2020/12/22 石坂正厩舎
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「先週の競馬は申し訳ありませんでした。外枠というのは厳しい条件でしたが、それにしてもこの馬らしい行きっぷりではないなと思っていました。レース後は大きなダメージこそないものの、脚元を見るとむくみなどだいぶ疲れが蓄積している様子はうかがえます。このまま使うことは馬にとって厳しいでしょうし、いったん休みを挟むとなると、権利取りのことも考える必要があり、万全の状態までリフレッシュさせられる期間があるか疑問です。私にとっても思い入れの深い血統ですが、2歳の入厩時に怪我してしまったり、その後もアクシデントがあって結果地方再転入という形になったことなど、思い返しても申し訳ない気持ちになります。しかしそこから3勝クラスで勝ち負けできるところまで立ち直ったのはこの馬の力ですし、本当によく頑張ってくれました。子供に関わることができないのは少しだけ心残りですが、必ずいい子を産んで枝葉を広げていってくれると信じています。会員の皆様にはここまで応援していただき、心から感謝しております」(石坂正師)初めての入厩時に怪我をしてしまい、ようやくデビューしたと思ったらまたもやアクシデント…。この時点ですでに3歳5月でしたから、なかなか厳しいのではないかと思ったものです。しかし、NF空港で手厚くケアされ立て直し、名古屋競馬での4戦を経て1年後にトレセンへ戻ってきました。そこからは芝、ダート問わず常に上位を賑わしてくれました。3勝クラスに上がってからはやや苦しいところを見せるようになり、前走・中京の三河Sではこの馬らしい行きっぷりがまったくありませんでした。レース後脚元を確認するとだいぶ疲れが蓄積している様子とのこと。3勝クラスは除外権利がないと希望のレースに使えない可能性もあり、ここから立て直すとなると万全の状態でレースに臨むのは難しい可能性もあります。以上のことを踏まえ石坂正調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念することとなりました。牝馬の引退時期まで時間を残してのご案内となり会員様には誠に残念なことと存じますが、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されています会員の方へは、追って書面をもってご案内いたします。
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【キャロットクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】
引退は予想していなかったので、レポートを見て「えっ??」となりました。6歳3月の引退期限が迫っていますが、リフレッシュを挟んでもう1走はしてくれると思っていたのに。オープン入りの夢が消えてしまい、残念です。
振り返ると、なかなかドラマチックな競走生活だったなと。デビュー前の2歳8月に洗い場で暴れて飛節に怪我をして、その回復に予想外に時間が掛かりました。全然良くならない。そのうちトモに痛みが出たとか、歩様が悪くなったとか、肩に疲れが出たとか、まあ順調に進まない日々。結局デビューできたのは3歳5月で、4着ながらもまずまずの競馬をしてくれたんですが、結局その後はまた飛節が腫れてお休み。結局1戦しただけで地方転籍になりました。それでも立て直しの兆しが全く見えずに3歳シーズンは終わり。やっと地方で競馬を使えたのは4歳2月ですからね。もう見切りを付けてもいいと何度思ったことか。それでもそこからは頑張ってくれました。地方で短期間に3つ勝って中央再登録。中央入り後は1勝クラス、2勝クラスを連勝。3勝クラスでも2着2回とオープンに手が届くところまできたのは立派です。芝でもダートでもあと一歩足りないところがある馬でしたが、能力は確かなものがありました。
オープン馬になっていれば胸を張ってアワブラ入りだろうけど、現状だとずっとノーザンファームにいられる保証はありません。でも、産駒がクラブで1頭も募集されないなんてことはないはず。ぜひ積極的に初年度産駒から申し込みたいと思います。能力はあった馬、体質の弱さが伝わらないかどうかが不安だけど、良い仔を出してくれるでしょう。産駒を楽しみに待ちたいと思います。色々あったけど、お疲れさん、ブルーメンクローネ。良いお母さんになるんだぞ。
ブルーメンクローネ
父キングカメハメハ
母ブルーメンブラット(アドマイヤベガ)
2015年3月26日生まれ
ノーザンファーム生産
栗東 石坂正厩舎
17戦5勝 5-4-2-1-2-3
中央:13戦2勝 2-3-2-6
地方:4戦3勝 3-1-0-0
2019/9/14:3歳以上1勝クラス
2019/11/10:3歳以上2勝クラス
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「先週の競馬は申し訳ありませんでした。外枠というのは厳しい条件でしたが、それにしてもこの馬らしい行きっぷりではないなと思っていました。レース後は大きなダメージこそないものの、脚元を見るとむくみなどだいぶ疲れが蓄積している様子はうかがえます。このまま使うことは馬にとって厳しいでしょうし、いったん休みを挟むとなると、権利取りのことも考える必要があり、万全の状態までリフレッシュさせられる期間があるか疑問です。私にとっても思い入れの深い血統ですが、2歳の入厩時に怪我してしまったり、その後もアクシデントがあって結果地方再転入という形になったことなど、思い返しても申し訳ない気持ちになります。しかしそこから3勝クラスで勝ち負けできるところまで立ち直ったのはこの馬の力ですし、本当によく頑張ってくれました。子供に関わることができないのは少しだけ心残りですが、必ずいい子を産んで枝葉を広げていってくれると信じています。会員の皆様にはここまで応援していただき、心から感謝しております」(石坂正師)初めての入厩時に怪我をしてしまい、ようやくデビューしたと思ったらまたもやアクシデント…。この時点ですでに3歳5月でしたから、なかなか厳しいのではないかと思ったものです。しかし、NF空港で手厚くケアされ立て直し、名古屋競馬での4戦を経て1年後にトレセンへ戻ってきました。そこからは芝、ダート問わず常に上位を賑わしてくれました。3勝クラスに上がってからはやや苦しいところを見せるようになり、前走・中京の三河Sではこの馬らしい行きっぷりがまったくありませんでした。レース後脚元を確認するとだいぶ疲れが蓄積している様子とのこと。3勝クラスは除外権利がないと希望のレースに使えない可能性もあり、ここから立て直すとなると万全の状態でレースに臨むのは難しい可能性もあります。以上のことを踏まえ石坂正調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念することとなりました。牝馬の引退時期まで時間を残してのご案内となり会員様には誠に残念なことと存じますが、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されています会員の方へは、追って書面をもってご案内いたします。
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【キャロットクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】
引退は予想していなかったので、レポートを見て「えっ??」となりました。6歳3月の引退期限が迫っていますが、リフレッシュを挟んでもう1走はしてくれると思っていたのに。オープン入りの夢が消えてしまい、残念です。
振り返ると、なかなかドラマチックな競走生活だったなと。デビュー前の2歳8月に洗い場で暴れて飛節に怪我をして、その回復に予想外に時間が掛かりました。全然良くならない。そのうちトモに痛みが出たとか、歩様が悪くなったとか、肩に疲れが出たとか、まあ順調に進まない日々。結局デビューできたのは3歳5月で、4着ながらもまずまずの競馬をしてくれたんですが、結局その後はまた飛節が腫れてお休み。結局1戦しただけで地方転籍になりました。それでも立て直しの兆しが全く見えずに3歳シーズンは終わり。やっと地方で競馬を使えたのは4歳2月ですからね。もう見切りを付けてもいいと何度思ったことか。それでもそこからは頑張ってくれました。地方で短期間に3つ勝って中央再登録。中央入り後は1勝クラス、2勝クラスを連勝。3勝クラスでも2着2回とオープンに手が届くところまできたのは立派です。芝でもダートでもあと一歩足りないところがある馬でしたが、能力は確かなものがありました。
オープン馬になっていれば胸を張ってアワブラ入りだろうけど、現状だとずっとノーザンファームにいられる保証はありません。でも、産駒がクラブで1頭も募集されないなんてことはないはず。ぜひ積極的に初年度産駒から申し込みたいと思います。能力はあった馬、体質の弱さが伝わらないかどうかが不安だけど、良い仔を出してくれるでしょう。産駒を楽しみに待ちたいと思います。色々あったけど、お疲れさん、ブルーメンクローネ。良いお母さんになるんだぞ。
ブルーメンクローネ
父キングカメハメハ
母ブルーメンブラット(アドマイヤベガ)
2015年3月26日生まれ
ノーザンファーム生産
栗東 石坂正厩舎
17戦5勝 5-4-2-1-2-3
中央:13戦2勝 2-3-2-6
地方:4戦3勝 3-1-0-0
2019/9/14:3歳以上1勝クラス
2019/11/10:3歳以上2勝クラス
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