あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

ようやく

2006-05-12 | Weblog
起案ウィーク第一弾終了です。もっとも再来週にまたありますが…。


今週は即日起案(朝記録をもらってそれを読み夕方までに書面を作成する)が3本もありました。

即日起案の日は,朝10時に研修所に着いてから,記録とその日書くべき事項が指示された書類をもらい,午前中2時間ぐらいで記録を読み,昼ごはんを食べ,夕方5時までに書面を完成させます。
休憩は各自が自主的に取り,昼休みも勝手に取ります。起案の内容についてはほかの人と話してはならず(合議禁止),ほとんど誰とも話さずに一日が終わったりすることもありえます。
とはいっても,昼休みに起案について話している人もいたり,休憩を長めに取ったりする人もいるのですが


でも今日の検察起案はこれまでと違いました。

今日の検察起案は,警察から送られてきた捜査資料と検察独自の捜査資料を読んで,起訴するかどうかを判断して,起訴状又は不起訴裁定書を作成し,どの程度の刑罰を求めるのか意見を書くものでした。
起訴状そのものは簡単なものなんですが,起訴すると判断した理由を,証拠から事実を認定しつつ説明しなくてはならず,結構大変です。

今日は,初めて実質的に資料をみないでする起案であったこともあるのですが,事件の内容が複雑で,かつ被疑者(犯罪の疑いをかけられ,捜査の対象となっている人)が犯人といえるかどうか微妙な事案だったので,判断・記述が大変難しいものでした。

そのため,いつもは食堂やラウンジで話していたり,喫煙所でたむろしていたりする人がそこそこいたりするのですが,今日はほとんど見当たらず,また,いつもは速く終わって先に提出したりする人もそこそこいたりするのですが,今日は余りおらず,結果として終わってから周りの人と話せることになってしまいました(おかげで今週末にやるべき課題で,僕が忘れていたものを教えてもらえました


日に日に修習生に求める程度が高くなり,ぜんぜん進歩している感じがしないのですが,一方でだんだん慣れてくる自分もいたりします。
こないだなんか,特にやることもなかったのに,12時半じゃ寝るのは早いかな,と思い,無駄に2時ちかくまでおきていたこともありました(翌日は6時半起床)。

夜中まで働く人がいるのは,単に仕事が忙しかったり,金を稼ぎたかったりすることもあるのでしょうが,単に慣れでやっているだけだったりするのかもしれませんね