アンジェロ・ブレーン山口まりこのイベント万歳日記

ライター兼翻訳のかたわら、落語やジャズ、津軽三味線などさまざまなイベントをプロデュースしてます

食べ物の本3

2009-02-22 19:19:24 | Weblog
声をかけてきたのはインドネシア人のウェイターだった。「そんなユニークなタイトルの本をこれまで見たことがありません。よろしかったら少し見せて頂けますか?」アクセントは強いが、礼儀正しい英語で乞われ、私は本を手渡しながら、大好きなボブ・グリーンのことなどを話した。

全く食べ物のチーズバーガーと関係がないのだが興味津々の彼に「読み終わったらあげる」と約束した。

バンクーバーのカフェでのことだったが、その日、大学院時代を過ごしたビクトリアへ一旦移り、帰国前に又バンクーバーで一泊する予定だったので私には大した手間ではなかった。

が、彼は恐縮してしまったのだろう。実際、バンクーバーに戻り、帰国前の朝食をとりにそのカフェに行くと「自分の奢り」だと言ってどうしても代金を受け取ってくれない。

下手したら一時間の時給分が飛んじゃうんじゃないかなぁと心配しながら店を後にした。数年経つが今でも懐かしい

食べ物の本2

2009-02-22 14:20:04 | Weblog
ボブ・グリーン(ボブ・ディランではない。念のため(^_^;)という、私の大好きな書き手の「チーズバーガー」(^_^;)

断っておくが、この作品はチーズバーガーの歴史などを解説した本ではない。むしろ、かたい内容である(T_T)

当時、シカゴ・トリビューン紙を中心に作品を発表していた氏を駆け出しの物書きであった私は崇拝していた(^o^)/

ちょうどカナダを仕事で訪れた時「チーズバーガー」(原文)を読んでいたのだが、朝食の為入ったカフェのウェイターの視線が私から、いや、正確には私の本から離れない!

最初は何を見られているのかわからず、ちょっと気味が悪かった。客である私から「何かご用ですか?」と聞くのも可笑しいし、レディのすることではないと叱られそうだし…

そんなことを考えながらも読み続けていると、コーヒーのお代わりをつぎながらウェイターが意を決したように「大変失礼ですが、マダム…」と口を開いた。 Yes?

食べ物の本

2009-02-22 13:33:29 | Weblog
先日、いつものように電車の中で本を読んでいた。が、常とは違い、視線をやたら感じた。
「眉毛書き忘れた?スカート短かすぎて大根足が出てる?ネイルが派手すぎて歳相応に見えない?…」色々考えたが、原因が思いあたらない(ToT)

そこで逆にその視線の先を探ってみると…

なんと私が読んでいた本のタイトルが注目の的だった!

その日読んでいたのはお好み焼きについてのエッセイ♪いかにも美味しそうなお好み焼きのイラストが大きく背表紙を飾っている(^_^;)

時間もちょうど夕食時で皆、お腹がすいている頃だった。

「今晩、お好み焼きを食べようかな?」と思った人もいるかもしれない。

とまぁ、他人からするとちょっと不思議に見える「食べ物」についての本をライターという仕事柄、私はかなり読んでいる(^_^;)

お好み焼きの前は「蕎麦の極意」を読んだし、次は「すしの歴史」を読むつもりだ。

しかし、一番印象に残ったのは…