若かりし頃のキコ
金曜日(25日)にキコが虹の橋を渡った。
19歳と3ヶ月。
今年に入ってからは皆何となく覚悟をしていた。
食欲はあるが、栄養分を吸収しないのかどんどん体が痩せていった。
最近は歩くのもしんどくて途中でパタリと倒れたり。
火曜日の晩は母は我が家に泊まっていた。
水曜日のお昼過ぎに帰宅するといつも通り「早くご飯~」と催促。
猫の赤ちゃん用パテとお刺身をたくさん食べて満足したそうだ。
ボケてるのと体がしんどいのとでしょっちゅう粗相をするようになっていた。
それがその日はちゃんとトイレで出来たので「えらいね~キコ~!」と褒めると
嬉しそうに母が座っているソファの隣にヒラリと飛び乗ったそうだ。
それを見て、いやいやまだ元気やわと感じてたらしいが。
それが木曜日は寝たきりで一度も起き上がらず。
金曜日の夜中3時には息を引き取っていた。
母はしばらく寂しい思いをするだろう。
家の中のいたるところにキコの思い出が残ってるから。
離れて暮らす私も当然寂しさはあるけど、「卒業おめでとう」な気分。
キコは満足してこの世の生を終えたと思えるから。
ずっと家族に愛されてきたし。
キコとの思い出は、幸せな笑えるようなことばかり。
友人Tのお兄さんちで生まれた子なので報告したら、キコをたくさん可愛がってくれてありがとうという返事。
ほんと、幸せな子。
闘病中でも、事故で短命に終わったとしても、家族に愛されていた子はそれだけで皆幸せだと思う。
去年の写真(まだ元気そうだ)