gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

「認知戦」で始まった世界大戦

2024-07-31 10:35:24 | 戦争
「認知戦」で始まった世界大戦
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」3316/通算747  2024(令和6)年7/31/水】一仕事を終えた昨日の昼前、雀の餌場を見たら、鳩対策の網に雀が一羽引っ掛かって苦しんでいた。そーっと救出したがかなり弱っており、室内でケアしたものの1時間ほどで死んでしまった。毎年こうした事故死があり、トンビなど猛禽類に襲撃されることもある。
2か月ほど前にトンビが雀を狙って我が家の頭上を遊弋していたが、なんとツバメとカラスが猛烈に反撃し追い返してしまった。自然界は弱肉強食、タフで狡猾でパワーのあるものが縄張りを制する。弱者にやさしい猛禽類なんて聞いたことない。我が家の雀の事故死率は1%、2年に1羽ほど。残念だが仕方がない。手製の棺に入れて丁重に葬った。

戦争は大昔から「勝てば官軍、負ければ賊軍」である。五輪じゃないから、どんな汚い手を使っても勝てばいい、負けなければいいのである。今朝の産経、福井義高青山学院大学教授の「正論:贅沢な信念と経済界リベラル化」は面白かった。曰く――
<衣食足りて礼節を知るとはいうものの、人間の欲望には限りがないことも事実である。ただし、欲望には限度がないにしても、実用性の観点から、消費の拡大には物理的・生物的限界が存在するようにも思える・・・

◎見せびらかすだけの信念: 今日の米国では、社会をリードする各界のエリートは見せびらかしの消費に代えて、「贅沢な信念」(luxury beliefs)を庶民に見せつけるのである。伝統的価値観に対する疑問と侮蔑を伴うダイバーシティ、生物学的性と異なる性自認、新しい家族形態など、いわゆる「政治的に正しい」リベラルな価値観の表明である。

しかし、この「贅沢な信念」という概念を提唱したロブ・ヘンダーソン氏が指摘するように、エリートはまさに信念を見せびらかすだけで、庶民に率先して実践するわけではない。「贅沢な信念」の役割は、庶民に自らの道徳的優位性を誇示し、ヒエラルキーを維持することにある。しかも、贅沢な信念がもたらすコストを負担するのはエリートではなく庶民なのだ。
野放図な途上国からの移民受け入れで無理やり共生を強いられるのは庶民であって、エリートは隔離された自分たちだけのコミュニティに住みながら、庶民の「排外主義」を糾弾する。

1960年代、伝統的結婚観や家族観は時代遅れと批判されるとともに性の解放が唱えられ、米国の家族のあり方は大きく変わったとされる。しかし新しい価値観を結果的に実践したのは、それを唱えたエリートではなかった。
白人社会の分断に警鐘を鳴らすチャールズ・マレー氏が指摘しているとおり、1960年代前半には白人エリートの子供も白人労働者の子供もほぼ全員が実の両親と暮らしていた。ところが、2000年代前半になってもエリートの子供は9割が実の両親と暮らしているのに対し、労働者の子供は3割にまで落ち込んでいる。

実の両親に育てられることが子供の発達にとって最善であるというのは、実証研究のコンセンサスである。かつては誰もが享受していた両親による養育は、いまやエリートの子供の「特権」になりつつある。
白人リベラル・エリートや、その予備軍である一流大学の学生たちが人種間の格差や差別を強調するのは、経済面のみならず社会生活にまで及ぶ、白人内でのエリートと庶民の間の格差拡大から目をそらすためという、うがった見方もあながち見当外れとは言えない。

◎共同体破壊しかねない: 贅沢な信念の浸透は、米国ではこれまで保守の側と考えられてきた経済界でも顕著である。大企業では、表現の自由を制限するような企業内研修や社内規則が当たり前となりつつある。リベラル・エリート従業員主導による贅沢な信念「伝道」の制度化である。
しかも、こうした風潮を、DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)推進のこれまた贅沢な信念に基づく行政・司法の過度な介入を避けるため、経営者はいやいや受け入れているのかというとさにあらず。
多くの経営者が自社の「先進性」を積極的にアピールし、DEIに批判的な保守政治家への嫌悪を隠さない。いまや大企業はリベラルの牙城のひとつなのだ。
というわけで日本でも経団連が選択的夫婦別姓を推進しているのは何ら不思議なことではない。何事も米国を後追いするのが日本のエリートというものなのだから>以上抜粋

要は米国民主党系に似たエリートや暗愚が日本を含めた西側先進諸国でも増えているということ。マルクス&レーニン主義を引き継いだスターリン・ソ連は金日成・北朝鮮と毛沢東・中共を創ったが、彼らを神と戴く現在の中露北も西側への工作は続いており、それが西側の「伝統的共同体を破壊すべし」という風潮になっているのではないか。第3次世界大戦の「認知戦」は始まっている・・・(次号に続く)
・・・・・・・・・
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小生の記事は以下でもお読みいただけます。
渡部亮次郎 「頂門の一針」<ryochan@polka.plala.or.jp>
必殺クロスカウンター https://www.mag2.com/m/0001690154.html
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
https://note.com/gifted_hawk281/
https://www.facebook.com/shuichi.ishii.14


コメントを投稿