ,額は大卒の国家公務員と同じなので,家庭のある人は大変です。
また,修習生は,全国各地の裁判所に配属され,埼玉県の司法修習所に出張しているという形になっているので,どこに配属されたかによって,物価調整手当が異なり,最も高い東京で1割程度上乗せされます。
全く手当のつかない地方の人が,「同じところで生活し修習を受けているのになんでさをつけるんだよ」と文句がいいたい気持ちはわかりますが,彼らは格安の費用で寮に入れているので,大きい声では言えません。

基本的に,住居費以外,都会と地方でさほど差がないのに,物価調整手当なんて時代錯誤なのかもしれません(食費なんて,大型スーパーが価格競争をしている都会のほうが安いかもしれません)。


せっかくもらった給料ですが,プリンターを買ったり,本を買ったり(結構高い。みんな一冊5000円以上),定期券を買ったり,クラスの旅行費用を払ったりしたら,見る見る減っていきました

しばらくかつかつの生活が続きそうです。

雨の休日

2006-05-13 | Weblog

関東地方は雨でしたね。
来週は天気がいまいちのようですね。

せっかくの休日ですが,雨だったので,買物などいくつかの用事と週末の修習課題のひとつを済ませたほか,何もせずに一日が終わってしまいました。
もっとも,晴れていてもやることは同じなのですが



今日はお昼にカルボナーラを作りました。

カルボナーラは,生クリームを使うのですが,スーパーに売っているのは200ミリットル入りで,あまってしまうので,なかなか作れずにいました。
学生のとき一人暮らしをしていたときは,コーヒーのクリーム(ちっちゃいやつ)で代用したこともあったのですが,今考えると,もったいなかったですね。

カルボナーラは,昔炭鉱で働く人が体力をつけるために食べた料理らしく,生クリームにとどまらず,チーズ,卵を入れるので,かなりの高カロリーです。たまに無性に食べたくなり,食べた後,いつもやべえ,と思うのですが,また食べてしまいます





ようやく

2006-05-12 | Weblog
起案ウィーク第一弾終了です。もっとも再来週にまたありますが…。


今週は即日起案(朝記録をもらってそれを読み夕方までに書面を作成する)が3本もありました。

即日起案の日は,朝10時に研修所に着いてから,記録とその日書くべき事項が指示された書類をもらい,午前中2時間ぐらいで記録を読み,昼ごはんを食べ,夕方5時までに書面を完成させます。
休憩は各自が自主的に取り,昼休みも勝手に取ります。起案の内容についてはほかの人と話してはならず(合議禁止),ほとんど誰とも話さずに一日が終わったりすることもありえます。
とはいっても,昼休みに起案について話している人もいたり,休憩を長めに取ったりする人もいるのですが


でも今日の検察起案はこれまでと違いました。

今日の検察起案は,警察から送られてきた捜査資料と検察独自の捜査資料を読んで,起訴するかどうかを判断して,起訴状又は不起訴裁定書を作成し,どの程度の刑罰を求めるのか意見を書くものでした。
起訴状そのものは簡単なものなんですが,起訴すると判断した理由を,証拠から事実を認定しつつ説明しなくてはならず,結構大変です。

今日は,初めて実質的に資料をみないでする起案であったこともあるのですが,事件の内容が複雑で,かつ被疑者(犯罪の疑いをかけられ,捜査の対象となっている人)が犯人といえるかどうか微妙な事案だったので,判断・記述が大変難しいものでした。

そのため,いつもは食堂やラウンジで話していたり,喫煙所でたむろしていたりする人がそこそこいたりするのですが,今日はほとんど見当たらず,また,いつもは速く終わって先に提出したりする人もそこそこいたりするのですが,今日は余りおらず,結果として終わってから周りの人と話せることになってしまいました(おかげで今週末にやるべき課題で,僕が忘れていたものを教えてもらえました


日に日に修習生に求める程度が高くなり,ぜんぜん進歩している感じがしないのですが,一方でだんだん慣れてくる自分もいたりします。
こないだなんか,特にやることもなかったのに,12時半じゃ寝るのは早いかな,と思い,無駄に2時ちかくまでおきていたこともありました(翌日は6時半起床)。

夜中まで働く人がいるのは,単に仕事が忙しかったり,金を稼ぎたかったりすることもあるのでしょうが,単に慣れでやっているだけだったりするのかもしれませんね