ミラレパ 茶房

★ミラレパとは、チベットの偉大なるヨガ行者の事である。
Milarepa a great saint of Tibet

VOL. 308 谷川岳~尾瀬トレック その2

2012-10-12 | mountain & outdoor
早朝4時起き、真っ暗だし晩から雨が降り続いている。

尾瀬はマイカー規制があって、途中の駐車場から有料バスが出る。

連休というので、観光客やハイカーやらで混雑するというので早く行動。

だけど、すでに人が多い。雨が降っているから一斉に屋根のあるところに押しかける。


ゆっくり朝食もとれないまま、立っておにぎりを食べてすぐ出立。真っ暗だ。

どんよりした曇り空と、標高も高いのでとても寒い。

尾瀬の湿地に出てからは、もう木の板上をひたすら歩く。

荒野へ・・・の湿地バージョン。 ほんと、延々と歩く静かな平原湿地。

  

ふと、あたりを見回すと山の形状がなんか違う。つまり、原風景というやつ。

人や車のほとんど入らない、杉に犯されていないぼこぼこした源林の山。

  

ところどころの紅葉も美しい。初めて見た黒サンショウウオ。澄んだ空気。。

初めての尾瀬、ほんとはこういう高貴な観光地は気が進まなかった。

だけど、その高貴さは改めて維持されてゆくためのものだと感じ、来てよかったと思う。

  

しばらくして、地図表示が出て見ているとトレッキングコースもあるようだ。

そこを登って出発点の場所までいけるので急遽、路線変更した。⇒富士見峠コース

ぼちぼち、はてしない湿地木道にもおなか一杯になったところだった。



路線変更してすぐ、道を間違いアクシデントもあり、あやうく湿地戻りになるとこだった。

はじめは傾斜がなく森林散歩が続き、大好きなキノコスナップでテンション上場。

  

さすが、湿地尾瀬。キノコの寄生繁殖力がハンパない。

紅葉狩りなども楽しみつつ。。  

頂上までくると、また視界が一変する。1996Mもあるので、かなり見晴らしがよい。

   

  

久しぶりのロングトレック。足もがたがたきたけど、この日は調子よかった。

今日はろくなもの食べてないので、山から戻ったら何食おうかとあれこれ。

また道の駅で温泉につかり、さっさと渋川へ移動して夕食だ。(和食派)

⇒その3へつづく。




VOL. 307 谷川岳~尾瀬トレック その1

2012-10-10 | mountain & outdoor
三連休はあいまいな予定で群馬へ向かった。

前回、群馬に行った時は沼田市と伊香保あたりで、今回も同地に寄ったり。

水上にあるスキー場へ2度ほど行ったことあり、その先には谷川岳がある。

午後に着いて、地元の定食屋で昼食を食べてからと、「竹」という食事処へ。

お勧めの「あずま定食」を食べ。漬丼のコシヒカリがたいへん美味で感動。

すぐお隣はコシヒカリのメッカ、魚沼である。納得。

小そばも付いて、それもまた大変おいしくてなんだか嬉しかった。

それから谷川岳へ向かい、前から気になっていた「一ノ倉沢」を見るため、

山道をひた歩くこと1時間半、ど~んと目の前に現れた壁。興奮なり。

  

これ、登るのは無理~って思いながらも、足が一歩でも近づこうと進んでいる。。

でも、途中で亡くなった方のレリーフとか花があって、それもだんだん。。

  

 ↑最近のものと思われる顕花       ↑異様な残像ザイル


そんなところを見ながら、沢を進んだけど、もうこの先はクライマーでない

私の立ち入る場ではないオーラが漂う。。ど~んと。


それはとても未知で、恐怖で、なんか憧れてしまう存在。

その横を、疲労な姿で下山してきたクライマーが通った。

普段のトレッキングでは目にしない、メットをぶら下げて。。


また、このメット系の技も興味あり。。


前に古本で買ったクライマー事故処理話の本を思い出し、未読だったので

ようやく読むぞ!!という意思が沸く。やっと。




折り返したふもと近くに、谷川岳山岳資料館があるので閉館時間だったけど

見せてもらって、昔の岳登りの様子を貴重な資料と道具に出会う。

中には、私が購入した同じ古本もあって、ますます読む意思が沸く。

昔の登山道具はほんとに気の毒。今に比べるとクオリティーが悪すぎる。

この現代、確かにこの旧式の道具で慣らした方々だってまだ現役だ。。

ここの館長?さんと少し話したが、昔の道具のひどさがよく伝わってくる。


わたしも知って持っていたその布ザック。

昔はファッションのつもりで使ってたけど、これを山使用にとは思わない。


・・・日も暮れ、今宵は社中泊のために温泉へ寄っておく。

明日は早朝より尾瀬入りなのだが、雨が降ってきた。

つづく。。その2へ

VOL. 303 キャンプ@道志の森20120804

2012-08-07 | mountain & outdoor
 暑い日がつづきます。 もう盛夏です。

 週末は山梨県道志村の森でキャンプに行ってきました。

 いつもトレッキングだと荷物が少ないのだけど、キャンプとなると多くなる。

 二人でキャンプだから、まあ食べ物と飲み物くらいなものだけど。

 野菜は近くの道の駅で調達し、その他は前日買出し。

 今回は、ラッキーな場所を確保でき、かなり避暑地だった。

 

 小川沿いの木々に囲まれた広い場所。

 キャンプ場着いたのがお昼を少し過ぎてしまったので、軽く焼きそばを作ってたべる。

 

 すでにビールを飲みながら、食後はだらだらと、木陰下で昼寝。

 涼しい・・・東京の灼熱を忘れられる・・・。

 夕方まで、その涼しい時間を読書に費やす。

 ビールを飲みながら、トウモロコシを茹で塩つけて食べた。旨い!!至福だわ~

 

  夜飯はキャンプ定番のカレー。しかも全部野菜。
 
 サイドメニューの野菜焼きと塩豚焼き、サラダ、道志村特産のクレソンと茗荷を食べつくす。

 

 お腹いっぱいで、お酒も飲みすぎ、もう片付けして寝るだけだ。。

 ここのキャンプ場、このエリアは水場もトイレもリニューアルしたばかりのようで

 とても清潔でうれしい。他のテントサイトでは無さそうだな。ラッキーだ。

 そして当然のように家族連れが多く、夜中までドンチャン騒ぎもない。

 夜はやや肌寒いほどで、虫もほとんど気にせずに眠れた。

 寝袋に入ってもちょうどいい気温。ぐっすり眠れた。

          
 
 早朝、久しぶりにモイスチャーな朝に起きてコーヒーを入れてゆっくりした。

 まだ肌寒い。森の中はこんなにも気温が違うのかと、感心する。


 朝ごはんは昨晩の残りカレーとサラダ、マフィンを焼いて食べた。

 二日目のカレーは旨い。しかも朝から・・・。

 

 食べたら食器を洗って、歯を磨いてまたゴロゴロと寝たり、本読んだり・・・

 12時には出なきゃいけないので、野菜も始末したいので、まだ10時半頃に

 ランチとしてインスタントらーめんに残り野菜を入れて食べた。

 しかし、食っちゃー寝ーのキャンプも、場所がラッキーだったからな~と。

 その後、阿佐ヶ谷までバリ舞踊を見に行き、友達と飲んで帰った。

 

  

  

VOL. 302 金峰山トレック

2012-07-30 | mountain & outdoor
 
猛暑、酷暑の中、山梨県と長野県の境になる山峰は「金峰山」へトレッキング。

 早朝から登山の為、前夜に出発となり駐車場で車中泊。@瑞垣山荘登山口P

 AM5:30ころよりトレック開始、この登山口で標高1500M程あるのでやや涼しい。

 それでも、ぐんぐん急勾配を上っていくのですでに暑い。。

  

 森の中は鳥の囀りがなんともすがすがしく、こんなところで目覚めたいと思うのです。

 ぐんぐん登るのだが、やはり道草クセがあって、きのこ撮りにはまってしまふ。

   

 途中に山荘もあり、湧き水が豊富でキンキンに冷えた天然水を汲んでいきます。


 だんだん巨岩やら岩肌も見え始め、エキサイトし始めます。。

  


 見晴らしもよくなり、辺りの山々を見渡せるほどに。。

 

 ど~んと岩の峰にさしかかる。下を見下ろす足がすくむほど恐怖もあり。

   

 ここからの岩尾根は油断禁物!!

 大きな石の上を歩くので、時より膝を打ったりして激痛・・・。

 11時半過ぎに山頂に登頂。2599M

  

 山頂にある巨岩群は、さすが霊峰の山だけあって神々しい。

 

 修験山でもあるので、石塔や祠もあり。

   

 山頂でお昼ごはんを食べ、また来た道を下山する。

 今日は天気いいけど、あまり遠くの山を望めず・・・

 それからの下山は、膝にきました。。岩の上を歩くのってけっこう膝に負担がかかる。

 ストックが欲しいな・・・アウトドアってお金がかかるよ・・・。

 途中の湧き水でコーヒーを入れてブレイク。

 水がおいしいもんだから断然コーヒーも旨い!

 3時半ころ、ぐたぐたになりながら到着。下界は暑い・・・。

 帰りに近くの「増富の湯」ラジウム温泉で汗を流し、すっきり。

 かなり足にきてる。。。今は重い足を引きずりながら階段の下りがキツイ・・・。

 普段から鍛えていれば、もっと軽快なんだろうな~、、筋肉痛もなく。。反省。

 おわり。

VOL. 298 乾徳山トレック(アタック)

2012-07-02 | mountain & outdoor
久しぶりのトレッキング行ってきました。

 今回は山梨県の三富村徳和地区から登る「乾徳山」mt.2031m です。

 ここは山頂までのアプローチにあるクサリ場がちょっとしたスポット。

   

  登山口付近の集落           

 
 初めて登るので、本当はルートをしっかりチェックするべきだったのに、

 それを怠ってしまったという・・・少し的外れなアプローチを辿ってしまふ。。

 誰も行っていない尾根コースを選択してしまった。

 その3ヶ所くらいある山頂までのルートで、途中に交わる「扇平」の平原はよい。

    

 途中もいろんなキノコやら高山お花やらを愛でつつ、楽しみながら、苦しみながら登る。。

 

 だんだんに見えてくる巨岩たち・・・道もいっそうに険しくなります。

   


 そしてクサリ場が出はじめ・・・

     
 左)クサリ場の岩               右)髭剃り岩
 

 久しぶりのクサリ場や険しい巨岩群などにしばしエキサイトしながらの山頂付近です。

   

 山頂の様子と山頂からの眺め↓  

   

 ちょっとガスがかってたので眺めはイマイチだったけど、それが余計に恐怖感あってスリルでした。
 
  

 山頂付近でお昼をたべ、さっさと撤収。

 次々やってくる登山者とすれ違いながらの下山へ。

 下山はいい広葉樹の森林に囲まれながら下ったけど、だんだんだるくなってしまい・・・

 というのも、クサリ場でカエルのようによじ登って一気にガタがきてしまったのだ。

 
  ビューティフルフォレスト~

 帰りは秩父の大滝温泉で湯につかってぐったり~ 帰ってビール!撃沈・・・
 おわり。
 

 
  

VOL. 293 新緑トレック@藤野~檜原 2012・5・19

2012-05-21 | mountain & outdoor
 
今年に入って、ほぼ初?のトレッキングになるかな・・・
 
 だいぶ身体も鈍くて重くなっているので、足を慣らすハイク&トレック

 新緑のこの季節に、また足を慣らすにはちょうどいいこのコースを縦走したのは2度目。

 藤野の佐野川地区をスタートして三国峠~檜原村へ抜ける新緑縦走。

  ←佐野川の茶畑。葉も青々   

 しかし、いい天気なのでテンションもあがるわあがるわ。

  ステキ!アプローチ  蕨もとれた。

 三国峠に着いたのはお昼少し前。うっすら富士山を見ながらランチタイム

 

 
  オクラをさっと茹で(軽くて時短!)

 
  久々のカップめんはおいしいもんだ。おにぎりセット

 とても気持ちいいのだが、温かいと虫たちがうるさいので油断できず。。

 ここより、いくつもの小さな峰を縦走するコースがお気に入りです。

 
  見上げるとまばゆい木々

 
  根元から何本も太く分かれた木も覚えてる。

 
  この尾根道は、山梨(右)西東京(左)と分かれているからなのか、

  道を挟んで杉林と広葉樹にくっきり分かれているのも興味深い。

         
 
 ん~、約5ヶ月ぶり?の山歩きは結構足にきます。いや、全身にきてる。

 檜原村に下りてから、バスで五日市線の駅まで50分くらいなんだけど
 
 混んでいたからずっと立ちっぱでした。

 付いた頃もまだ陽が高く、待ちわびていたビールをごくごくと。

  飲み干し~    

 立川でワンタンメンを食う也。。

 このあと帰宅し、汗を洗い流してさっぱり後のまたビールで晩酌。。

 おっさんみたい・・・

 

  

 

 
 

VOL. 269 紅葉 @高尾山2011

2011-11-27 | mountain & outdoor
 
秋晴れの休日に、1年ぶりともなる高尾山へ紅葉を見に行きました。

 毎年、高尾山口ではも「みじまつり」なるいろいろな催しShowを行っている。

 その前方には、煌々と赤く染まった紅葉がまばゆい。。

   

  午後も、人々が下りてくる頃に登り始めたわけで、やや急ぎ足に山頂から少し奥の「もみじ台」へ

 がんがん登ったため、汗もかくほどだった。

 本日は快晴なり、とおくまで澄んでみえます。
 
 

 もみじ台は茶屋が1件あり、おいしい甘酒やなめこ汁などもおすすめな処。

 昼ごはんをまだとってなかったので、お腹ぺこぺこなまま登ってきました。

 
 
 もみじ台からの眺め。本日はちょっと雲にかくれて富士山が見えなくて残念。。

 いつもの簡素なカップ麺とおにぎりで、もみじを愛でながら休憩。

真っ赤な紅葉をごらんあれ。。



 

 

 グラデーションもきれい。

   

 それにしても、来るたびに大勢の人で賑わう高尾山。
 
   

 山頂からの太陽は、そろそろ傾き始め、せつなさ漂う時間がやってきます。

 

 高尾山のたくさんの人により、やまの中も少し変化がみられます。。

 この山には、初めてきてからの数々の想い出があります。

 来るたびに、同じ場所で思い出してみたりすることも。。

 

 
 日が陰るとぐんと冷え込みます。

 冬が訪れるんだな・・・ことしもまた。。end.

 
 
 
 

 

VOL. 268 里山ぶ~らぶら。

2011-11-21 | mountain & outdoor
 
大雨の嵐あとだったにち曜日、すっきり晴れたのでまた電車で藤野へ。

 このたびは、北側の里山エリアを散策。

 1時間に1本のバスをみすみす乗り過ごしたため、

 てくてくと歩いて奥の里山「佐野川地区」めがけてのんびり歩く。

 普通の道を延々とあるいてるので、だんだん退屈になったり。。

 
 途中、小川の古びた橋を渡ったところに、退廃したオブジェを見つけた。

 

 メンドウシュウタロウの鐘を思わせる風だったけど、触ったらゴム素材だった。

 よく見回すと、作者らしき人の名と西暦がはいったプレートも建てられていた。

 一応、芸術のままなんだろうな。1998年とあったけど・・・。

 ま、いいかと、その先にある山道が気になり、そのまま吸い込まれるよう道をたどった。

 山頂がすぐ見えそうだったから、なんてことない登りだけど、私の予想通り、私有地畑だった。
 
 里山の暮らしです。 ⇒元来た道にもどる。

 のんびり寄り道したので、日も影始めてるのでややピッチを上げて歩く。

 
 「にほんの里100選」に選ばれた佐野川地区の茶畑と里山の景観です。↓

  

 紅葉も日に照らされていい色です。

  

 いつもは陣馬から下りてそのまま藤野駅だけど、こうしてのんびり散策を目的にすると、

 ちがった興味が沸いてきてたのしいものです。

 次はあそこに行こうとか増えるし、1日では足りないことばかり。。

  

 帰りの電車では、行ったところや未知のところをおさらいします。
 
 急がばまわれ。。

 

VOL. 265 藤野の里山散歩

2011-11-08 | mountain & outdoor
 
3日文化の日に秋の里山散歩へ出かけた。

 藤野は何度か訪れていて、低山のハイキングやアートに触れられる。

 駅からバスに乗り「やまなみ温泉停留所」で下車、そこから先の小舟登山口より入山。

 up   map

 このたびは、のんびり秋を愛でながら歩こうと思い、たくさん寄り道できた。

     

 頂上は峰山という古峰神社が祭ってあり、高尾山頂ほどである。

 わずか40分足らずのコースなので、楽勝と思いきや、最後の山頂までのアプローチがきつかった。 

   

 山頂からは、富士山も見えます。(今日はすっきりしない天気でうっすら

 

 ちょうどお昼過ぎたところなので、食事タイム。 おにぎりとカップめんの定番山食。


 ・・・下山にかかると、3つの石神と古道があり、講・信仰の山なのがよく分かります。
 
   

 驚いたことに、ここから一気に急坂下りとなったのです。傾斜45度くらい

 油断ならぬぞ、山は。。おかげで一気に下ったわけで、すぐ里山に出ました。

 
 ・・・〈芸術の家へ〉・・・・ 

 やまなみ温泉からバスで、行きに通った「藤野芸術の家」バス停で下車。

 ここではクラフト店やワークショップなども連ねており、観るだけでも楽しい。
 
   

 親子で体験アートなど、いろんな体験コースが設けられて、秋にふさわしいところです。


    
 木工音楽 と 木工椅子。

 ここの床は、木をやや隙間状に敷き詰めていて、めきめきと音が響いてここちよい。 
  
 あっという間に外が暗くなり、やや寒空の中を歩いて駅へ向った。

 帰路途中に野点の珈琲を入れて、駅で買った「丹沢あんぱん」をほおばる。

 秋を満喫したところで、もう冬仕度だな~これからは。。。
 
 
 いろいろ創作したいこの頃・・・また余計な出費になってしまいました。。

 END

 
 

  

 

VOL. 263 棒の折山~名栗の山越え

2011-10-12 | mountain & outdoor
 oct/9.sun 秋晴れのいい季節。
 
 山に行かなくては。。そう山に。。
 
 今回は、奥多摩の川井駅からバスで終点の登山口まで行き、そこから山道に入る。
 
 棒の折山頂までは、沢の入り口からわさび畑の中を通り、ひたすら急勾配の杉林を登る。

      ← わさび畑

 杉林のよくある細道は、あまりおもしろくない景色。 
 
 途中、少し道を外れると、ブナもちらほらあったので、少しだけすがすがしくなる。

 また、ぐいっと急な登り坂がつづき、わりと早く山頂に着いた。

 

 横に広く見渡せる山頂は、すでにたくさんのハイカー達が食事を楽しんでいた。

 天気は悪くないが、やや澄んでない為に景色はイマイチ。ぼやけ気味。

 
 
 少し汗が引いて寒くなる。
 
 今日は、まいたけ炊き込み飯とカップめんで昼食。
 

 

 やはり、標高900M超えているので寒い。
 
 まだお正午前だけど、早めに下山し始める。
 
 本当は、奥多摩線から帰る予定だったけど、急きょ、変更。

 なんとなく、途中の岐路で楽しそうなコースを選択した。
 
 人がまだたくさん登ってくるコースではあるが、初めてのコースだし、下ってみる。

 すると、沢づたいの谷間を降りていくというもの。

 

    

 だんだんと割れたような岩がごつごつ、沢を渡ったり、スリリングでした。

 何度も振り返りながら、森の中にいる喜びを感じたコースでもありました。

 

 
 
 抜け出したふもとにはダム湖が見え、そこから少し歩いてバス停まで行く。

   
 
 帰りは長いバス移動だった。

 東飯能駅より電車で帰路にいたり、夕暮れ時に帰宅できたのがフレッシュ。

 日帰りでも、早朝だったので、ほとんどもう朝の記憶はないけど。。

 早起きは相変わらず慣れないけど、習慣にしなきゃな~とつねづね・・・

 ちょっと、秋を拾いに行ってまいりました。 
 

 おわり。
 
 

 

VOL. 261 日帰り赤岳登頂。

2011-09-28 | mountain & outdoor
 
9月の3連休、これまた私には急きょ山登りという予定が決まった。

 かなり久しぶりの登山だった。それも今回は八ヶ岳で一番高い赤岳へ挑戦というもの。

 前夜から移動して登山口で車中泊。翌朝、早朝トレックの開始です。

 さすがに山の中は寒い。下界とは一線違う世界。 

 八ヶ岳の初登山は、とても美しい森と沢の流れから始まった。

     北沢コース

 登るにつれて、だんだん周りが開けては、その高さがよくわかる。

 2000M超えの山を登るのも久々のため、若干高山病が入ったりした。

   

 山頂が見え始めたら、そこから先のそそり立つ岩山登りコースが待っていた。

 落石するし、クサリ場やパイプ階段はよりその危険さを増す。
 

 急斜すぎて、太ももがうなりそうなくらいだった。

 そんな中、5~6歳児の子供が親と一緒に上り下りしているところを何人か会った。

 子供って強いんだな~って関心。身軽だし、怖がらないところがすごいわ~。
 

 ・・・ここからは、登頂~となり岳までをダイジェストに。

 

  

 

 

 なによりも、感動はこの富士山だろう。。
 

 ほんとうに、いい天気と気候だった。
 
 

 下山も険しく、少し降りたところから振り返ったら、関心するくらい岩山。
 
  

 下山は・・・やたらかったるいくらい長かった・・・

 途中の行者小屋では、大勢の登山客で賑わっていた。
 
 そこでブレイクし、天然水で煎れたコーヒーは格別だったな。。
 
 
 
 その夜、蓼科で待ち並んで食べた信州そばは当りでした。
 
 
 おわり。
 
 

VOL. 253 南信州の小旅 2/3days

2011-07-26 | mountain & outdoor
 
いい天気です。

 まわりのお客さんたちは、早朝からカタコトと音を立てながら支度しています。

 我らはのんびりと朝食の準備にかかり、コーヒーを入れて飲む。

 昨夜の残りご飯と野菜でリゾットを作る。量がとても多くて残ってしまった。

 キャンプの後片付けをして、早々に出立する。 具合もそこそこに。

 今日は御岳山へロープウェイに乗って、アルプスの山々をパノラマ体験。

 

 いい眺めです。 でも、山登り派としては、さらに上の山頂や御池を目下に

 どうしても向いたくなるのですが、体調を考えて無理だと判断しました。

 それでも、せっかくなので途中の8合目まで行ってみようと。

 ゆっくり登っては、だんだんしんどくなりました。

  
 行者。信仰が厚い御岳山は講の方々ともちらほらすれ違う。

 ・・・私はやはり、8合目で止まりました。無理は禁物です。

 連れがひとつ先まで行っている間、直射日光をがっちり浴びながら待った。

 しばらく、アンビエントを聞きながら空をぼ~っと眺めていた。

 

 いろんなことを考えてしまい、1時間半もそこに佇んで待たされるとは・・・。

 少しイラっときた。 空腹もあって、下山はもくもくと降りる。

 私はどうしても、森に行きたかったので、下山途中の滝があるところまで降りる。

 道路から少し山道を歩くと、そこは涼しい沢の流れる森の中に・・・。

       

 滝壺の前にある巨岩は、ゴリラの後ろ姿に見えて、おもしろい。

 ここは少し寒いくらい、本当に避暑地。 そして水が痛い程冷たい。

 何ヶ所か滝があり、いずれも滝の前まで行けるので迫力がある。

 空洞がある滝。なんとも気になる穴の中・・・
 

 岩を這い上がり、誰もいなくなった森の中は、なにか別の存在を感じます。
 
 だけど、これ以上入り込んだらイケナイような、そんな感じがしたので、

 日暮れ前に出よう。 森を抜けたら、またじりじりと暑い外。
 
 さあて、今夜は飯田の町へ向ってゆっくり休もう。。

 途中、道の駅で偶然手に取った観光ガイド誌で、見付けてしまった。

 明日は、きっと私にとってそこがメインの地になるでしょう。。

 つづく。

VOL. 252 南信州の小旅 1/3days

2011-07-23 | mountain & outdoor
 
こないだの3連休は、南信州・木曽方面へ出かけました。

 当日、持病が襲い、一気にテンションが下がり、あまりに悔しく泣いてしまいました。

 木曽へ着いてからも、しんどくて、帰らざるをえないのか・・・

 そう考えたらまた涙がこぼれるのでした。。。

 木曽の道の駅でのことでした。

 
 仕方なく、強めの薬を飲んで、気分を持ち返しました。

 当日は、高原キャンプを予定していたので、道の駅ではたくさんの産地野菜を買いました。

 夕食は野菜カレーライスに決めていたので、野菜がもりもりです。

 キャンプ場に着いて、テントを張り、さっそくコーヒーを入れてくつろぐ。

 標高が高いため、とても涼しい野外。森に囲まれたところでのんびりとは、、

  

 しんどい気分もしばし、忘れられます・・・。

 さてと、カレーつくりにとっかかる。

 当然、ビール飲みながら、野菜つまみながら・・・。

 
 付近には温泉があり、キャンプ場割引で入浴できる。
 
 9時までなので、急いで食べて向った。

 真っ暗い山の中、温泉はわりと大きく、広かった。

 鉱泉なので、独自の鉄臭さがあるも、よごれは落ちる!!ふは~

 露店風呂もあり、他に客もいなかったので悠々と入った。

 ぽかぽかになってすっきりしたので、おビールといきたかったが、

 とても眠くなってしまい、さっさとテントで寝てしまった。

 静かな森の中で、寝心地はあまりよくないけど、遠くへきた感じがして

 とてもいいよ。 

 明日は、コーヒー入れて本でも読みたいな・・・

 つづく。


 

 

VOL. 245 仙元峠へ!~meet the bear...

2011-05-30 | mountain & outdoor
 
5月21日(土)晴れ。早朝は6時頃出発の電車で奥多摩へ。

 さらにバスで日原まで。下車してすぐ天目山をめがけて、裏山をぐいっと登る。

   埼玉の秩父と面しているコース。

 ほどなく、新緑のまばゆい色が見え始め、それはそれは幻想的でキレイな森でした。
 
   

  

 ガサガサと草薮から音がして、上を見ると灰色の大きなお尻が見えて逃げていった。

 イノシシかしらん。。と気持ちいい森の中をずんずん進んでゆく。
 
 ここ一帯は天目山へ向って尾根伝いに天然のブナが豊富で、古い木々があちらこちらとある。

 

 そして最初の山頂、標高約1,600Mほどもある天目山(三ツドッケ)に到着。
 

 前日まで雨で、まだ遠くの方がガスっぽく、ちょっとすっきりしない。

 お昼近くなり、日が照り続けているので気温も上昇し、 もわ~っとしてる。 
 おまけに虫達が相当うざかった。ハエが特に。。顔に寄ってきて落ちつかん。

 ランチをとって、ここから仙元峠へ向ってまたブナの新緑に混じって進んだ。

 私が今回行きたかった仙元峠です。↓
 
    

 祠の後ろにあるブナの古木には、なぜかタルチョが掲げられていました。聖地ですね。

 わたしも持ってくればよかったな・・・。

 さてさて、また次はソバ粒山へ向って稜線を進んだ。 
  ソバ粒山頂にて。
 
 ここから、川苔山の手前にある百壽の滝をめざして降りて行くはずだった。
 
 こちらに向ってくる人がいて、現在地を聞かれたが、どうやら道を間違っているらしい。

 我々も、なんとなく進んでいた道が分からなくなり、道が途絶えて戻ったりした。
 
 ここら辺は道標がまったくなく、何本か道が分かれており、本当に不安だった。

 下山していくのだろうという感覚しかなかったため、とにかく下っていた。

 途中、滑って落ちそうになったりした道は、近道だったらしく、急に目の前が崖になっていた。

 と、足を止めたら石が当たって落下していった。

 すると、聞いたこともない野生動物の鳴き声がしてきた。
 
 ・・・私はとっさに熊だと思い、急いで逆方向の道へ逃げた。

 逃げても、道が荒れていて人間の歩いた形跡がなく、不安になり、また戻ったのである。

 泣き声のした先には下山の道と、遠く百壽の滝がある近くの舗装道路が見えていた。

 あそこまで降りれば帰れると分かったので、恐る恐る進んでみたら・・・

 木に登った熊が見えた。だいたい50M先に体長1Mほどか子供のツキノワグマだ。

 怖い!!! すぐ逃げねばと、元の来た道を必死に這い上がって逃げた。

 きっと親熊が近くにいるはずだ。。恐怖でこぶし大の石を片手に持ったまま。心臓はち切れそうだった。

 だいぶ上って戻ったら、熊よけベルの音がしたので、近づくとやっと登山者に会えた。

 向こうさんも、道が合ってるのか分からないと言って来た道は、我々が知らない道だった。
 
 とりあえずもうなんとかなる。という安堵はあったけど、さっきの恐怖でだいぶ意気消沈していた。。


 まずは、あのまま下へ進まなくてよかった。というのと、石が落ちて泣き声を先に確認できたこと、

 そして熊もきっと危険を感じて木に登ったかもということ。

 それから、逃げ迷ったところにベルの音で助けられたこと・・・。

 クマの縄張りには近よっちゃいかんね。。あのコースはずっと人が通ってないのだろう。

 後に、いろいろと熊と遭遇したらどうすればいいのか調べたけど、

 発見から無事に帰ってこれたのは運がよかったんだ。 

 昔から熊の怖さは知っていただけに、本当に出くわすとはね・・・

 でもちょっとだけ、あの小熊のうしろ姿は黒くて丸くてかわいかったな・・・。

 ある日、森の中、くまさんに出会った・・・。

 すたこらさあっさのさ~
 
 
おしまい。

 

 

VOL. 244 岩殿山ハイク&ビューティフル富士どん。

2011-05-25 | mountain & outdoor
5月15日(日)陽気な天候の春、少し遠くまでハイキング。
 
 山梨は大月駅に降り立った。  

 駅の裏手より、目的の岩殿山はすぐ近場から岩肌が見える。と、大村コン看板。

    
           〈地図は逆立ちして見てね。

  

 岩殿山は武田氏系小山田氏の城跡として、険しい岩山の頂上に国境防備の拠点になっていたとある。

 そのもっと昔の時代は、修験場としての歴史もある。

 道中は、真後ろにど~んと見える富士山。

 大月市は、日本で一番富士山の眺めが美しい街。とはうなずけます。

 
  
 
 だんだん、登る都度に富士どんが目の高さほどに・・・映る。

 
 
 岩殿山の山頂は、スカイツリーとほぼ同じ高さにある。らしい

 眺めはとてもよく、ピクニックするには最適なところです。

 コースは、城を落ち延びて逃げるための山道とあり、険しいクサリ場があります。 
 
    

 ここでおばちゃんハイカーのパーティに会った。かなり危険な岩場をよじ登ってるし・・・

  すっげえな~おばちゃん。足腰強いっす”・・・。

 

 ほどなくお昼にしようと、適当な場所を見つけたところも岩場。

 なんとも、名前が「稚児落し」というからおぞましい・・・。

 目下の街と丹沢山稜を眺めながらの、少し怖い崖っぷちランチ。
 
 

 下山も楽勝で、といったらおかしいが、日曜のハイキングにふさわしいコースでした。

 次回行った奥多摩で、新緑のむんむんとした天然ブナと衝撃!山の洗礼を綴ります。。