化石の日記Ver.2

ミーハーのたわごと。
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オヤカフェ

2011-03-03 00:42:02 | ハンドメイドなはなし
  
クルド人のオヤを紹介するイベントがあるので、行ってきました。

同時に販売もしていて、撮影OKとのことなので激写。

ほとんどがトルコでいう「トゥーオヤ」
(かぎ針で編むオヤでビーズを入れないもの
 ちなみオヤ初心者が最初に習うのがコレです)

トルコとの違いは、あまり感じられなかったのですが、
左端のような、ドイリーみたいなのは
トルコのオヤではあまりないな…と思いました。


女性に発言権がないので、オヤの色柄に思いをこめる、とか
編み図などはなくて、各人サンプル集みたいなものを持っていて
編み方の手の見よう見まねで伝承されるということも共通していました。

かなり、かっちりとして、ちょっとやそっとでは崩れそうにない
編み目なのにはもうびっくりというか尊敬というか…


それで、なぜ日本でクルド人のオヤを紹介しているのかというと、

主催が「難民支援協会」というNPO団体で、
http://www.refugee.or.jp/

オヤの編み手はすべて、日本に在住しているクルド難民の女性たち。

2/27の日記でとりあげた「漂流するトルコ」にも書いてある
トルコの少数民族の言葉や文化を認めない政策が原因で

国別の難民申請者数↓を見ると
http://www.jlnr.jp/stat/past10_02.html
2位:トルコなのですが、トルコ人ではなくてクルド人などの少数民族で
これまでクルド人で難民認定された人はゼロという説明でした。

日本では、難民の申請から認定までかなり時間がかかり
(早くて2年、10年以上かかるケースも)

その間は、日本語ができない、就労が許されない=収入がない
など日常生活を送るのが困難である。
それを支援するのがこの団体の目的とのことです。

日本でクルド人難民は、埼玉県の川口市や蕨市
(て格オタ的にはタイ人が多そうなところというイメージ)に
多く(200人くらい)住んでいて、その両市でクルド人女性たちが
オヤを編むために定期的に集まる機会を設けたところ

おたがいに交流しあうことによって、

気持ちが(良い方向に)変わった
助け合うようになった
日本語やコミュニケーション能力がついた
子どもへの支援にも手がつけられるようになった
クルド文化や難民のことを知る人が増えた

という効果があったそうです。

これは心温まる話しだなと思いました。

今回のイベントはぎっしり満員だったのですが、
そのうちまたあるものと思われます。
http://www.refugee.or.jp/event/2011/03/02-2000.shtml

あと、サイトにはまだないのですが、
今月末に銀座プランタンでオヤの販売があるらしいです。

詳細出たら書き込みます。

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