2012年3月11日礼拝メッセージ要旨

　　　　　　　　　　　　　　　　～神様が決めたもの～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴川キリスト教会顧問牧師　川崎　廣
　使徒10:1-23
　　　　　　　　　　　　　　
　私達は、自分が育った環境や、これまで関わった人々や、生活環境の中での習慣やこれまで受けた教育などによって、大きな影響を受けて生活しています。そしてその影響からなかなか抜け出すことは難しいことです。そのような境遇の中で物事を判断し、喜んだり失望したりします。
　この世界は創造者である神様によって造られ、実に秩序正しく精巧に造られています。それを創造された神様の知恵と力は、偉大です。また、私たち人間を神様の愛の対象として、人格を持って互いに交わることが出来るように造られました。それも、ごく一部の民族や、人々だけではなく、全世界の人々を愛して下さっているのです。これは神が決めておられたことでした。
　ところが、最初の教会の人々は、神様の愛は、ユダヤ民族にのみ注がれていると考えていたのです。それは、イエス様がお生まれになる前の時代の習慣や考え方の影響を受けていたからです。最初の教会の指導者のペテロに、夢を通して、神様の愛は全世界の人々に及ぶことを示して下さいました。そしてその恩恵を受けることになったのは、コルネリオというローマ軍の百人隊長でした。
　この後、イエス様の愛のメッセージは全世界の人々に伝えられるようになったのです。

分かち合いのために
1、百人隊長のコルネリオは、幻の中でどのようなことを示されましたか。　（1-6節）
2、コルネリオはどうしましたか。　（7-8節）
3、ペテロに対してはどのようなことが起こりましたか。　（9-16節）
4、ペテロはどうしましたか。　（17-23節）
5、私たちの身近なところで、イエス様の愛を必要としている人々について思いめぐらし、互いに分かち合いましょう。

今週の聖句
　すると、再び声があって、彼にこう言った。「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。」　（使徒 10:15）