雀庵の「常在戦場/116 民主主義の興廃、この一戦にあり」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/396(2021/11/23/火】小生はビョーキだが、先日は貧血で倒れたから、いよいよ「病気」、何となく嫌な気分になったが、調べたら貧血とは違うようだ。
<立ち上がったりした時にフラフラっと立ちくらみが起こると「私は貧血だ」と思われがちです。でも、健康診断で血液検査をしても、赤血球数やヘモグロビン値は正常で貧血ではない・・・そんな経験はありませんか? これらの症状は貧血によるものではなく「脳貧血」が原因で起こります。
脳貧血とは、急に立ち上がったり、起き上がったりする際や、強い痛みを感じたり、排尿便をの際、一時的に血圧が下がることで脳に十分な血液が行かなくなるために起こります(起立性低血圧や血管迷走神経失神)。つまり、脳貧血は「脳が酸欠状態」となることで、めまいや立ちくらみ、失神が起こる病気の総称です。
貧血は鉄分不足や造血機能の低下で赤血球が減少することによって発症しますが、脳貧血は血液を調べても異常はありません。脳貧血は貧血の文字を含んでいるため、貧血の仲間であると思われがちですが、脳貧血と貧血はまったく異なります。
座っていたり寝ていたりすると、下肢に血液がたまりやすくなり、急に立ち上がることで上半身の血流が不足し、血圧が下がるために、ふらつきや失神を起こしますが、これを「起立性低血圧」といいます。
健常な身体であれば、起き上がると同時に心拍を高めたり、血管を収縮させて血圧を維持しようとするため血圧が下がることはありません。しかし、なんらかの原因で血圧維持がうまくいかず、血圧が20mmHg以上下がると脳貧血の症状が現れます>(わかりやすい貧血の知識)
なるほど。「脳は酸欠、財布は金欠、わしゃ病欠」、ありそうなパターンだな。「脳貧血 薬 予防」で検索したら<体内の血液は重力によって下半身の方に溜まりやすくなってしまう。その状態で急に起き上がったり立ち上がったりすることで血圧が急激に下がり、循環していた血液量が十分に脳に流れていかずに脳が酸欠状態となり、立ちくらみやふらつきなどの症状があらわれる>。
これという薬はないようで、とにかく椅子やベッドから立ち上がる時は「焦っちゃダメ!意識的にゆっくりと」やるようにしよう。まあ一件落着だが、老化も初体験だから面倒なものである。一寸先は闇なれど 知らぬが仏 明るく行こう 老いらくの道
今朝は我が「雀のお宿」に「隼(ハヤブサ、英:falcon)」1羽が来襲して、餌を待っていた雀35羽ほどは大パニック、凄い勢いで逃げていった。隼は去年は少年のようで全長(クチバシの先端から尾羽の先端まで)30cmほどだったが、今朝のは40cmほどの青年。多分、去年と同じ奴だろう、随分精悍になった。藪の中にも凄まじいスピードで特攻してくるが、雀たちは藪に隠れても攻撃は防げないと去年学んでいるから一目散に散らばって建物の陰に身を潜めた。戦死者はゼロのようだが、明日も襲来するはずだ。
<「隼」は鷹、鷲、鳶と比べると一番小さい。分類はハヤブサ目ハヤブサ科で、鷹、鷲、鳶とは別の種類です。2012年に日本鳥学会は「隼」の分類を猛禽類からインコや雀の仲間に変更しました。とはいえ、主な獲物はカラスなどの鳥やウサギなどの小動物なので、非常に凶暴です>(「スッキリ」2021/8/26)
Falcon は米国の空対地ミサイルとか戦闘攻撃機の名称にもなっている。通称「ファイティング・ファルコン」の多用途戦闘機F-16は台湾でも1992年に米国から150機のF-16A/Bを輸入し、近代化するためアップグレードを重ねている。msn2021/11/21「台湾 最新のF-16V戦闘機の運用をスタート 空軍力を大幅強化へ」から。
<中華民国(台湾)国防部は2021年11月18日、性能が大幅に向上したF-16V戦闘機が台湾南西部にある嘉義市の空軍基地に配備されたと発表しました。
F-16Vは、台湾空軍が運用する既存のF-16A/B戦闘機と外見的には似ているものの、桁違いの性能を持つ新型機で、レーダーやアビオニクス、コックピット周りなども一新され、エンジンもより出力の向上した新型を搭載しています。
台湾にとって最新鋭ともいえるF-16V戦闘機を装備したのは第4戦術戦闘航空団で、18日には国会主席である蔡英文総統も出席し、運用開始の式典が行われました。
蔡英文総統は、今回のF-16Vの就役について、「これら航空機は、アメリカとの緊密な協力関係の象徴であり、国防力を大幅に強化する高度な技術を備えている」と述べています。
なお、一部報道によると、台湾空軍は新型のF-16Vについてアメリカから66機調達することを決めている一方、性能が陳腐化している既存のF-16A/Bについても、保有する141機すべてについて、1100億台湾ドル(約4500億円)を投じて改良する方針だそうで、これまでに64機の改良が行われたといいます>
ファルコン頑張れ、南風は北風を征す、西風は東風を制す、撃ちてし止まん、中共殲滅!
習近平を支持するように見せながら反対意見を紹介する“アヤフヤグレーゾーン路線”で延命を図っているような中共の英字紙「サウスチャイナモーニングポスト」2021/11/21「台湾:中国の世論は戦争を近づける?」から拙訳する。
<中国本土と台湾を再統一させる戦争の可能性についての議論が、熱狂的な中国の愛国者の間で注目を集めている。南開大学(天津)のジャーナリズム教授である劉八東は、第一次世界大戦における一部のヨーロッパ人の当初の熱狂をあざける記事を投稿した。
11月初旬に発表されたこの記事は、過去100年間を「人類がこれまでに見た中で最も血なまぐさい世紀であり、2つの世界大戦で多くの命が失われた、それにより戦争の是非について世界中がより平和的になった」との説を紹介した。
この記事により劉は中国の民族主義的なブロガーから攻撃された。 「これらの“反戦オピニオンリーダー”は主に西洋式価値観の犬だ」とあるブロガーは中国のツイッターWeiboで批難した。これは、台湾を分離した国土と見なしている北京が、台湾政府を崩壊させるために戦争するは正当か不当かをめぐってここ数ヶ月オンラインで噴火した多くの論争のひとつである。
台湾国防省によると、今年だけでも人民解放軍による台湾の防空識別圏への絶え間ない飛行には、過去最高の数の戦闘機が関与し、10月4日の1日だけで56機に達した。数日後、習近平主席は北京での政治会議で、「平和的な」統一について「国民の若返りが進めば台湾問題は解決する」と述べた。
(注:10/9、習近平曰く「平和的な方式での祖国統一は、台湾を含む中華民族全体の利益に最も合致する。我々は『平和統一、一国二制度』の基本方針と『一つの中国』の原則を守りつつ、台湾と平和的な発展を進める」。全て噓! 香港を忘れるな!)
商工省が冬の食糧と日用品の価格を安定させるために地方自治体に買い溜めを促す定期的な通知を発表した後、戦争についての国民の憶測はさらに高まった。この通知はいくつかの都市で短期間ながらパニック買いを引き起こし、政府は国民を安心させるために何日も費やした。
中国で最も多く使用されている検索エンジンBaiduによると、通知日の11月1日には、「台湾」という単語の検索数が25万件を超え、前日から4倍以上に増加した。 「戦争」の検索は前日から25倍に急増した。
このような検索はすぐに収まったが、問題は多くの人に残っている。 Baiduの検索バーで「意志、○○する」を意味する「yao」と入力すると、最もよく提案される検索ワードは「戦争はありますか」だ。(注:有没有戦争、You meiyou zhanzhengらしい)
南京大学の政治学者GuSu氏は、このような関心は何十年も前からあるが、最近の議論の急増は、主に北京自身のメッセージの結果によると述べた。
「ネットには厳しい制限があるため、戦争に反対する声はほとんどなく、戦争を支持する人々はますます過激になっている。中国から台湾に派遣された(大量の)軍用機と、政府報道官によるタカ派のコメントからも、国民は戦争が差し迫っていると信じるようになった」
中国の外務省と国防省は、台湾問題について台北とワシントンに、「主権を擁護するという中国の決意を過小評価するな」と繰り返し警告している。「第三者は標的にしない」という以前の方針から離れて、台湾の独立に向けた動きを阻止するという彼らの意志を明確にした。
今週の時点で、「力による統一」というタイトルのWeiboディスカッションページは、約4万件の投稿、23億回近くの閲覧を記録した。国営新華社のジャーナリスト、Gu Wanming氏はWeChatを通じて、「台湾をめぐる戦争は中国の利益を損ない、長期的に米国と競争する能力を弱めてしまう」と投稿した。
劉亜洲将軍による2001年の記事を閲覧した人もいる。これは、1949年に北京が本土沿岸沖の台湾支配の島「金門島」を蒋介石・国民党から奪おうとして失敗したこと記述しており、現在引退している劉は「失敗したのは主に国民党側の抵抗を過小評価したことに起因する」と考えていた。
台湾を巡る激しい議論にもかかわらず、ワシントンのスティムソンセンター・シンクタンクの中国担当、ユン・サン氏は、国民の声は北京の意思決定にほとんど影響を与えないと述べた。
「北京がそれを許しているので、武力による統一についての是非論になっている。しかし、台湾に武力行使するかどうかの決定要因は、世論ではなく、北京が成功できるかどうか、比較的低コストで成功するかどうかによる。北京の既存の戦略は、台北への脅迫を通じて統一を達成することを目的としているようだが、武力使用についての話題の高まりは世論戦略の一部だ」
しかし、中国で最も影響力のあるブロガーの1人、Ren Yi氏は、公の議論を奨励することは、北京が国民世論を変えるのに役立っていると主張する。「中国ではいろいろな影響を受けて戦争に対する国民の期待が徐々に変化している。昔は力による台湾再統一は考えられなかったが、今では普通になっている」と彼は11月初旬に公開されたブログに書いた。
ハーバード大学の公共政策大学院を卒業したRen氏のブログは、政府関係者を含めて多くの支持者を持っている。 WeChatに掲載された彼の台湾の記事は10万回以上閲覧された。「力の使用が避けられなくなったら、人々はそれに備えるだろう」とRen氏は書いている。
しかし、ナショナリズムをかき立てることは裏目に出る可能性があると、ジョージア州立大学のグローバルコミュニケーション助教授であるマリア・レプニコワ氏は語った。
「そのようなオンラインの議論は、共産党のリーダーシップに基づいた、より統一された国民的アイデンティティを推進する上で北京にとっては役立つと思う。しかし、ナショナリズムは常に両刃の剣だ。為政者が国家主義的な世論の要求を満たさないと、それは体制批判につながる可能性がある。国家主義的な世論の急上昇は、外交的解決のためのスペースを狭めてしまうことになりかねない」>以上。
風雲急を告げるような時代にあって、為政者は(概ねメディアを使い)求心力を高めるために戦意を高揚させるが、やり過ぎると敵との外交で「一両損」的な妥協ができなくなる危険性があるということだ。
例えば日本。日清戦争後の三国干渉(露独仏、1895年)で譲歩した日本は国民の大反発を招き、「臥薪嘗胆」でどうにか抑え込んだが、結局、日露戦争になった。ロシア革命の影響でどうにか勝ったものの、手打ちのポーツマス条約交渉ではこれまた譲歩せざるを得ず、国民は日比谷焼き討ち事件で怒りを爆発させた。条約をまとめた小村寿太郎は「国民はこれくらい元気があった方がいい」と言ったものの、それ以降の・・・(オットーッ!また「隼」来襲!)外交・軍事で柔軟性を欠くことになったのではないか。
それについては小生はまだ勉強していないが、戦線を拡大し過ぎた印象はある。毛沢東のゲリラ戦術は「敵が出れば引く、敵が引けば出る」がキモだが、習近平・中共がそれを知らないはずはない。
台湾武力併合は習近平個人の「出世願望」という私利私欲であり、毛沢東も私利私欲で文化大革命を始めて1966年から1976年までの10年間、経済のみならずすべての面で停滞を招いてしまった(1980年頃に訪中した小生は人民服ばかりのほっそりした人々を見てビックリした、食うのが精いっぱいで、デブが一人もいないのだ)。
中共による毛への公式評価は「貢献7割、失敗3割」だが、4000万人を餓死させた大躍進政策を含めれば8000万~1億人(トウ小平の長男=下半身麻痺の障碍者にされた犠牲者を含む)を殺傷しているから本来は「貢献3割、失敗7割」の暴君である。
いくら毛の真似っ乞食とは言え、世界を敵に回す習の台湾侵略は本人だけの都合であり、大義は全くない。台湾に初めて公式訪問したEU議会代表団は「あなたたちは孤立していない」と伝えた(インドパシフィック・ディフェンスフォーラム/IPDForum 2021/11/22ロイター)から。
<欧州議会からの台湾への最初の公式代表団は2021年11月に外交的に隔絶された台湾は孤立していないと述べ、台湾が中国からの圧力の高まりに直面する中、欧州連合と台湾の結びつきを強化するためのより大胆な行動を呼びかけた。バチカン市国を除く欧州諸国と正式な外交関係を結んでいない台湾はEU加盟国との関係を深めたいと考えている。
この訪問は中国共産党が、中国が自国のものと主張して武力による奪還の可能性を否定していない台湾に対して、度重なる中国軍機の接近作戦などを含む軍事的圧力を強めたことを受けて行われたものである。
フランスから選出された欧州議会のラファエル・グリュックスマン議員は台湾の蔡英文総統にこう述べている。
「私たちは非常に単純で非常に明確なメッセージを持ってここに来ました。あなたたちは孤立していません。ヨーロッパはあなたを支持しています。私たちの訪問は重要な最初の一歩と見なされるべきです。この次はより強力なEUと台湾のパートナーシップを構築するために、ハイレベルな会議とハイレベルで具体的な手順を含む非常に具体的な議題が必要です」
中国外交部の汪文斌報道官は同代表団が蔡総統と会談したことを非難した。同氏は記者団に対し、「欧州が台湾分離主義勢力に間違ったシグナルを送らないように修正するよう強く求めている。そうでなければ中国とEUの関係を損なうことになる」と述べている>
井の中の蛙、習近平は「脅せば引っ込む」と思っているが、それは支那人には効き目はあっても先進国の民は猛烈に反発することを知らない。オツムはまるでガキのレベル。この手の異常な人間が強大な兵器を振りかざして世界を屈服させようとしている。
♪立て、怒れる者よ、今ぞ日は近し、醒めよ我が同胞(はらから)、暁は来ぬ
暴虐の鎖断つ日、旗は血に燃えて、海を隔てつ我等、腕(かいな)結びゆく
いざ闘わん、いざ、奮い立て、いざ、あぁ、インターナショナル、我等がもの
全世界のファルコン、同志諸君、中共殲滅、支那解放へ! 民主主義の興廃、この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ!
・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/396(2021/11/23/火】小生はビョーキだが、先日は貧血で倒れたから、いよいよ「病気」、何となく嫌な気分になったが、調べたら貧血とは違うようだ。
<立ち上がったりした時にフラフラっと立ちくらみが起こると「私は貧血だ」と思われがちです。でも、健康診断で血液検査をしても、赤血球数やヘモグロビン値は正常で貧血ではない・・・そんな経験はありませんか? これらの症状は貧血によるものではなく「脳貧血」が原因で起こります。
脳貧血とは、急に立ち上がったり、起き上がったりする際や、強い痛みを感じたり、排尿便をの際、一時的に血圧が下がることで脳に十分な血液が行かなくなるために起こります(起立性低血圧や血管迷走神経失神)。つまり、脳貧血は「脳が酸欠状態」となることで、めまいや立ちくらみ、失神が起こる病気の総称です。
貧血は鉄分不足や造血機能の低下で赤血球が減少することによって発症しますが、脳貧血は血液を調べても異常はありません。脳貧血は貧血の文字を含んでいるため、貧血の仲間であると思われがちですが、脳貧血と貧血はまったく異なります。
座っていたり寝ていたりすると、下肢に血液がたまりやすくなり、急に立ち上がることで上半身の血流が不足し、血圧が下がるために、ふらつきや失神を起こしますが、これを「起立性低血圧」といいます。
健常な身体であれば、起き上がると同時に心拍を高めたり、血管を収縮させて血圧を維持しようとするため血圧が下がることはありません。しかし、なんらかの原因で血圧維持がうまくいかず、血圧が20mmHg以上下がると脳貧血の症状が現れます>(わかりやすい貧血の知識)
なるほど。「脳は酸欠、財布は金欠、わしゃ病欠」、ありそうなパターンだな。「脳貧血 薬 予防」で検索したら<体内の血液は重力によって下半身の方に溜まりやすくなってしまう。その状態で急に起き上がったり立ち上がったりすることで血圧が急激に下がり、循環していた血液量が十分に脳に流れていかずに脳が酸欠状態となり、立ちくらみやふらつきなどの症状があらわれる>。
これという薬はないようで、とにかく椅子やベッドから立ち上がる時は「焦っちゃダメ!意識的にゆっくりと」やるようにしよう。まあ一件落着だが、老化も初体験だから面倒なものである。一寸先は闇なれど 知らぬが仏 明るく行こう 老いらくの道
今朝は我が「雀のお宿」に「隼(ハヤブサ、英:falcon)」1羽が来襲して、餌を待っていた雀35羽ほどは大パニック、凄い勢いで逃げていった。隼は去年は少年のようで全長(クチバシの先端から尾羽の先端まで)30cmほどだったが、今朝のは40cmほどの青年。多分、去年と同じ奴だろう、随分精悍になった。藪の中にも凄まじいスピードで特攻してくるが、雀たちは藪に隠れても攻撃は防げないと去年学んでいるから一目散に散らばって建物の陰に身を潜めた。戦死者はゼロのようだが、明日も襲来するはずだ。
<「隼」は鷹、鷲、鳶と比べると一番小さい。分類はハヤブサ目ハヤブサ科で、鷹、鷲、鳶とは別の種類です。2012年に日本鳥学会は「隼」の分類を猛禽類からインコや雀の仲間に変更しました。とはいえ、主な獲物はカラスなどの鳥やウサギなどの小動物なので、非常に凶暴です>(「スッキリ」2021/8/26)
Falcon は米国の空対地ミサイルとか戦闘攻撃機の名称にもなっている。通称「ファイティング・ファルコン」の多用途戦闘機F-16は台湾でも1992年に米国から150機のF-16A/Bを輸入し、近代化するためアップグレードを重ねている。msn2021/11/21「台湾 最新のF-16V戦闘機の運用をスタート 空軍力を大幅強化へ」から。
<中華民国(台湾)国防部は2021年11月18日、性能が大幅に向上したF-16V戦闘機が台湾南西部にある嘉義市の空軍基地に配備されたと発表しました。
F-16Vは、台湾空軍が運用する既存のF-16A/B戦闘機と外見的には似ているものの、桁違いの性能を持つ新型機で、レーダーやアビオニクス、コックピット周りなども一新され、エンジンもより出力の向上した新型を搭載しています。
台湾にとって最新鋭ともいえるF-16V戦闘機を装備したのは第4戦術戦闘航空団で、18日には国会主席である蔡英文総統も出席し、運用開始の式典が行われました。
蔡英文総統は、今回のF-16Vの就役について、「これら航空機は、アメリカとの緊密な協力関係の象徴であり、国防力を大幅に強化する高度な技術を備えている」と述べています。
なお、一部報道によると、台湾空軍は新型のF-16Vについてアメリカから66機調達することを決めている一方、性能が陳腐化している既存のF-16A/Bについても、保有する141機すべてについて、1100億台湾ドル(約4500億円)を投じて改良する方針だそうで、これまでに64機の改良が行われたといいます>
ファルコン頑張れ、南風は北風を征す、西風は東風を制す、撃ちてし止まん、中共殲滅!
習近平を支持するように見せながら反対意見を紹介する“アヤフヤグレーゾーン路線”で延命を図っているような中共の英字紙「サウスチャイナモーニングポスト」2021/11/21「台湾:中国の世論は戦争を近づける?」から拙訳する。
<中国本土と台湾を再統一させる戦争の可能性についての議論が、熱狂的な中国の愛国者の間で注目を集めている。南開大学(天津)のジャーナリズム教授である劉八東は、第一次世界大戦における一部のヨーロッパ人の当初の熱狂をあざける記事を投稿した。
11月初旬に発表されたこの記事は、過去100年間を「人類がこれまでに見た中で最も血なまぐさい世紀であり、2つの世界大戦で多くの命が失われた、それにより戦争の是非について世界中がより平和的になった」との説を紹介した。
この記事により劉は中国の民族主義的なブロガーから攻撃された。 「これらの“反戦オピニオンリーダー”は主に西洋式価値観の犬だ」とあるブロガーは中国のツイッターWeiboで批難した。これは、台湾を分離した国土と見なしている北京が、台湾政府を崩壊させるために戦争するは正当か不当かをめぐってここ数ヶ月オンラインで噴火した多くの論争のひとつである。
台湾国防省によると、今年だけでも人民解放軍による台湾の防空識別圏への絶え間ない飛行には、過去最高の数の戦闘機が関与し、10月4日の1日だけで56機に達した。数日後、習近平主席は北京での政治会議で、「平和的な」統一について「国民の若返りが進めば台湾問題は解決する」と述べた。
(注:10/9、習近平曰く「平和的な方式での祖国統一は、台湾を含む中華民族全体の利益に最も合致する。我々は『平和統一、一国二制度』の基本方針と『一つの中国』の原則を守りつつ、台湾と平和的な発展を進める」。全て噓! 香港を忘れるな!)
商工省が冬の食糧と日用品の価格を安定させるために地方自治体に買い溜めを促す定期的な通知を発表した後、戦争についての国民の憶測はさらに高まった。この通知はいくつかの都市で短期間ながらパニック買いを引き起こし、政府は国民を安心させるために何日も費やした。
中国で最も多く使用されている検索エンジンBaiduによると、通知日の11月1日には、「台湾」という単語の検索数が25万件を超え、前日から4倍以上に増加した。 「戦争」の検索は前日から25倍に急増した。
このような検索はすぐに収まったが、問題は多くの人に残っている。 Baiduの検索バーで「意志、○○する」を意味する「yao」と入力すると、最もよく提案される検索ワードは「戦争はありますか」だ。(注:有没有戦争、You meiyou zhanzhengらしい)
南京大学の政治学者GuSu氏は、このような関心は何十年も前からあるが、最近の議論の急増は、主に北京自身のメッセージの結果によると述べた。
「ネットには厳しい制限があるため、戦争に反対する声はほとんどなく、戦争を支持する人々はますます過激になっている。中国から台湾に派遣された(大量の)軍用機と、政府報道官によるタカ派のコメントからも、国民は戦争が差し迫っていると信じるようになった」
中国の外務省と国防省は、台湾問題について台北とワシントンに、「主権を擁護するという中国の決意を過小評価するな」と繰り返し警告している。「第三者は標的にしない」という以前の方針から離れて、台湾の独立に向けた動きを阻止するという彼らの意志を明確にした。
今週の時点で、「力による統一」というタイトルのWeiboディスカッションページは、約4万件の投稿、23億回近くの閲覧を記録した。国営新華社のジャーナリスト、Gu Wanming氏はWeChatを通じて、「台湾をめぐる戦争は中国の利益を損ない、長期的に米国と競争する能力を弱めてしまう」と投稿した。
劉亜洲将軍による2001年の記事を閲覧した人もいる。これは、1949年に北京が本土沿岸沖の台湾支配の島「金門島」を蒋介石・国民党から奪おうとして失敗したこと記述しており、現在引退している劉は「失敗したのは主に国民党側の抵抗を過小評価したことに起因する」と考えていた。
台湾を巡る激しい議論にもかかわらず、ワシントンのスティムソンセンター・シンクタンクの中国担当、ユン・サン氏は、国民の声は北京の意思決定にほとんど影響を与えないと述べた。
「北京がそれを許しているので、武力による統一についての是非論になっている。しかし、台湾に武力行使するかどうかの決定要因は、世論ではなく、北京が成功できるかどうか、比較的低コストで成功するかどうかによる。北京の既存の戦略は、台北への脅迫を通じて統一を達成することを目的としているようだが、武力使用についての話題の高まりは世論戦略の一部だ」
しかし、中国で最も影響力のあるブロガーの1人、Ren Yi氏は、公の議論を奨励することは、北京が国民世論を変えるのに役立っていると主張する。「中国ではいろいろな影響を受けて戦争に対する国民の期待が徐々に変化している。昔は力による台湾再統一は考えられなかったが、今では普通になっている」と彼は11月初旬に公開されたブログに書いた。
ハーバード大学の公共政策大学院を卒業したRen氏のブログは、政府関係者を含めて多くの支持者を持っている。 WeChatに掲載された彼の台湾の記事は10万回以上閲覧された。「力の使用が避けられなくなったら、人々はそれに備えるだろう」とRen氏は書いている。
しかし、ナショナリズムをかき立てることは裏目に出る可能性があると、ジョージア州立大学のグローバルコミュニケーション助教授であるマリア・レプニコワ氏は語った。
「そのようなオンラインの議論は、共産党のリーダーシップに基づいた、より統一された国民的アイデンティティを推進する上で北京にとっては役立つと思う。しかし、ナショナリズムは常に両刃の剣だ。為政者が国家主義的な世論の要求を満たさないと、それは体制批判につながる可能性がある。国家主義的な世論の急上昇は、外交的解決のためのスペースを狭めてしまうことになりかねない」>以上。
風雲急を告げるような時代にあって、為政者は(概ねメディアを使い)求心力を高めるために戦意を高揚させるが、やり過ぎると敵との外交で「一両損」的な妥協ができなくなる危険性があるということだ。
例えば日本。日清戦争後の三国干渉(露独仏、1895年)で譲歩した日本は国民の大反発を招き、「臥薪嘗胆」でどうにか抑え込んだが、結局、日露戦争になった。ロシア革命の影響でどうにか勝ったものの、手打ちのポーツマス条約交渉ではこれまた譲歩せざるを得ず、国民は日比谷焼き討ち事件で怒りを爆発させた。条約をまとめた小村寿太郎は「国民はこれくらい元気があった方がいい」と言ったものの、それ以降の・・・(オットーッ!また「隼」来襲!)外交・軍事で柔軟性を欠くことになったのではないか。
それについては小生はまだ勉強していないが、戦線を拡大し過ぎた印象はある。毛沢東のゲリラ戦術は「敵が出れば引く、敵が引けば出る」がキモだが、習近平・中共がそれを知らないはずはない。
台湾武力併合は習近平個人の「出世願望」という私利私欲であり、毛沢東も私利私欲で文化大革命を始めて1966年から1976年までの10年間、経済のみならずすべての面で停滞を招いてしまった(1980年頃に訪中した小生は人民服ばかりのほっそりした人々を見てビックリした、食うのが精いっぱいで、デブが一人もいないのだ)。
中共による毛への公式評価は「貢献7割、失敗3割」だが、4000万人を餓死させた大躍進政策を含めれば8000万~1億人(トウ小平の長男=下半身麻痺の障碍者にされた犠牲者を含む)を殺傷しているから本来は「貢献3割、失敗7割」の暴君である。
いくら毛の真似っ乞食とは言え、世界を敵に回す習の台湾侵略は本人だけの都合であり、大義は全くない。台湾に初めて公式訪問したEU議会代表団は「あなたたちは孤立していない」と伝えた(インドパシフィック・ディフェンスフォーラム/IPDForum 2021/11/22ロイター)から。
<欧州議会からの台湾への最初の公式代表団は2021年11月に外交的に隔絶された台湾は孤立していないと述べ、台湾が中国からの圧力の高まりに直面する中、欧州連合と台湾の結びつきを強化するためのより大胆な行動を呼びかけた。バチカン市国を除く欧州諸国と正式な外交関係を結んでいない台湾はEU加盟国との関係を深めたいと考えている。
この訪問は中国共産党が、中国が自国のものと主張して武力による奪還の可能性を否定していない台湾に対して、度重なる中国軍機の接近作戦などを含む軍事的圧力を強めたことを受けて行われたものである。
フランスから選出された欧州議会のラファエル・グリュックスマン議員は台湾の蔡英文総統にこう述べている。
「私たちは非常に単純で非常に明確なメッセージを持ってここに来ました。あなたたちは孤立していません。ヨーロッパはあなたを支持しています。私たちの訪問は重要な最初の一歩と見なされるべきです。この次はより強力なEUと台湾のパートナーシップを構築するために、ハイレベルな会議とハイレベルで具体的な手順を含む非常に具体的な議題が必要です」
中国外交部の汪文斌報道官は同代表団が蔡総統と会談したことを非難した。同氏は記者団に対し、「欧州が台湾分離主義勢力に間違ったシグナルを送らないように修正するよう強く求めている。そうでなければ中国とEUの関係を損なうことになる」と述べている>
井の中の蛙、習近平は「脅せば引っ込む」と思っているが、それは支那人には効き目はあっても先進国の民は猛烈に反発することを知らない。オツムはまるでガキのレベル。この手の異常な人間が強大な兵器を振りかざして世界を屈服させようとしている。
♪立て、怒れる者よ、今ぞ日は近し、醒めよ我が同胞(はらから)、暁は来ぬ
暴虐の鎖断つ日、旗は血に燃えて、海を隔てつ我等、腕(かいな)結びゆく
いざ闘わん、いざ、奮い立て、いざ、あぁ、インターナショナル、我等がもの
全世界のファルコン、同志諸君、中共殲滅、支那解放へ! 民主主義の興廃、この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ!
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