1978年 僕は反対側いた。
君がいいと思った。
この年に発売されたアルバム
『私花集』というアルバムに触れること
なく
食べ物でいったら
こんな美味しいもの
なんで食べてこなかったんだろう?
なんで食べなかったんだろう!
なのです。
このアルバムの第一曲目に
収録されてる
「最後の頁」
曲調はミドルテンポの明るい歌
でも、詩の内容は
別れを冷静に見つめ
彼女は歳上か年下か?解釈はあるけれど
最後の思いやりは冷静に
別れの時を過ごす彼女
に
付き合うことのあらすじを書き直せたなら
と甘い後悔と少しの願いが見え隠れする
男の方。
恋愛の脚本は最後の頁にきた
として主人公は
それぞれのみちを歩く準備に入った。
君は別れをいそぎたがり、
僕は別れを引き延ばす。
言葉はがりが先を急ぎ
気持ちが遅れて無理に押し込められる
心に隙間などないはずなのに
ぼくたちの月日は
きっと
お互いを理解するためだけに設けられた
月日だったのか?
自分を知るための
月日だったのか?
決して知り合えることのなかった
奇跡は
今 最後の頁をめくる音がした。
♪不思議なもんだね二人
もう何年過ぎたら
全く違うレールをきっと
走っているだろうね
いっしょだった同じレールは分岐して
君は右に 僕は左に
同じ速さで
同じ方向へ
そしてまた、いつか
同じプラットホームで合流できる日を…
平成という最後の頁を閉じて、
新しい元号
令和の頁がめくられた。
作詞 作曲 さだまさし
慣れない煙草にむせたと
涙を胡麻化し乍ら
ちゃんとお別れが云えるなんて
君は大人になったね
不思議なもんだね二人
登り坂はゆっくりで
下りる速さときたらまるで
ジェット・コースターみたいだ
※君が「サヨナラ」とマッチの軸で
テーブルに書いたらくがき
僕がはじから火をともせば
ホラ「サヨナラ」が燃えてきれいだ※
前から判ってた事だと
君はそんな振りをして
冷静に過ごそうとしてる
最后の思いやり
不思議なもんだね二人
もう何年か過ぎたら
全く違うレールをきっと
走っているのだろうね
もしも僕達のこのあらすじが
鉛筆書きだったなら
もう一度位ならおそらく
ホラ書き直せたかも知れない