一口馬主ゴンザレスの日記

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オーダーナチュラル、引退

2023年11月08日 18時02分27秒 | 【引退】19年産出資馬
2023/11/8 栗東TC
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この中間は脚元の状態を確認しながら、出走へ向けて調教を進めていたのですが、先週末に左前肢に腫れと熱感が認められました。すぐに冷却治療等を施して経過をみていたのですが、なかなか症状が改善されたかったため、昨日7日(火)にJRA獣医師によって左前肢の精密検査をおこいました。その結果、残念ながら左前肢に屈腱炎の症状が認められました。獣医師より症状としては重度の部類で、復帰までにはかなりの時間を要すとの見解でした。高橋調教師は「右前肢の骨折は治っているものの、潜在的に庇うようなところが残っていて、出走へ向けた調教ペースに上がり疲労が表明化したのかもしれません。なんとか復帰させたいと願っていたのですが、このような結果となってしまい、申し訳ございません」と頭を下げてコメントしていました。この診断を受けまして、高橋調教師ならびに牧場関係者と協議を重ねた結果、これから再びの長期休養によって脚元の回復を目指したとしても、復帰へ向けた調教過程で屈腱炎を再発するリスクは避けられないこともあり、会員の皆様の預託料出資金等のご負担を考慮すると、これ以上進退を先送りにすることは得策ではないとの結論にいたり、残念ですがここで本馬の現役引退を決定しました。復帰を心待ちにされておられた会員の皆様におかれましては、突然のお知らせになりましたことを深くお詫び申しあげます。
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【社台サラブレッドクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】


今日は在厩馬の更新の日。先日帰厩したオーダーナチュラルも今日あたり時計を出したかな、と思ってレポートを開いて驚きました。唐突な引退アナウンスで唖然。骨折長期休養から戻って来て、さあ復帰戦に向けてこれからという時だけに残念でなりません。

イスラボニータの初年度産駒として募集され、募集馬の中に複数いた産駒の中から選んだのがこの馬でした。柔らかい歩様に父に似たところを感じたのがその理由です。しかし、今にして振り返ってみると育成時から体質の弱さ、そして脚元の弱さがある馬で、やはりこうなったかと。本音を言えば厩舎サイドとの相性もイマイチだったように思います。レース選択、騎手起用など、しっくりこない場面が度々ありました。小倉で今村騎手を背に未勝利戦を勝ったのが唯一の勝ち星となりましたが、能力的には1勝クラスでは戦える能力は十分にあった馬で、4歳という年齢で引退になってしまうのは残念です。

志半ばですが、ボニータ産駒に出資して、一つ勝ってくれて、願いを実現してくれた馬でした。いつもゲートから出脚が鈍く後方からでしたが、最後は目の覚めるような末脚を繰り出してくれる馬でした。ご苦労さま、ありがとう。

オーダーナチュラル(牡4)
 父イスラボニータ
 母フィジオクラート(Doctor Dino)

2019年2月21日生まれ
社台ファーム生産
栗東:高橋亮厩舎

11戦1勝 1-1-1-0-5-3

2022年7月16日 3歳未勝利:小倉競馬場(今村聖奈)
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