Daily Bubble

映画や歌舞伎、音楽などのアブクを残すアクアの日記。のんびりモードで更新中。

まとめて日記

2007-12-18 23:40:15 | diary
珍しく、すこしだけ騒がしい日々が続き、こちらもご無沙汰してしまいました。
すっかり寒い冬がやってきて、メダカちゃんの水鉢は毎朝凍ってしまいゴハンもあげられません。大丈夫かしらね。。。
さてさて、いつもの如くだらだら日記にお付き合いください。

映画『椿三十郎』を見ました。
織田裕二好きの友人に薦められ、それほど織田裕二好きではない私が見ても楽しめました。
で、黒沢明の、三船敏郎の『椿三十郎』を見たいなぁと思いましたよ。
リメイク版はきっと大分現代的にアレンジされているんだろうし、織田裕二の三十郎も悪くなかったけど、三船三十郎はもっとずっと暴れているんだろうなぁと。
三十郎の敵役・室戸役のトヨエツも素敵でしたが、ツボは三十郎たちに捕まってしまう佐々木蔵之介。この人のお顔ってなんとなく皮膚が薄い感じで苦手なんですが、最近の活躍は楽しいですね!映画の中でもひょうひょうとした可笑しさを醸し出していました。

で、その佐々木蔵之介も出演していた大河ドラマ『風林火山』がとうとう終わってしまいました。蔵之介が演じた真田様の六連銭の旗が勘助(内野聖陽)の前に現れたときは、思わず泣いてしまいましたよ。
板垣様(千葉真一)と甘利様(竜雷太)が討ち死にした後は、ちょっと熱が冷めましたが一年を通して見てしまいました。
来年は『篤姫』だそうです。さて、どうしましょう。

歌舞伎座にも行きました、昼の部。
今月のオススメは何と言っても和泉庄のきんつば!じゃなかった(笑)。でも、いろはきんつばは本当にオススメです。
「鎌倉三代記」は三津五郎さん・橋之助さん・福助さんのバランスがとても良くて、福助さんの声の調子がいいときに見たいなぁ。風邪をひかれたそうですね…。
「信濃路紅葉鬼揃」は、前シテはちょっと退屈でしたが、後シテは5人の鬼女たちが楽しかったですね~♪勘太郎くんの山の神は必見。
「水天宮利生深川」は、勘三郎さんの幸兵衛がいいのはもちろん、お霜ちゃん・お雪ちゃん姉妹の憐れな様子が可愛いし、市蔵さんの大家さんや歌女之丞さん・芝喜松さんの長屋のおかみさんたちがとても優しくて、貧しい中でも肩を寄せ合って生きたいた当時の様子を描いていました。
ところで、夜の部は未だ行けるかどうか分からないのですが、ちょこっと拝見した舞台写真で彌十郎さんと福助さんが非常に気になりました。「ふるあめりかに袖はぬらさじ」のイルウスとマリアだと思いますが、とてもとても気になります。彌十郎さんのイルウスは公式サイトのトップページで拝見できますが、生を見てみたい。福助さんは、見たいようなみたくないような…。

金曜日の夜は、「ふたご座流星群」を見ましたよ。部屋からですけどね(笑)。
たまたま友人から、「ナントカ流星群が見えるよ」とメールを貰って窓を開けると、たちまちするりと星が流れました。寒さに弱い私は部屋の中から数個の流星を見ましたが、気合を入れて外へ出た友人は相当の流星を観測したようです。
23日頃には「こぐま座流星群」というのもあるようですが、こちらはかなり気まぐれな流星群のようです。
ふたご座流星群に願い事を掛け忘れた私、こぐま座流星群にお願いすることは難しいみたいね。

松井今朝子さんの『奴の小万と呼ばれた女』を読みました。面白かった!
体が大きい上に美人で力が強くて頭も切れる、現代的な感覚で200年前の大阪に生きたお雪という大店の娘のお話ですが、とにかくやることがむちゃくちゃで大胆で映画やお芝居にうってつけ。
ちょっと前だったら江角マキコ、今だったら栗山千明なんかが似合うんじゃないかなぁ。

以前から気になっていた玄侑宗久さんの『水の舳先』も読みました。
癌患者が集う岩盤浴場を舞台とした物語で、手を伸ばすとそこに死があるという突き詰められた状況での小説はとても静かで深くて真っ当でした。
斜め読みなんて出来ない小説で、実は半分くらいを音読しました。死に対峙する機会があまりない私は、この小説に死の予感や匂いを覚えさせられました。圧倒的な引力を持つ小説ですね。
当分、玄侑作品のお世話になりそうです。

そんなこんなな最近のまとめ書き。
これからは、もう少しちゃんと更新できるといいんだけど。