竹に雀

上杉家中心・戦国まったりブログ

小豆長光が旅立つ前に…

2021-06-12 14:02:04 | アニメ・コミック・ゲーム
小豆長光が旅立つ前に台詞や設定から、考察してみました。
修行内容で今回の内容が全部外れていたら、すみません。
【台詞や設定から考えられること】
1.子ども好き。「子どもたち」と言う台詞が多い
元の主上杉謙信は、養子の景勝様をとても可愛がりました。服を贈ったり、習字の手本を送ったり。それが元になっているのだと思います。
2.お菓子作りが趣味
新潟の銘菓といえば、笹団子。笹団子の由来にも上杉謙信が関係しています。笹団子の由来として①上杉謙信が戦時の食糧として考案した②宇佐美定満が考案した(出典:北越軍記)③1554年柿崎城主に仕えていた菓子役人が兵糧として、中国のチマキをまねて考案した(出典:北越風土記)があります。
新潟市で手広く笹団子を製造販売している某菓子店のホームページには「上越地方に笹団子ちまきを作り、食する習慣がない」と載っていますが、完全なる間違いです。
チマキはだいたい年寄りのいる家では作り、端午の節句に食べます。
「新潟県の郷土食に関する研究(第6報) ちまき、その他のだんご、餅について」(1979.1.16)渋谷らによると「ちまき類は上越において盛んに作られ、笹団子とは対照的である」との記載があります。このことから考えると、笹団子の由来は③が近いのではと考えられます。
菓子作りについては、子ども好きだからというイメージを強くするための設定の気もしますが。

【逸話のみの刀が顕現している理由】
小豆長光は逸話のみで、刀身も押型もありません。また、三十五腰にも名前がありません。長光は、何振かありますが。
このことより、小豆長光は「元々存在しない刀」ではないかと考えます。
小豆長光自体が上杉謙信に近づこうとしていることより、「小豆長光=上杉謙信に対する人々の思いが顕現化した存在」なのではないでしょうか。存在しない小豆長光が、より存在しているように皆へ思い込ませているのが、実在する謙信景光だと思います。
謙信景光は、上杉景勝が上杉謙信の神格化を行ったように、小豆長光と共にいることで小豆長光が実在するように思い込ませていると…

こんなに長々書いて、全然違ってたら大笑ですけどね。

【オマケ 謙信景光の台詞元ネタ】
謙信景光の「今日は字を覚えたぞ」は、上杉謙信が景勝に送った習字の手本「伊呂波尽手本」が元ネタだと思います。
米沢の上杉神社の宝物館「稽照殿」で見ることができます。






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