煩悩のアースガルド

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〔パン・お菓子〕チョココロネを作って、久々にパンの記事を書く(ゴマ猫筆)

2015年12月06日 | パン・お菓子
この間チョココロネを作ったので、久しぶりにパンの記事を書いてみます。
菓子パンはわりと作るのが好きなんですよね。成形も楽しいですし。今回は『中種法』と呼ばれる製法で作ってみました。
中種法と言われても、パンを好きな方じゃなければピンと来ないと思うので、軽く説明を。

中種法とは、材料の50%以上の粉に水とイーストを加えて混ぜた発酵種(中種)を作る。
これを発酵させてから残りの材料と合わせて混ぜる製法の事です。
簡単に言ってしまうと、最初に中種と呼ばれる生地を作って、その生地に残りの材料を混ぜて1つの生地にするって事ですね。

つまり、二段階の工程がある訳です。
前にパンの記事を書いた時に紹介した製法は『ストレート法』と呼ばれる製法でした。
ストレート法は、こねから焼き上げまで一気にやってしまうんですが、今回は――

中種作り→中種発酵→発酵した中種に残っていた材料を混ぜる→こねる→発酵→パンチ(ガス抜き)分割してベンチタイム→成形→最終発酵→焼成。

という流れです。
書くと複雑な感じしますよね。確かにストレート法に比べると手間は掛かります。
ただ、この中種法は菓子パンの生地に適していて、日本の大手製パン会社のほとんどが採用しているんですよ。凄いですね。







ついでに、イーストってなんぞや? って方もいらっしゃるかもなので軽く説明をヾ(・・ )
イーストというのは、イースト菌という酵母です。この酵母がないと、パンは作れません。
厳密に言うと作れるんですが、それは発酵したパンではなく、無発酵のパンなのです。
イーストにもいくつか種類があって、パンの種類によって適したイーストがあります。
今回はオールマイティなイーストを使用しました。







こねとか、その辺の工程の画像はすっ飛ばして焼成前の画像です(・。・)
分かりづらいですが、上にツヤを出すために溶き卵を塗っています。
こうする事で、焼き色が綺麗なキツネ色に仕上がります。
豆知識として、卵やバターを使っているパンを『リッチなパン』
水と塩、粉とイーストだけで作るパンを『リーンなパン』と呼ばれています。
今回のは『リッチなパン』に分類されます。ちなみに、リッチとは「豊富な」や「コクのある」という意味です。
油脂や卵、乳製品、砂糖などの副材料を豊富に使ったパンの事を言います。
仕上がりとしては、甘くてふっくらしたパンになりますね。
逆に『リーンなパン』は「簡素な」や「脂肪分のない」という意味で、小麦粉本来の風味を味わう事が出来ます。
どちらが良いか、この辺は好みですね。







焼成後です。
コロネ型が付いたままですが、冷めてからこれを抜きます。
そして、中にチョコクリームを絞れば――







完成です。どうですか? 中々の出来栄えかと(=´▽`=)
コロネの由来はイタリア語で角をあらわす『コルネ』とか『コルネット』という楽器からきてるとも言われているらしい。
これを縦にして、チョコをどっぷりつけてトッピングなんかで飾り付けすると、クリスマスツリーっぽくする事も出来ます(笑)
ホワイトチョコや粉糖なんかを使うと、雪をイメージ出来て良いかもですね(。_。)ウンウン

ではでは、今日はこの辺で。ゴマ猫でした~!