本場イタリア 食の話 (その4)
シェフおすすめのピッツァ
「ナポリターナ食ってから死ね!?」の巻
(※ことわざ「ナポリを見てから死ね」=「日光を見ずに“結構”と言うな」)にあやかって。)
←元祖ピッツァ・マルゲリータ ←どこのピッツェリアでも独自の窯で焼いてます
元々はただ生地(平たいフォカッチャ)を焼いたものからはじまり、17世紀以降にチーズやバジルの乗ったものが誕生。
それ以降、ナポリの漁師たちが軽食として作らせた「マリナーラ」(↓写真)が登場。
次第にイタリア全土へ広がり、各土地の風土に合った具材が乗っかって作られるようになったとか。
イタリア政府はナポリのピッツァを伝統的特産品とするため「ピッツァ・ナポレターナ」認定を設けている。
これには産地指定材料の使用、規定の作り方、形状、焼き方など覚えられないくらい実に細かい。
さすがイタリア、食文化についてはプライドをかけています。
イタリアでは食べる側のプライドがずいぶん反映して、各地にスローフードに通じる運動があるように思えました。
さきほど日本の食の問題が取り出されていますが、実のところ消費者側の意識も問題あるのではないでしょうか?
自分たちの土地のものを買って食べる。それが基本だと思います。
では、おすすめピッツァ!
第1位 ピッツァ・マリナーラ
トマトソースとオレガノ、にんにくのみ。生地はもっちり。シンプル&ビッグサイズ(※直径30センチ前後。上に見えるは250mlビールビンなんですけど・・・)
第2位 ピッツァ・フンギポルチーニ
フレッシュポルチーニ茸のピッツァ。香りも味も極上。フィレンツェにて。
第3位 ピッツァ・ロマーノ
ローマっ子が大好きなピッツァ。こちらは軽食向き。生地はカリッ!と。
イタリア国内どこのピッツェリアも実においしいです。(現地ではガイドブックは無視してもOK)
使用するチーズにトマトソースに間違いがないので。
個人的にはピッツァ発祥、プライドのナポリターナ。
「本物食わずに死ぬるか!」と思い、たどり着いたナポリでした。
☆3月20日(木)STVワイド フィンガーフード・ケータリング紹介 シェフ出演
アーカイブ→http://www.stv.ne.jp/tv/dosanko/ayanet/index.html?idno=20080320125603
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