むかしむかし…
まあ、そんな昔でもないか。
あれは28歳の夏のことじゃった。
休日、ワシは当時住んでいた
杉並区内をチャリで駆け回っていた。
そして、交番の前を通りすぎた時のことじゃ。
「ちょっとキミ!」
ワシを呼び止めたのは一人の警官だった。
「キミ、今、そこの塾から出てきただろ?」
ちょっ、じゅっ、塾って!?
確かにTシャツを着てラフな服装だったが、
お受験のおぼっちゃまじゃあるまいし、
28歳の成人男子が塾に通ってるわけないじゃろ?
ワシがやんわり否定すると、
「ははっ、それは大変失礼しました!」
と、警官は即座に謝罪した。
ワシは半分あきれ返りながらも、
何もなかったように再びチャリを走らせた。
しばらくブラブラしていると、
前方からまたしてもパトロール中の警官が!
「あ、ちょっとすみません」
再度、呼び止められるワシ。
「一体、何があったんですか?
さっきも声をかけられたんですが!」
怒りのあまり語気を荒げたワシに、警官は言った。
「あ~、実は自転車の盗難届が出されていまして。
白い自転車が盗まれたそうなんです」
ワシは自分のチャリをじっと見つめた。
それはまぎれもなく白い自転車じゃった。
だが、善良区民のワシが
もちろんチャリを盗むはずはない。
時間をたっぷり使って
自身の自転車であることをきちんと説明し、
ワシはやっとこさ解放された。
この時、ワシは思ったんじゃ。
なんとかかんとかうまい具合に
ワシは自分の無罪を証明することができた。
しかし、運悪く何も証拠を出せなかったら…
ワシは連行され、
厳しい取り調べを受けていたかもしれない。
たとえば、満員電車で痴漢の疑いをかけられ、
周囲の乗客によってたかって責められたら、
気弱な男性ならまったく反論できないじゃろう。
すべてが冤罪だとは言わないまでも、
こういうケースが実際に多々あるのかと考えたら、
ワシはそら恐ろしくなった。
同時に、どこかでほくそ笑んでる真犯人を
心底恨めしく思うのじゃった…。
※この記事は、
コチラのネタの焼き直しです。
俗に言う手抜きってヤツです。
まあ、そんな昔でもないか。
あれは28歳の夏のことじゃった。
休日、ワシは当時住んでいた
杉並区内をチャリで駆け回っていた。
そして、交番の前を通りすぎた時のことじゃ。
「ちょっとキミ!」
ワシを呼び止めたのは一人の警官だった。
「キミ、今、そこの塾から出てきただろ?」
ちょっ、じゅっ、塾って!?
確かにTシャツを着てラフな服装だったが、
お受験のおぼっちゃまじゃあるまいし、
28歳の成人男子が塾に通ってるわけないじゃろ?
ワシがやんわり否定すると、
「ははっ、それは大変失礼しました!」
と、警官は即座に謝罪した。
ワシは半分あきれ返りながらも、
何もなかったように再びチャリを走らせた。
しばらくブラブラしていると、
前方からまたしてもパトロール中の警官が!
「あ、ちょっとすみません」
再度、呼び止められるワシ。
「一体、何があったんですか?
さっきも声をかけられたんですが!」
怒りのあまり語気を荒げたワシに、警官は言った。
「あ~、実は自転車の盗難届が出されていまして。
白い自転車が盗まれたそうなんです」
ワシは自分のチャリをじっと見つめた。
それはまぎれもなく白い自転車じゃった。
だが、善良区民のワシが
もちろんチャリを盗むはずはない。
時間をたっぷり使って
自身の自転車であることをきちんと説明し、
ワシはやっとこさ解放された。
この時、ワシは思ったんじゃ。
なんとかかんとかうまい具合に
ワシは自分の無罪を証明することができた。
しかし、運悪く何も証拠を出せなかったら…
ワシは連行され、
厳しい取り調べを受けていたかもしれない。
たとえば、満員電車で痴漢の疑いをかけられ、
周囲の乗客によってたかって責められたら、
気弱な男性ならまったく反論できないじゃろう。
すべてが冤罪だとは言わないまでも、
こういうケースが実際に多々あるのかと考えたら、
ワシはそら恐ろしくなった。
同時に、どこかでほくそ笑んでる真犯人を
心底恨めしく思うのじゃった…。
※この記事は、
コチラのネタの焼き直しです。
俗に言う手抜きってヤツです。