「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

耐震改修とリフォームの工事が始まります。

2008-04-07 21:55:12 | 耐震改修と共に住み良くリフォーム

耐震改修の現場がもうすぐ始まります。

2006年に健康診断をした方から、
いよいよ耐震改修と住みよくする為のリフォームを行いたいと
2007年9月末に連絡があり、10月末から設計が始まり、
今年の3月末に設計が完了し、工務店に見積を依頼しました。

その結果、概算工事費の予測とそれほど食い違い無く、
工事費を了解していただき、工務店と工事契約を済ませ、
御近所への挨拶もスムーズに行われました。

工事の期間は、これから約2ヶ月間の予定です。

設計に5ヶ月、それで工事に2ヶ月です。

ずいぶんのんびりと設計をしていたように思われるかもしれませんが、
改めて、耐震診断を行い、その上で、今まで長い間使い続けて段々使いづらくなってきた
お台所や浴室、洗面所をどうすれば、工事費をそんなに増やさずに、使い良く出来るか、
建て主さんと何度も細かい処まで打ち合わせをし、ショールームに一緒に行ったりしながら
設計者も建て主さんも、これなら確かに住みよくなりそうだと、お互いに納得出来る計画になるまでやはり何度も図面で、シミュレーションを行っていくと、あっという間に時間は経っていきます。

それでも、設計契約のときに、ほぼ、お約束した期間で図面を仕上られたので、ほっとしました。
これからは、工務店が主となって、実際にお住まいを解体し、新しく、基礎や耐震壁を作りながら、工事を進めていきます。

でも、気は抜けません。工事監理という重責があります。
幸い現場が近いので、すぐに駆けつけることも出来そうです。
そういう意味では、設計者や工務店が現場から近いと言う事は、建て主さんにとって、メリットが大きい事だと実感します。

ただ、リフォームのときは、解体するとどんな状態の構造体が現れるか分からない事が多く、
シロアリの食害があったり、漏水による木部の腐朽があったり、思った以上に
予備費が必要な事もあります。
そんな事も前もってお伝えしながら、打ち合わせを進めてきましたが、やはり、あまり傷んでいないと良いなあと思っています。

それは、前の施工者の技量にかかっています。ですから、やはり、世の中全体の技術力が優れていると安心が出来ます。
着実に、良心的に設計、工事監理をしたいと思いますし、施工者に信頼が置けることが一番と思います。


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