化石の日記Ver.2

ミーハーのたわごと。
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ロックなシタール

2013-05-12 01:45:03 | 音楽の話
「世界の針仕事」という

アジアの布好きにはたまらない展示が↓開催され、

http://www.jutanya.com/2013/05/12439

(写真には載ってないのですが、ウズベキスタンの布いっぱいありました)


11日に、アジアイベントで活躍中の若手シタール奏者

シタール王子の師匠である、ヨシダダイキチ氏の

演奏があるとのことで、それにあわせて行ってきました。


会場は、安養寺の薬師堂…

な、なんと、ステージは、薬師如来像の前。

しかも、バックには曼荼羅ーーーーー


思わず、手を合わせたくなる舞台背景。


その上に、生演奏が聴けるなんて…

さらに、無料(要予約)なんて…

なんてぜいたくというか、太っ腹というか…


さらに、

開演ギリギリに来たのに、なぜか一番前が開いていて

そこに座ることに!!!!



実は、かねてから、何か楽器をやりたいと思っていたので

願ったりかなったり!

むっちゃ、観察しまくりました。



ほんでもって気になったのは…


床に電気系としか思えない機材がいっぱい置いてある…

…何に使うんだろうコレ。。。。



登場したのは、シタールのヨシダダイキチ氏と

まあるくて可愛らしい、不思議な楽器を持ったママドゥ氏。

この楽器は“コラ”というアフリカのもので、

ヒョウタンに、羊(だったか)の皮を貼り、

弦はなんと釣り糸!

ママドゥさんは、「安いですよ~」と流暢な日本語で説明されてました。


問題はシタール。

コードみたいなのがあって、あらかじめ置いてあった

電気系統の機材に差し込んでた…

演奏中も、なにかチカチカ。

メーターみたいなものが作動していた…



…ってことは、エレキギターならぬ


エレキシタール!!!!



私は、シタールというと、

何となく木で作られてるのをイメージしてましたが

ボディは黒だぜ…


何かが、違う予感。



しかし、

弦楽器二人で、どうやって合わせるのだろう???



“コラ”という楽器。

真ん中にいっぱい弦が貼られていて、その左右に短い棒みたいなのがある。

その棒を薬指と小指(かなあ…)で持って、

残りの3本で弦をはじいてるように見えました。


ずっと左手で、リズムを刻み、右手がメロディ担当。

これのメロディが大人しくなってきたところで


シタールが、



びよ~~~~ん

びよよよ~~~ん

(間はかなりランダム)

とうなりだす。


“コラ”がメロディを奏でだすと、シタールがリズム担当になる…


という配分。


楽譜キッチリじゃなくて、大まかな曲の構成は決まっているけど

あとはアドリブというか、その時のノリなんだろうな…


私には、ママドゥさんがベーシックな部分を演奏していて、

ヨシダさんは、彼の呼吸に合わせてシタールを入れてく…


…なんか、日本人の気配りみたいなものを強く感じたのですが。


本人たちにしてみれば、どうだったのかはよくわかりません。。




それにしても、エレクトリックシタール。


びよよよよ~ん。


何を演奏しても、サイケデリックにしか聴こえないのですが…


わたしの耳がおかしいのか。。。



このびよよんが、ほぼ弦一本で行われてたのもびっくりさ。


左手を激しく上下にスライドさせると


よよよよんの音ができるわけ。



うねうねした絵を描きたくなります。