あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

折り返し地点

2006-05-20 | Weblog

前期修習も折り返し地点を通過しました。


忙しい毎日でしたが,目の前に出されたものを処理していただけで,充実感はありません。

ですが,長い通勤時間にもなれ,また,大変だと思った即日起案も,いまや普通に夕方まで講義を聞いているほうが苦痛に感じるくらいです。
改めて人間は環境適用能力が高い動物であることを実感させられます。


もっとも中には適用に困難をきたす者もいるようで,うわさでは,他のクラスに修習に来なくなってしまった人もいるらしいです(真偽のほどは確かではありません)。幸い,うちのクラスはみんな来ていますが,ちょっとこの忙しさは尋常ではなく,ドロップアウトする人が出てくるのもやむをえないかな,とも思います。


でも,みんなカリキュラムに文句を言いつつも,きちんと最低限のことをこなしているのは,さすがに司法試験に合格してきただけのことはあるな,と思います。
逆に,司法試験に受かるぐらいの力がないと,研修所のカリキュラムについていけないな,とも思います。

そういう観点からすると,将来,「研修所のカリキュラムについていけるだけの力がないと,裁判官・検察官・弁護士の仕事はできないだろうな」と思うようになるはずであって,結局こういったことの繰り返しなのでしょう。


人間,生きていくと必ずどこかで壁にぶち当たり,それを乗り越え,また新たな壁にぶち当たり,それを越えていくことを繰り返していくのでしょう。

要は,壁にぶつかったとき,あきらめてはならないのであって,それをいかに工夫して乗り越えるかということでしょう。

少し休んで,体力が回復すれば乗り越えられるかもしれませんし,まわり道をしたほうが結果として乗り越えられるかもしれませんし,うまい具合に抜け道があるかもしれません。



もっとも,前期修習は二ヶ月しかないので,ここにおける壁は,余り深く考えず,さくさくと乗り切ってしまったほうが得策かなと思っています