「中央アジアに入った日本人」という本を読んでいます。
今、海外を旅するというと、かんぺきに個人の趣味ですが。
明治時代は、国益のためという意味合いが強かったようです。
この本では、3人の日本人を扱っていますが、
最初に登場する、西 徳二郎。
明治維新になったほやほやの明治3年にロシア留学。
大久保利通にロシア情報を送っていた。
当時のロシアはトルキスタンを皮切りに侵略を進めていて
もしかしてそのうち中国→日本???ということが懸念される。
中央アジア情勢をこの目でみたいと熱望するようになる…と
「坂の上の雲」みたいな話であります。
それで、ペテルブルグを出発してモスクワ→オルレンブルグ→イルギス
→カザリンスク→トルキスタン→チムケントときて
現在のウズベキスタンの首都である、タシケントに到着。
街についてかなり詳細な記録が残されているのですが、
ダンスについても、ありました!!!
>このトルキスタン地方には、見るべきものとしてバチャ(batcha)という少年の舞踏がある。
(中略)
>舞台の一隅に楽師が5,6人から7,8人。多いときには10数人
(中略)
>こういった(踊り手)の少年たちは大体少ないときで7,8人。
>多いときは14、5人から20人以上にも及び、
>年齢は12、3歳から16、7歳くらいの美少年で
>女装をしたり、男装をしたりさまざまで、みな華麗な絹の衣装を身にまとい、
>お互いに美を競っている。
>学期には半面の鼓(ソルマンタ)、胡弓、携琴(チダラ)、八孔の木管(スルナイ)、
>太鼓(ジル)などで、その音曲は鼓が主で、恋を主題としたものが多い。
(中略)
>この踊りというのが、各々手を上げ、指を弾き、あるいは両手で物を拍ちならしたり、
>くるくると激しく踊り狂うので、目がまわるようだが、
>一方、見物客のほうでも手拍子をうってこれに調子をとり、喝采が続く。
ですって!!!
これには補足があり、
バチャというのは「酒姫」のこと、姫といっても女性ではなくて、
イスラム社会で女性は公の場に出られないので、
美少年がホステス役をつとめたそうで(@@)…
手を上げるとか、くるくる回るみたいなのは、まさにウズベク舞踊なのですが、
この当時は、某アイドル事務所みたいな編成だったんですかねえ。。
タイムスリップして見てみたい。。。
動画はタシケント今昔
今、海外を旅するというと、かんぺきに個人の趣味ですが。
明治時代は、国益のためという意味合いが強かったようです。
この本では、3人の日本人を扱っていますが、
最初に登場する、西 徳二郎。
明治維新になったほやほやの明治3年にロシア留学。
大久保利通にロシア情報を送っていた。
当時のロシアはトルキスタンを皮切りに侵略を進めていて
もしかしてそのうち中国→日本???ということが懸念される。
中央アジア情勢をこの目でみたいと熱望するようになる…と
「坂の上の雲」みたいな話であります。
それで、ペテルブルグを出発してモスクワ→オルレンブルグ→イルギス
→カザリンスク→トルキスタン→チムケントときて
現在のウズベキスタンの首都である、タシケントに到着。
街についてかなり詳細な記録が残されているのですが、
ダンスについても、ありました!!!
>このトルキスタン地方には、見るべきものとしてバチャ(batcha)という少年の舞踏がある。
(中略)
>舞台の一隅に楽師が5,6人から7,8人。多いときには10数人
(中略)
>こういった(踊り手)の少年たちは大体少ないときで7,8人。
>多いときは14、5人から20人以上にも及び、
>年齢は12、3歳から16、7歳くらいの美少年で
>女装をしたり、男装をしたりさまざまで、みな華麗な絹の衣装を身にまとい、
>お互いに美を競っている。
>学期には半面の鼓(ソルマンタ)、胡弓、携琴(チダラ)、八孔の木管(スルナイ)、
>太鼓(ジル)などで、その音曲は鼓が主で、恋を主題としたものが多い。
(中略)
>この踊りというのが、各々手を上げ、指を弾き、あるいは両手で物を拍ちならしたり、
>くるくると激しく踊り狂うので、目がまわるようだが、
>一方、見物客のほうでも手拍子をうってこれに調子をとり、喝采が続く。
ですって!!!
これには補足があり、
バチャというのは「酒姫」のこと、姫といっても女性ではなくて、
イスラム社会で女性は公の場に出られないので、
美少年がホステス役をつとめたそうで(@@)…
手を上げるとか、くるくる回るみたいなのは、まさにウズベク舞踊なのですが、
この当時は、某アイドル事務所みたいな編成だったんですかねえ。。
タイムスリップして見てみたい。。。
動画はタシケント今昔