あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

格差社会

2006-05-22 | Weblog

またまたテンプレートを変えました。前のやつは本文がみにくかったため。


「みんな司法試験に受かったんだから平等だ」

そういわれてきました。しかしそうでもないかな。


今日めずらしく授業開始一時間近く前に研修所に早く来たら,もう数名の修習生が来ていて勉強していました。顔ぶれを見ると裁判官志望や検察官志望の人たちでした。


4月の授業開始のころは,みんな元気に発言していたのですが,このところ,特定の人たちが発言するようになってきました。

最初のころは,間違ってもいいからどんどんみんな意見を言っていたのですが,そのうち的を得た発言なのかそうでないのかをみんなが判別できるようになり,結果として,自信のある人のみが発言し,そうでない人はおとなしくなってきたような気がします。

特に裁判官志望の人や検察官志望の人はよく勉強しているので,それだけ発言するようになるので,上のような状態になるのだとおもわれます。


では,弁護士志望の人はどうかというと,弁護士になるには研修所を卒業できさえすれば成績は特段問題とならないので,全般にのんびりしています。が,いわゆる大手事務所に既に就職が決まっている人たちの中で,在学中ないし卒業一年目ぐらいで司法試験に受かったような人は,もともと勉強好きな人たちなので,大変熱心です。


僕が思うに,修習生はみな優秀であり,しかもまじめな人が多いです。
みんな優秀なんだから,少しくらい差がついてしまったとしても,気にせずがんばればいいのに,まじめさゆえに真剣に悩んでしまい,やる気を失ってしまっている人が多いような気がします。

格差社会を生きるには,格差を認識しつつも,それに振り回されるのではなく,自分にとって何が大切か,何が必要かを考え,自分の道を歩いていくことが大事なのでしょう。



先週あたりから返却された即日起案の結果には大体のランクがつくようになり,修習生の間に格差ができつつあります。

今週・来週で即日起案がそれぞれ3日・2日あり,それ以降は起案がないため,裁判官志望の人や検察官志望の人は大変重要な時期であるといえるでしょう(ますます差がつくことに?)



弁護士志望の僕としても,評価はともかくとして,満足のいく起案ができるようになりたいので,そこそこがんばるつもりです


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