2018年4月22日(日)
この日は滞在予定のカッセルまでの移動日。せっかくなので、フライブルクからの途上にあるヨーロッパ屈指の温泉保養地・バーデンバーデンでひと風呂していこう、となった。
9時過ぎにホテルを出て9:47発のICEに乗り込む。10:35ころバーデンバーデン駅に到着。
駅と温泉街は離れており、バスかタクシーで移動。4人でみなスーツケースを抱えているのでタクシーで向かうことに。
到着したプラットホームからタクシー乗り場のあるメインゲートへは階段かエレベータで一度地下通路に降り、そこから歩いて再度メインゲートに隣接したプラットホームまで上がらなければならない。大荷物を抱えた我々はエレベータで昇降することにした。
この時、荷物を持った中東系の40前後と20代前半の2人の女性が一緒に乗ってきた。荷物もありかなり狭い状況の中でエレベータに乗り込み地下通路へ。その2人と再度エレベータでメインゲートのあるプラットホームで上った。
バーデンバーデンの温泉地へ向かうべく、タクシー乗り場で分乗して荷物を積もうとしたまさにその時、お客さんの1人が「財布がない。」と。おそらく列車を降りるときに落としかた忘れたと思う、とのことでプラットホームにいる駅係員のところへ。老年のこの人、まったく英語が通じず苦慮したが、四方を当たってくれ乗っていたICEに確認してもらった。結果、財布は車内に落ちておらず忘れ物としての届けもなかった。
駅係員とのやりとりを待っている間、ひょっとしてエレベータの中で女性にすられたのではないか?と。たしかにいま思えば不審な動きがあった気がした。自分も後ろのポケットを触られた違和感があった。
保険のためもあり、遺失物証明をもらおうと駅事務所へ移動し順番待ちをしているそのとき、一緒にいたもう1人のお客さんが、ちょっとエレベータを見てくる、と言って暫くして戻ってきた。あの2人が変装して同じエレベータで待っている、と。
これでスリにあった、と確信。チケットオフィス兼インフォメーションの女性にその旨を伝えたところ、「ああ!」とリアクション。恐らくすでに複数の被害が出ているのであろう。警察に届けるよう指示があり、連絡先を確認するため先ほどの老年の駅員も合流して諸々の確認をした。なんとこの間、2人の女性がオフィス前を通り過ぎたではないか!
あいつらだ!と駅員に知らせ、追いかけてもらおうとしたその時、オフィスで待っていたように見受けられた、右腕にタトゥーの中東系の男が駅員に何か話しかけ、追跡を遅らせた。こいつもグルだったのだ。
駅員が追いかけて行ったが、女性2人はすでに列車に乗って行ってしまった。
バーデンバーデン警察で事情聴取
どうしようもない。クレジットカードの停止をしつつ、タクシーでバーデンバーデン警察へ行き被害届と証明書を発行してもらった。
警察の事情聴取は、すられた状況から犯人と思われる3人の特徴、財布の中身まで英語にて行われた。
犯罪が複数起こっているのであればなぜ防犯カメラを設置しないのか?との質問に対して、警察としてはつけるべきだ、と考えるがプライベートを主張する政治家のため全く進まないこと、またドイツの警察組織は国家警察と州警察に分かれており、いまいるのは州警察。鉄道や空港、国境警備を司るのが国家警察。今回本来は国家警察管轄となることなど説明を受ける。
日本人が「はい。はい。」と受け答えしているのは可笑しいらしい。ドイツ語で「ハイ」はサメSharkを意味するらしい。Ah Soがドイツ語と日本語では同じ意味であることを話すと驚いていた。事情聴取の中で興味ある話を聞けた。
盗難証明を発行してもらい、タクシーで駅へ戻った。
もう温泉へ行く気分ではない。
まっすぐカッセルへ向かった。
車内は激混み。ずっと食堂車のバーで過ごす。お疲れ様、とビール。
3時間ほどでカッセル着。
夕飯はイタリアン。ホテルで紹介してもらった。なかなかイケるが、ピザのサイズが半端ない。
いろいろなことがあった、長い1日だった。
この日は滞在予定のカッセルまでの移動日。せっかくなので、フライブルクからの途上にあるヨーロッパ屈指の温泉保養地・バーデンバーデンでひと風呂していこう、となった。
9時過ぎにホテルを出て9:47発のICEに乗り込む。10:35ころバーデンバーデン駅に到着。
駅と温泉街は離れており、バスかタクシーで移動。4人でみなスーツケースを抱えているのでタクシーで向かうことに。
到着したプラットホームからタクシー乗り場のあるメインゲートへは階段かエレベータで一度地下通路に降り、そこから歩いて再度メインゲートに隣接したプラットホームまで上がらなければならない。大荷物を抱えた我々はエレベータで昇降することにした。
この時、荷物を持った中東系の40前後と20代前半の2人の女性が一緒に乗ってきた。荷物もありかなり狭い状況の中でエレベータに乗り込み地下通路へ。その2人と再度エレベータでメインゲートのあるプラットホームで上った。
バーデンバーデンの温泉地へ向かうべく、タクシー乗り場で分乗して荷物を積もうとしたまさにその時、お客さんの1人が「財布がない。」と。おそらく列車を降りるときに落としかた忘れたと思う、とのことでプラットホームにいる駅係員のところへ。老年のこの人、まったく英語が通じず苦慮したが、四方を当たってくれ乗っていたICEに確認してもらった。結果、財布は車内に落ちておらず忘れ物としての届けもなかった。
駅係員とのやりとりを待っている間、ひょっとしてエレベータの中で女性にすられたのではないか?と。たしかにいま思えば不審な動きがあった気がした。自分も後ろのポケットを触られた違和感があった。
保険のためもあり、遺失物証明をもらおうと駅事務所へ移動し順番待ちをしているそのとき、一緒にいたもう1人のお客さんが、ちょっとエレベータを見てくる、と言って暫くして戻ってきた。あの2人が変装して同じエレベータで待っている、と。
これでスリにあった、と確信。チケットオフィス兼インフォメーションの女性にその旨を伝えたところ、「ああ!」とリアクション。恐らくすでに複数の被害が出ているのであろう。警察に届けるよう指示があり、連絡先を確認するため先ほどの老年の駅員も合流して諸々の確認をした。なんとこの間、2人の女性がオフィス前を通り過ぎたではないか!
あいつらだ!と駅員に知らせ、追いかけてもらおうとしたその時、オフィスで待っていたように見受けられた、右腕にタトゥーの中東系の男が駅員に何か話しかけ、追跡を遅らせた。こいつもグルだったのだ。
駅員が追いかけて行ったが、女性2人はすでに列車に乗って行ってしまった。
バーデンバーデン警察で事情聴取
どうしようもない。クレジットカードの停止をしつつ、タクシーでバーデンバーデン警察へ行き被害届と証明書を発行してもらった。
警察の事情聴取は、すられた状況から犯人と思われる3人の特徴、財布の中身まで英語にて行われた。
犯罪が複数起こっているのであればなぜ防犯カメラを設置しないのか?との質問に対して、警察としてはつけるべきだ、と考えるがプライベートを主張する政治家のため全く進まないこと、またドイツの警察組織は国家警察と州警察に分かれており、いまいるのは州警察。鉄道や空港、国境警備を司るのが国家警察。今回本来は国家警察管轄となることなど説明を受ける。
日本人が「はい。はい。」と受け答えしているのは可笑しいらしい。ドイツ語で「ハイ」はサメSharkを意味するらしい。Ah Soがドイツ語と日本語では同じ意味であることを話すと驚いていた。事情聴取の中で興味ある話を聞けた。
盗難証明を発行してもらい、タクシーで駅へ戻った。
もう温泉へ行く気分ではない。
まっすぐカッセルへ向かった。
車内は激混み。ずっと食堂車のバーで過ごす。お疲れ様、とビール。
3時間ほどでカッセル着。
夕飯はイタリアン。ホテルで紹介してもらった。なかなかイケるが、ピザのサイズが半端ない。
いろいろなことがあった、長い1日だった。