あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

新制度の影響?

2006-06-30 | Weblog
弁護修習もなれてきました。


僕の修習先は、一般民事の個人事務所で、弁護士も気さくな人なので、気楽にやってます。

事件の種類は、ごく一般的な弁護士が受ける事件はだいたいやっているようです。弁護修習中に国選弁護が一件・当番弁護が一日と、刑事事件は少なめですが。



弁護士について裁判所に行くと、法廷で、裁判官・相手方弁護士に付いた修習生に会います。


弁護修習は基本的に一つの事務所に修習生が一人配属されるので、実務修習の最初が弁護修習である班の修習生は、修習生全員が大部屋に入れられる検察修習の班の修習生や一つの部に複数の修習生が配属される裁判修習の班の修習生と異なり、ひとりぼっちになってしまいます。

そういう状況なので、裁判所に行って、裁判官の隣に座っている裁判修習の修習生や、相手方の弁護士に付いている修習生などに会うと、ちょっとホッとします


もっとも、今のところ、どの裁判でも『必ず』修習生に会います。


我々の修習は、今年の12月頃(?)から行われる、法科大学院を卒業し新司法試験に合格した人を対象とした、新制度の修習の影響で、修習地がだいぶ削減されています。


そのため、一つの修習地あたりの修習生が増加し、どの裁判でも修習生がくっついてくる、という現象が生じているのでしょうか?




弁護修習

2006-06-27 | Weblog
弁護修習が始まりました。


弁護修習では,修習生が原則として一人の指導担当弁護士に付き,その弁護士の仕事を通じて弁護士実務を学びます。

弁護士が裁判に出頭すれば,一緒について行き,弁護士が法律相談をするときは隣に座ります。裁判所で修習生が意見を述べることはありませんが,法律相談では,意見を求められたりします。

原則として一人の弁護士に一日中ついて回るので,その弁護士との相性が問題となってくるのですが,基本的に担当弁護士の変更は認められません。

まあ,相性といっても仕事の上での相性にすぎず,しかも3ヶ月しかありません。
なんにも知らない修習生と違って担当弁護士は弁護士の実務経験が一定以上あるひとばかりですし,また担当弁護士が修習生を受け入れるのはボランティアみたいなものなのですから,いまいち合わないと思っても,修習生はあきらめるしかないでしょう。


第一,人と人との相性がいいか悪いかなんて,すぐにはわからないのが普通であり,あんまり合わないな,と思っても長く付き合っていることなんでザラですしね

むしろ,第一印象で決め付けないほうがストレスがたまらず,人と人とのつながりも広くなるような気がします。

ただし,男女間の印象は第一印象が重要なような気がします。後からなんで好意を持ったのか考えてみると,最初の印象がちょっと違っていた,なんてことが結構多いような気がします。
もっとも,最初いいと思っても,あとから別にどうでもよくなることもそれなりにあるので,そういう気がするというにすぎませんが


まずは新しい勤務地になれることが第一ですかね

修習再スタート

2006-06-25 | Weblog
先週末から実務修習が始まり,修習が再スタートしました。

実務修習は,先々週までの司法研修所での前記修習と異なり,裁判所・検察庁・弁護士事務所などの実際の現場で,裁判官・検察官・弁護士につきつつ,行う修習です。たとえば,検察庁での修習では,容疑者の取調べなんかもやったりします。

実務修習は,全国各地に分かれ,さらに班ごとに分かれ,ローテーションで,裁判所で民事裁判3か月・刑事3ヶ月(2週間の家庭裁判所での修習を含む),検察庁で3ヶ月,弁護士事務所で3ヶ月の各修習を合計1年間行います。

僕の班は,弁護修習からです。
弁護修習は,原則的に,一事務所に一人修習生が配属されるので,班ごとの修習といっても,たまにある合同修習以外ばらばらに行われます。

よって,どの事務所に配属されるかによって修習内容がだいぶ変わってくる可能性もあるのですが,どのみち3ヶ月しかいないので,修習内容自体は,たいして違いはないでしょう。


先週末に始まったとはいえ,初日は開始式とオリエンテーションでほとんどの時間を費やしたので,実質的には明日月曜日からスタートとなります。

実務修習は,正に現在進行形で起こっている事件を扱うので,より厳格な守秘義務が課されます。
よって,日記の内容がかなり抽象的になると思われますが,ご容赦ください



シーズンⅣ(ネタばれ注意)。

2006-06-20 | Weblog


休みを利用して,24のシーズンⅣをみました。



まだ見てない人もいるかもしれないので,具体的な話はしませんが,アメリカ対テロリストという毎回おなじみの構図で,うがった見方をすれば,アメリカの対テロ政策のプロパガンダともいえなくもありません。

また,マンネリを防ぐためか,ちょっとメロドラマ的要素が入ったり,シーズンⅢまでの登場人物を登場させるためにやや無理目な設定がされており,その点も気になりました。

さらに,見てるこっちがなれてきたこともあるのですが,全体的に展開が見えやすいような気がしました。ジャック・バウアーは絶対死なないという頭があるので,あんまりどきどきしなくなってきました。


とはいうものの,全体的なテーマとして『決断の重要性・難しさ』があるように感じられ,見ていてそれなりに面白いです。CTUのコンピュータ関連の細かい点もアップデートされています。


僕としては,シーズンⅢのほうが面白かったのですが,見出したら止まらず,結局最後まで一気に見てしまいました。


シーズンⅤも9月からレンタル開始らしく,なんだかんだいいつつ,結局見てしまうのでしょう


前期修習も終わりましたので

2006-06-19 | Weblog
前期修習も終わりましたので,テンプレートを変えてみました。


前期修習終了日は,打ち上げで,生まれて初めて,屋形船に乗ってきました。
毎年,複数のクラスが屋形船で打ち上げするらしく,今年も複数のクラスが屋形船に乗ったようです。

正味二時間で,お台場までいき,一時間くらい停泊して戻ってくるコースが定番のようで,お台場の周辺は屋形船だらけでした。

料理もおいしかったのですが,天気がよく,お台場の夜景がきれいだったので,長い時間屋形船の屋根の上に上がっていて,結構食べ残してしまいました。失敗





前期修習は2ヶ月でしたが,あっという間に終わってしまったと思う反面,密度が濃かったので,半年ぐらいたったのではないかと思う面もあり,複雑な感じです。


修習内容の習得については,詰め込みすぎの感もあり,消化不良なため,これから復習しておかなければなりません。

このままほうっておくと,後期修習でまた一から出直しとなってしまうおそれがあり,そうなると,後期修習終盤で行われる研修所の卒業試験(通称『二回試験』。司法試験を一回目と考える),にも影響が出てきます。
入所前に勉強してなかったことを悔やんだ僕としては,同じ失敗を繰り返してはなりません


人間関係については,うちのクラスは,まじめでいい人たちが多く,良い二ヶ月間を過ごすことができました。

世間一般の印象では,裁判官はくそまじめで世間知らずの人間が多く,検察官は冷酷で堅物の人が多く,弁護士はえばっていて金儲けしか考えてない人が多いとされているかもしれません。

しかし,僕の印象では,修習生は,基本的に,まじめで性格のよい人が多いように感じられ,うちのクラスに関しては,この人はいやだな,と思う人はいませんでした(今後変わっていくのかもしれませんが)。


もっとも,ここ数年は,修習生に限らず人間を嫌いになるようなことはなくなり,みんなから嫌われているような人でも,普通に接することができるようになって来たような気がします。

人間,誰しも良い面と良くない面があり,良くない面を気にしないようにすれば,相対的に良い面が浮き上がり,人間関係で苦痛を感じることはなくなるのではないかと思います。

ただ,良くない面を気にせずにいられるかどうかは,自分自身の精神状態にかかっており,結局自分自身をコントロールできるかどうかが,人間関係をうまくやれるかどうかにもつながってくるような気がしています。

そのためには,まずは健康状態を万全にしておく必要があるのですが,修習の疲れとともに,最近は飲む機会が多く,ちゃんとした食事をしていないので,ここらで生活の見直しをする必要があるようです