一口馬主ゴンザレスの日記

社台・サンデー・G1・キャロットの出資馬を中心に競馬の話題あれこれ

出資馬の近況

ルコルセール 牡6 10/6(日)の東京競馬(グリーンチャンネルC・ダ1,600)に佐々木騎手で出走して13着
ハイエスティーム 牝5 10/20(日)の東京競馬(山中湖特別・芝2,000)に出走予定
オーディブルコール 牝4 10/24(木)の浦和競馬(マルチフェア特別・ダ1,400)に出走予定
シンバーシア 牝3 10/4(金)ミッドウェイFへ移動
アビッサルスター 牝2 10/2(水)山元トレセン放牧
ソリッドベーシス 牡2 9/26(木)宇治田原優駿ステーブルへ移動
キラーチューン 牝2 9/26(木)NFしがらき放牧
ヴァイスクレー 牝2 9/7(土)栗東トレセン入厩
ボージェストの23 牡1 NF空港で育成中
フィルムフェストの23 牡1 NF早来で育成中
リャスナの23 牡1 NFイヤリングで育成中

2019社台秋ツアー

2019年09月02日 21時38分04秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
週末は社台秋ツアーに参加してきました。昨年は直前の地震で中止になったんですよね。あれから一年、今年は予定通り実施できて何よりです。



最初の展示会場の社台ファーム。暗くてドンヨリとした雰囲気、見学者が合羽を着ていることからも分かる通り、雨でした。社台ファームの食事会場に着いた頃は曇り空で、天気予報でも午後から晴れとなっていたので大丈夫だろうと思っていたんですが、食事の途中からにわかに雨が降り始め、展示会場に移動する頃には土砂降り。雨雲レーダーを見ると、線状降水帯が社台ファームの上を通過していて、ピンポイントで雨が降っている感じ。うーむ、マジか。。ということで、雨が落ち着くまで30分くらいバスで待機していました。あの雨では、とても外に出る気になれん。本当は6月にフラれた女の子(アブソリュートレディ)を見に行こうと思ったんですが、雨の影響で見れず。やはりこの子には縁が無かったようです(笑)

さて、ようやく雨が上がって外に出てみると、下はグチャグチャ。ゲート前もドロドロ。



ダートコースもドロドロ。



もう何度もツアーに参加していますが、社台ファームの見学時間に雨が降ることが多い気がします。ノーザンファームで雨が降ることは少ないような。こんなところにも…(以下略)

2日目は快晴で、日焼けして暑いくらいでした。そんな中、早来ファームで見学したマエストラーレの18(牝)です。



うーむ、やはり小さい。現時点で397kg。めっちゃ小さいです。6月の募集時には357kg、7月に391kgまで増えたのに、8末の発表では388kg、そしてツアー当日は397kg。一旦増えたのに、そこから減ってしまった理由は、今年はアブが大量発生していて、夜間放牧中にアブを嫌がって動き回ることで減るみたいです。経験則的に、育成から調教厩舎に移動をすると、今まで夜間放牧で青草を食べていて膨らんだ馬体が絞られて、10kgや20kgはすぐに馬体が減ることが多いですし、そう考えても現時点で400kgに満たないサイズには不安しかありません。骨格のフレームからしても、ここから劇的に大きくなることはなさそうで、こりゃ困ったという感じ。



気性的には、馬にはキツイ面があるようで、小さいながら群れの中では上位にランクしているようです。この馬体だから気が強くないとやっていけないし、勝ち気なのは良いことかしらね。



現在は夜間放牧から朝に集牧して、飼い葉を付けて、その後は鞍付けや人が跨る慣らしを馬房で行い、お昼前後に放牧に出して、朝まで放牧、というスケジュール。だいぶアブも落ち着いたみたいだし、ここからドンドン食べて大きくならないと。あと30kgくらい増やしておくれ。

マエストラーレを見学した後は、同じ早来ファームの展示会場にいた当歳馬。来年の募集予定馬です。4頭が展示されましたが、もちろんお目当てはクリアンサスの19(父イスラボニータ)です。



小さくて可愛い馬ですが、とにかくやんちゃ。ジッとしていられないタチで、立ち上がって曳いているお姉さんを踏み付けようとするし、もうずっとワチャワチャ。途中からは止まって展示するのを諦めて、歩いて動かし続けていました。そうしないと落ち着かないみたい。とにかく元気な馬です。



クリアンサス自身も流星がある馬でしたが、ボニとの配合で産駒ももちろんエクレア付き。5月に白老ファームで見学させてもらった時よりも大きくなったな。このまま順調に成長して、来年縦縞のカタログに登場して欲しいです。

以下はオマケ。

早来ファームの展示。真ん中にいるのがマエストラーレ。


NF空港の展示。とにかく暑かった。


ノーザンホースパークの馬見の丘


ノーザンホースパーク、ディープインパクトの献花台。記帳して手を合わせてきました。


ノーザンホースパークにある金ピカのフサイチペガサス像


ここはジムになっています。


お見送りに出てきたヴァーミリアン(手前)、デルタブルース(奥)


例のワンちゃん。元気でした。
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ツアー翌日の小樽観光

2019年06月22日 23時24分44秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
2007年:登別
2008年:支笏湖→札幌
2009年:定山渓→小樽→札幌
2010年:日高方面牧場巡り
2011年:登別
2012年:函館
2013年:十勝帯広
2014年:ニセコ→余市
2015年:札幌
2016年:日高方面牧場巡り
2017年:富良野
2018年:浦河静内牧場巡り

さて、今年はどこに行こうか考えましたが、2009年以来の小樽に行くことにしました。2009年は定山渓泊から小樽に寄るというルート、今年は小樽泊です。日曜のツアーが終わってから行動開始。社台スタリオンの種牡馬見学が終わってから動く予定が、雨で見学が中止になったので、予定よりも2時間ほど早く空港に戻り、レンタカーを借りて出発です。小樽までは千歳空港から約70km、高速を使えばすぐに到着です。ホテルにチェックインしてから、さすがに疲れたのでマッサージでも行くかとお店を検索。予約時間まで1時間半ほどあったので、その間にメシでも行こうとリサーチ。小樽ならやっぱり寿司だろ!ということで探すと、マッサージ屋さんの向かいにありました。「和楽」という回転寿司で、評価も高く、現地でも人気のお店みたい。早速予約を取って移動です。



とても良いお店だったけど、バックヤードグリルでお昼を食べ過ぎて、夜になっても全然お腹が空いていない。数皿お寿司を食べて終了です。もちろんお寿司は美味しかったけど、お店特製の100%の搾りたてフルーツジュースがあって、これがめっちゃ美味しかった。お寿司屋さんでジュース?という感じだけどね。

この日はマッサージをしてホテルに戻って部屋飲みで終了。翌日に行動開始です。小樽と言えば運河というのがベタなところで、この日はクルーズを申し込んでいたんですが、悪天候で欠航。ということで、まずは観光の王道、北一硝子のお店をブラブラして、その後は特に目的なくドライブを開始。少し北に行った祝津というところに展望台があるらしいので、北に向かって走り始めました。その道すがら、たまたま見付けた旧手宮線跡地です。



現在は廃線になっていますが、線路や駅舎がそのまま保存されているんですね。



実は前日にホテルで貰った地図にも「旧手宮線」と線路が描かれていて何だろうと思ったんですが、これで繋がりました。



その後、近くにあった市場に寄って、北上中に面白いものを発見。早速寄ってみることにしました。「手宮洞窟保存館」、めっちゃマニアックじゃない?



入場料は100円、見学時間は10分あれば十分です。縄文時代あたりに描かれた壁画が保存されています。



写真だと何だか分かりませんが、壁にある模様のようなものが壁画。中は暗くなっており、ボタンを押すとモニターが付いて説明が流れる仕組み。普通なら、まず観光で来ることはないと思いますが、ブラブラ動いているからこそ意外と面白い発見があるものです。

さて、祝津に着て展望台へ行ってみたものの、うーん、展望台というか単なる山の途中の道端にある小さなスペース。海が眺められるだけで面白くないので、そのまま近くにあるニシン御殿に行くことにしました。



この辺りは明治から昭和初期にかけてニシン漁で賑わった地域らしく、家主が漁に出るために大勢の若者を住み込みで働かせるため、大きな家を構えていたようです。このニシン御殿は別の地域にあったものを移築してきたものだそう。中に入り、紹介ビデオや展示物を見学しました。ちなみに、ニシン御殿は海沿いの崖上に建っており、下を眺めると迫力満点です。



ここでポケストップを回してギフトをゲット。なかなかこれを持っている人はおらんでしょ(笑)



ニシン御殿の近くには、小樽貴賓館という美しい建物がありました。





その後、一旦小樽市内へ戻り、改めて運河クルーズが運航しているかチェックしたものの、やはりこの日は欠航。諦めて、横にある小樽運河館を見学して、その後は小樽市で一番大きい市場、「新南樽市場」へ行くことにしました。



この時期の北海道と言えばアスパラ!空港で買うより断然安いので、大量に購入。いつも時間がないので空港で買うけど、北海道の野菜は現地の市場や道の駅で買うのが断然お得です。ということで、買い物を終えて次に向かったのは、朝里ダムです。小樽市内から30分くらいかなぁ。車で行くと、ダムの下流から螺旋状の道路を登ってダム壁に近付いていくことになります。下から放流の様子を眺めるとこんな感じ。



このダム壁の上に行くことができる!





これがダム壁の上です。



早速放流している様子を上から見てみよう。



そーっと覗くと…。



マジこえぇぇ。めっちゃド迫力。写真では伝わり切らないけど、もの凄い高さです。高所恐怖症なので足が竦む。



ダム壁を反対側まで歩き、そこからダム側の様子。



ダム壁上の歩道はかなり距離があります。一番奥が駐車場ね。

ということで、ダムを満喫。そろそろ空港に帰る時間ですが、帰路の途中、北海道ワインの小樽ワインギャラリーに寄りました。



今年は小樽に行くことだけを決めて、細かい予定を立てずに行き当たりばったりで動きました。シッカリと計画を立ててその通り動くのも面白いけど、ノープランで動くのも意外な発見があって面白い。天気はイマイチだったけど、一日楽しめました。さて、来年はどこへ行こうか。まだ行っていない旭川方面か、それとも久しぶりに函館へ行くか。また考えよう。ということで、今年の旅行はこれでオシマイ!
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2019社台ツアー

2019年06月21日 17時11分43秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
一週間前にはバッチリ晴れ予報だったのに、週中からドンドン天気予報が悪化するというイヤなパターン。日曜に至っては100%雨が降るだろうという予報で、こりゃ今回のツアーは雨だろうと覚悟していました。しかし、実際には土曜は曇り、日曜も朝から雨は降らず、時折晴れ間が覗くこともあるほど。募集馬の見学が終わり、バックヤードグリルでお昼を食べてスタリオン見学に向かおうというタイミングで豪雨になり、スタリオン見学は中止になりましたが、ツアーの目的である募集馬見学を雨に祟られずにできたことはラッキーでした。昨年ほど寒くなることもなく、過ごしやすいツアーでしたね。かつてのように写真を撮りまくることもなく、気になる馬を見学して、あとは知り合いとおしゃべりをするというのがツアーの過ごし方になっているので、今年も写真の枚数はかなり少ないです。以下、募集番号順に。




【9】マチカネハヤテの18(牝ロードカナロア)
今年の第二希望です。ロードカナロア産駒は産駒は大活躍で、セレクトに良駒が出ている気がしていますが、クラブに良い馬がいない訳ではなく、遅生まれで現時点で見栄えがしない馬には走る馬が潜んでいそうな予感がしました。まだ小さい馬ですが、シルエットが良く、事前からずっと気になる存在で、最後まで候補に残すことになりました。


【11】メルヴェイユドールの18(牡ハービンジャー)
歩きに柔軟性を感じますし、とても良い馬です。ハービンジャー特有の緩さも大丈夫そう。ただ、爆発力という点ではやや物足りないような気がします。第二希望で出すことも考えましたが、結局、候補からは外しました。




【40】アブソリュートレディの18(牝Le Havre)
今年の第一希望馬です。DVDの印象が素晴らしく、とても注目していました。実馬も雰囲気が良く、現地で見て不安を感じるところはなかったですね。不安要素を挙げれば、血統的に日本の馬場への適性がどうかという点。しかし、逆を言えばそれ以外にはストロングポイントしかなく、やはり良い馬だと感じました。三振からホームランまで振り幅が大きいタイプの馬ですが、大物の可能性に賭けました。




【49】カラフルデイズの18(牡ロードカナロア)
第一希望の候補で悩みました。後脚の踏み込む力が強く、パワーが凄い馬です。藤原厩舎預託というのも強調材料。早生まれであることを差し引いても、他馬との比較でアドバンテージがあると思います。イメージとしては、芝ダート兼用の短いところ、という感じ。堅実さではこちらが上です。


【52】ラブリネスパリの18(牝ロードカナロア)
これも良い馬でした。母が高齢の域に入ってきたのがネックですが、スピードがありそうで魅力的な馬です。マイルールで繁殖年齢15歳以上は買わないと決めているので断念しましたが、もう少し繁殖が若ければ申し込んだかもしれません。


【おまけ】歓迎食事会の会場にあったケイデンスコール新潟2歳S(G3)の優勝レイ


【おまけ】金曜夜に宿泊した千歳エアポートホテルの部屋からの眺め。飛行機がバッチリ見えます。


【おまけ】日曜朝、ホテルの部屋から。雨の心配をしていたけど、空が明かるいぞ。


【おまけ】ノーザンファームの周回展示


【おまけ】早来ファームの周回展示
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種牡馬2年目のイスラボニータ

2019年05月14日 18時08分08秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
5/12(日)5/13(月)と2日間、北海道に行ってきました。素晴らしい天気に恵まれ、最高の馬旅でした。その中から、社台スタリオンのイスラボニータを。現在スタリオンは種付けシーズン真っ只中で、スタッフさんも慌ただしそうに動いていました。受付をした後、ボニのいる厩舎まで歩いて移動。ボニは既に馬房の外に出て待機してくれていました。去年秋は地震で行けなかったので、会うのは約1年ぶりかな。



種牡馬として2シーズン目を迎えたボニですが、変わらず元気に過ごしていました。見学中はクビを振ったり、引き綱を噛んだりして遊んでいましたが、ボニらしい仕草で、若馬の頃から変わらぬやんちゃさにほっこり。



現役時代と比べるとだいぶ馬体もボリュームを増し、種牡馬らしくなってきました。確か現時点の馬体重は530kgくらいだったかな?記憶が定かではありませんが。種牡馬入りすると、だいたい50kg~80kgほど増えるようです。ボニも480kg台で競馬をしていたので、50kgくらい増えたことになりますね。



2年目は種付け頭数がガクッと減ることが多いので心配していましたが、今年も人気があるようで一安心。昨年は170頭に種付けしましたが、今年も既に100頭を超えており、最終的には130頭オーバー、上手く行けば150頭あたりまで伸びるかも、とのこと。良かった良かった。本当に良かった。



ボニは繋養されている種牡馬の中では背は低い方ですが、「体が柔らかいので種付けは凄く上手ですよ」、とのスタッフさんの弁。毎回スタリオンに行く度にボニの種付け上手ぶりを聞いている気がする。ボニやるな(笑)



ちなみに、既に誕生しているイスラボニータの産駒について。種牡馬は、父を濃く伝えるタイプと母系を出すタイプがありますが、ボニはどちらかと言えば後者のタイプとのこと。産駒にはお母さんの特徴が出ている馬が多いようです。白老ファームで何頭か生まれたばかりのボニ産駒を見せてもらいましたが、どの馬も可愛かった。ボニそっくりの白い流星の仔なんて、もうそれだけでヤバいです。来年の募集には産駒が出てくるんだなぁ。楽しみだ。



これからも元気で過ごすんだぞ!と顔をナデナデしながら伝えて、ボニの元を後にしました。本当は見学時間中ずっとボニのところにいたいけど、他の見学者さんもいるし、ほどほどにね。その後はスタリオンで繋養されている種牡馬たちをグルっと見学。こちらは、今シーズン種付け中止でお休み中のディープインパクトです。種付け中止のニュースが流れ、ネット上では重篤説が出たりしましたが、ディープ自身は至って元気。捻挫のような軽いアクシデントで、現在も日常生活は全く支障なく元気です。この時期だけにディープ自身も種付けしたいと思っているかもしれませんね、とのこと。種牡馬入りしてからこれまでハードにやってきましたし、これを良い機会と捉えてリフレッシュさせ、来年以降長く種牡馬としてやっていけるようにという前向きな休養だそうです。放牧地では、見ている方が心配になるくらいダッシュしているみたい。



こちらも種付けを中止しているキングカメハメハ。後継種牡馬にも恵まれ、今後はのんびり過ごすことになりそうです。種牡馬引退という公式発表はされていませんが、来年以降どうなるかは全くの未定。ディープは来年は種付けを再開すると思いますが、キンカメはもしかしたら難しいかもしれませんね。



その他、一通り種牡馬を見学させて頂きました。初めてスタリオンを見学させてもらったのは、確か2006年だっけか。その当時と比べると、だいぶ入れ替わりました。あーここは昔あの馬がいた放牧地だったなとか、色々と思い出します。ちなみに、現在繋養中の馬で最年長はクロフネ。もう21歳です。父フレンチデピュティも社台スタリオンからは移動しましたが、功労馬として今も元気に過ごしているそう。どの馬も元気に長生きして欲しいなぁ。ということで、スタリオン見学、今回も楽しませてもらいました。次に行くのは来月のツアーだな。
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ケイデンスコール、NFしがらき見学(2018年11月3日)

2018年11月03日 20時40分00秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
初めてNFしがらきの見学に行ってきました。NFしがらきは金曜日か祝日の見学受付ですが、なかなか平日は難しいですし、思い立って文化の日の今日、見学に行くことにしました。新名神の信楽インターを降りて10kmほど。道端は信楽焼のたぬきだらけです。田舎で道も空いていますし、道中はスムーズ。



おっ、間もなく到着ですかね。



ようやく入り口に到着。ゴルフ場の入り口の雰囲気に似てる気がします。



到着すると、事務所の2Fに通されて暫し待機。ここからは坂路や周回コースが一望できます。山の中を切り開いて凄いモノを作ったもんだ。部屋にあるテレビはグリーンチャンネルが付いていて、ここでちょうどオジュウチョウサンが出走する東京9R南武特別の出走時間でした。なかなか骨っぽいメンバーがいるのに、あの競馬で勝つとはやるなぁ。

さて、今回は一緒に見学する会員さんと団体行動で、皆さんの出資馬を順番に見学しました。普段は見れないであろう馬を見れるのもラッキーです。ということで、順番が進んで、ケイデンスコールが出てきました。夏の新潟以来の再会ですね。



馬体重は490kg、順調に乗り込んでおり、脚元、体調、何の不安もありませんよ、とのこと。



普段は午後は馬房でゆっくりと休んでいる時間帯。そんな時に外に出されたもんだからご機嫌斜めだったらしく、ややテンション高めでした。



朝日杯FSの1ヶ月前あたりに帰厩することになりそう。既に速いところも取り入れているようで、更に仕上げを進めていくとのことでした。



あまり長く外にいると更にご機嫌が悪くなりそうなので、そろそろ自分のお部屋へお帰り。



2歳馬にしては馬体もシッカリしていますし、馬は元気そのもの。このまま順調に乗り込んで、良い状態で帰厩できればと思います。朝日杯FSには同じクラブから怪物牝馬が出走を予定しており、厳しい戦いになりますが、「ここから先、楽は相手はいませんよ」って、そりゃそーだ。ケイデンスコール自身、まだ未完成で緩さが感じられるようで、血統的にも完成は古馬になってからだと思いますが、まずは朝日杯FS、頑張って欲しいものです。

その後は厩舎から事務所まで戻りがてらNFしがらきの施設を紹介してもらいました。ウォーキングマシン、トレッドミル、北海道と同じように設備が整っています。こちらは800mの坂路コース。NFしがらきは、坂路コース、周回コース、いずれもポリだそうです。ウッドを使いたい場合には、NF天栄に放牧に出すこともあるみたい。



ということで、事務所に戻って見学終了。社台グループの外厩は、山元トレセンには何度も見学に行ったことがありますが、これでNFしがらきも行ったので、あとはNF天栄とグリーンウッドだ。また機会があればぜひ行ってみたいと思います。
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ツアー翌日の牧場巡り

2018年06月25日 22時03分08秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
今年の延泊旅行は馬旅にしました。例年はだいたい普通の観光旅行をするんですが、久しぶりに日高、静内、浦河方面の牧場をブラブラと巡ってみようということになり、日曜のツアーが終わってからレンタカーを借りて出発です。翌日からの行動を考えて、日曜のうちに静内まで移動。宿泊したのは、静内エクリプスホテルです。キタサンブラックルームがあることで有名ですね。


(ホテルホームページより転載)

あっ、この部屋に泊まった訳じゃありませんよ(笑)泊まったのは普通の部屋です。そうそう、このホテルの売りは朝ごはん。楽天朝ごはんフェスティバルで、「北海道一の朝ごはん」に認定されたそうな。普段は朝は食べない人間ですが、こうなりゃ食べるしかない!



朝ごはんを食べに最上階にあるレストランに行き、外を見ると、天気はやや微妙で雨が降りそうな感じ。何とか我慢してくれないかなぁ。ともあれ、朝ごはんは美味しかったです。朝から食べ過ぎました。バイキングと言われると、あれこれ食べなきゃ損だと思っちゃうんですよね(笑)あと、ちょっと感動したのは、お昼用にオニギリを持たせてくれるんですよ。こうした小さな心配りって嬉しいもんですね。さて、食べ過ぎで重たいお腹を抱えて、牧場巡りに出発。まず向かったのは、ホテルから約50kmほど走った浦河にある渡辺牧場です。ここには、功労馬として有名なあの馬がいます。





牧場の方にご挨拶をして、放牧地に行くと、こちらに気付いて近付いてきてくれました。馬服を着ているのがナイスネイチャです。





もう1頭はセントミサイルかと思っていたんですが、セントミサイルは訪問の前週から体調を崩して療養中で、この馬はメテオシャワーというお馬さんだそうです。いつも一緒に放牧している友達みたい。この日は会えませんでしたが、療養中だったセントミサイルは、訪問日から4日後の先週金曜日に旅立ったそう。一週間早かったら会えたのに残念です。ナイスネイチャも、ずっと一緒だった仲間がいなくなったことに気付いているのかな。







1988年産、ナイスネイチャは30歳になっていますが、とても元気そうでした。ナイスネイチャと言えば、有馬記念の3年連続3着で、ワイド導入時のキャラクターに抜擢されたことを思い出しますね。お母さんのウラカワミユキはサラブレッド牝馬の国内最長寿記録の36歳まで生きた馬。お母さんの年齢を目指して、頑張って欲しいものです。



一通り触れ合うと、また2頭で放牧地に戻って行きました。そして、のんびり草を食んでいました。ゆっくりと時間が流れています。こうして、かつての名馬達に会いたいと思っていても、なかなか簡単に会いに行けません。「いつか」と思っていても、なかなかその機会は訪れないんですよね。でも、そうこうしているうちに亡くなってしまうと、もう会えなくなってしまいます。できるだけ行動に移さないといけませんね。セントミサイルの件で、改めてそう思いました。

さて、渡辺牧場を後にして向かったのは、優駿の里アエルです。ここには、2頭のG1馬が繋養されています。過去に何度か泊まったことがありますが、功労馬に会うのは初めてだな。





1993年のダービー馬ウイニングチケット、2007年の高松宮記念を勝ったスズカフェニックスです。まず、ウイニングチケットの放牧地へ。牧柵越しに眺めていると、あっ、こっちに気付いて来てくれました。



柴田政人ジョッキーと言っても、現役時代を知るファンはもう少ないのかもしれません。ビワハヤヒデ、ナリタタイシンと3強と呼ばれた93年クラシック世代。懐かしいなぁ。背中が落ちてきていますが、とても元気そうでした。



続いてスズカフェニックス。こちらも、近付いて来てくれました。



ウイニングチケットに比べれば若いですし、年齢的にもまだ元気。一心不乱に草をむしゃむしゃ。



続いて向かったのは谷川牧場。お目当ては、この馬です。



94年クラシック世代は、牡馬はナリタブライアンが圧倒的な強さで三冠馬になった年。この世代は私にとっては特別な世代で、思い出補正もあって、高校生だった当時の記憶と共に鮮やかに甦ります。この年のオークス馬がチョウカイキャロル。秋にヒシアマゾンとエリザベス女王杯で叩き合ったレースを良く覚えています。オグリローマン、ゴールデンジャック、アグネスパレード、メモリージャスパー、懐かしいなぁ。



しばらく遠くから眺めていると、近くに来てくれました。



だいぶお婆ちゃんになったけど、元気そうでした。栗毛に白い流星、まさしくチョウカイキャロルです。



実はチョウカイキャロルにはずっと会いに行きたいと思っていて、2010年の牧場見学の時にも真っ先に候補に挙げて、谷川牧場に行ったのですが、その時には見学することができず、以降もいつか行こうと思っていました。今回ようやく実現できて良かったです。鞍上は残念ながら早く逝ってしまいましたが、お前は長生きするんだぞ。

牧柵越しにゆっくりとチョウカイキャロルを見学して、次はテイエムオペラオーのお墓参りへ行きます。道中、浦河神社に寄りました。この階段、数えて100段ピッタリかと思ったら、101段だって。キリ良くすればいいのに(笑)



もちろん、御朱印も頂きました。昨年の富良野神社に続いて、北海道2つ目ゲット!



さて、テイエムオペラオーのお墓のある白馬牧場に到着です。海沿いから少し入ったところ。施設入り口の横にお墓があります。正面右にテイエムオペラオー、左にはゴスホークケンのお墓です。その他のお馬さんのお墓にもなっているんですね。





昨日は和田騎手がオペラオーの天皇賞(春)以来17年ぶりとなるG1制覇。優勝インタビューで、「オペラオーが後押ししてくれた」って涙ぐんでいましたが、こういうの、良いですよね。それにしても、改めて古馬国内G1グランドスラムって、とんでもない記録です。一時代を築いた名馬に合掌。しっかりとお墓に手を合わせて、その次に向かったのは、優駿メモリアルパークです。目的は久々のマヤノトップガン。2010年に見学して以来ですね。トップガンは、駐車場横の放牧地にいます。





駐車場の横には、有名なオグリキャップの像が建っています。そして、その横にはグルリと名馬の墓石が。ここには何回も来たことがありますが、ナリタブライアン記念館(現在は閉館)に入ったり、優駿スタリオンの見学をさせて頂いたことはあれど、お墓をシッカリと見たことはありませんでした。















優駿メモリアルパークを後にして向かったのは、この日最後の目的地であるビッグレッドファームです。ここでは、事務所で記名して赤いストラップの名札を貰い、あとは自由に放牧地を見学してね、というスタイル。以前に伺った時よりも放牧地の牧柵が高くなっていた気がしますが、ラフィアンの会員でもないのに、こうして自由に見学させて頂けるのは有り難い限りです。

草を食むグラスワンダー


昨年社台スタリオンから移動して来たダノンシャンティ


泥んこゴールドシップさん


この日一番可愛く撮れたシップさん


柵を噛んでガウガウ唸っていたシップさん


ここで会うのは2回目アドマイヤマックス


同じく2回目アグネスデジタル


遠くに見えるタイムパラドックス


こちらも2回目コスモバルク。前回はまだ現役だったような。


マイネルラヴのお墓


2011年の見学時は健在だったイブンベイのお墓


詰め込んだ牧場巡りはこれにて終了。15時過ぎに見学を終え、ビッグレッドファームから千歳空港へ。17時にレンタカーを返却し、買い物をして、19時半のフライトで帰宅しました。朝からぎっちりと予定を詰め込んだけど、雨模様の中で色々と見て回れて良かったです。たまに日高方面の牧場を見て回ると、普段見慣れている社台グループの牧場とはまた違う側面が見えてきます。何年かに一度は、こういう牧場巡りも良いものですね。ということで、今年の馬旅はこれにて終了!
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2018社台ツアー

2018年06月22日 18時50分30秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
今年のツアーの感想は「本当に寒かった」の一言。春ツアーは今年で12年連続の参加ですが、過去のツアーでぶっちぎりNo.1に寒かったです。天気は我慢してくれましたが、とにかく風が冷たい。春ツアーは暑くて日焼け止めが必要な年もあれば、今年のような年もあって、どんだけフリ幅デカいねん、という感じ。あまりの寒さに途中で心が折れてバスに戻ることもあり、本当に寒さにやられたツアーでした。ということで、そうでなくても年々減る一方のツアー写真が、今年は更に少ないので、気になった馬を中心に撮った分だけ。以下、募集番号順。


【13】フーラブライドの17(牡ロードカナロア)
血統、厩舎から注目の1頭。本来は母の厩舎に入るのが必然の流れですが、この血統が堀厩舎と言うのは、馬のデキに対する自信の表れだと思います。この馬の代わりに、G1で1頭回したとの話しも。ツアーで見ても、動きが一際光るモノがあるという感じはしませんでしたが、素直に牧場サイドの自信に乗っかるのが吉のような気がします。きっと走ってくるんだろうなぁ。


【19】マスクオフの17(牡ルーラーシップ)
やや鈍重になりがちなルーラー産駒には、母父にディープという配合はマッチすると思います。ちょっとスピード不足の感もありますが、ツアー前には第二第三の候補で書こうかと思っていた馬でした。


【30】グッドチョイスの17(牝ヴィクトワールピサ)
全くノーマークでしたが、社台牝馬ステージの周回展示で目に留まった馬。


【47】リリーオブザヴァレーの17(牝ディープインパクト)
良血馬らしい雰囲気あり。ただ、流石にお値段がお高いですよね。半分なら買いたい(笑)






【108】グルヴェイグの17(牝キングカメハメハ)
第一希望で申し込んだ本馬。現時点では小さいし、今後どこまで成長するか未知数な部分もありますが、そのリスクを呑み込んでも出資したいと思いました。運動神経の良さを感じる馬で、山椒は小粒でもピリリと辛い、ではないですが、競馬に行って凄い瞬発力を使うような馬に育ってくれそうなイメージ。さて、どうなりますか。


【113】イリュミナンスの17(牡ロードカナロア)
ちょうど早来ファームの展示ステージで、社台のフーラブライドの近くにいたこともあり、何かと対比される2頭だったと思います。こちらも良い馬だと思いますが、あと一押しの強調材料に欠けるかな。


【162】トゥーピーの17(牡ダイワメジャー)
これはパワー全開の良い馬だと思います。流石にダイワメジャーという感じ。歩様も力強く、血統的にもまずクズは出ませんし、この馬もある程度計算が立つと思います。こういう馬が第二希望で買えたら最高なんですが、第一でかなりの票数。そりゃ、そんな甘くないよな。


【178】マンデラの17(牡ドリームジャーニー)
池江厩舎にこの価格の牡馬ということで、それだけで注目を集める存在ですが、馬も素晴らしいデキだと思います。歩様も良いですし、地味血統の馬の走るパターンに該当すると思いました。ただ、もの凄い票数で、流石に人気し過ぎ(苦笑い)


【G-25】リープオブフェイスの17(牝キングカメハメハ)
追分ステージで気になった馬。新進気鋭の厩舎に入るのもグッドポイントだし、一時は申し込む寸前まで悩んだ馬でした。


【O-269】ブラマンジェの17(牝エイシンフラッシュ)
オーナーズの白毛です。興味本位で見学に行きました。シラユキヒメからの続く白毛の系統。近くで見ても本当に綺麗です。睫毛まで白いのが驚き。御利益があるだろうとタッチして来ました(笑)

それにしても、6月でホッカイロが欲しいと思うなんて、北海道の寒さを舐めちゃいけませんね。ホットコーヒーのコーナーが大混雑になるのも納得の寒さ。来年以降の教訓として、天気予報で最高気温が15℃以下の場合には要注意と覚えておきます。ダウンジャケット必須!
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GWの牧場見学(2018年5月4日)

2018年05月06日 23時52分02秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
北海道にいる2歳馬とイスラボニータに会いに、牧場見学に行って来ました。もう北海道には20~30回行っていますが、今回は初の試みとして、車でGo。静岡を出て途中友達をピックアップして、一路青森へ。青森から函館まではフェリー(所要4時間)を使い、函館に着いてから更に千歳まで走ります。片道約1,200km、深夜の1時に出て苫小牧のホテルに着いたのが22時、さすがに遠いよねぇ(笑)

さて、翌日は社台ファームから見学スタート。まずはラプリュベル(牝2)です。



一時、疲労によりスクミが出ましたが、今は問題なく調教を消化しています。スクミは血液中の乳酸値が高くなることで起こるようで、ラプリュベルの場合も調教負荷を高めたタイミングで発症したようです。スクミと一言で言っても、症状は様々。場合によっては深刻になることもあったり、クセになるケースでは長く付き合っていかないといけないこともありますが、もともと軽い症状だったこともありますし、それほど気にしなくても良さそうです。当日の馬体重は何kgだったかな。忘れちゃいましたが、470kg台だったと思います。牝馬としては馬格は十分。ハーツクライ産駒らしい芝の中距離に適性がありそうなタイプ。早い時期から始動するタイプではなく、夏場はジックリと北海道で乗り込んで、秋デビューを目指していきたいところです。





ちなみに、社台ファームの馬は頭絡に血統名のプレートが付けられています。更に、調教のハロンラップを取るため、ブルーのICチップが装着されていました。こういうパーツを見ると、ちょっとテンションが上がります。

さて、次に向かったのは社台スタリオンステーション。この時間に種付けをしていたドゥラメンテ、ハービンジャー、ルーラーシップの種付けを見学させて頂いた後、イスラボニータの馬房へ向かいました。種牡馬入りしてからイスラボニータに会うのは初めて、阪神カップ以来の対面です。



名立たる種牡馬達のいる厩舎内でイスラボニータのプレートを見て、本当に社台スタリオンで種牡馬入りできたんだなと改めて実感しました。向かいにオルフェーヴル、横にダイワメジャーです。そんな中で馬房からあの愛嬌ある顔が出てきました。



いつもの表情のイスラボニータです。現役時代から変わらず本当に可愛い。スタリオンの方も可愛いを連発。まあ、それも一つのセールスポイントかな(笑)現時点で100頭を超える種付けを消化しており、受胎率も上々。最終的にどのくらいの頭数まで伸びるかは分かりませんが、180頭あたりまで増えると嬉しいですね。入れ替わりの激しい種牡馬の世界、初年度が大事です。



馬房の入り口に掛けてあるあるイスラボニータのプレート入りの頭絡。このプレート、頭絡キーホルダーとしてノーザンホースパークのショップで販売している馬も何頭かいますが、イスラボニータのもぜひ販売してくれないかなぁ。

スタリオンの次は横に移動。ノーザンファーム早来で、ケイデンスコール(牡2)の見学です。





当日の馬体重は471kg。調教過程はすこぶる順調で、ハロン15秒を中心に乗り込まれています。終いを13秒まで伸ばす日もあるようで、移動を視野に入れての調整が続いています。クラブレポートでは5月中の入厩を示唆されていますが、具体的にはまだ決まっていないものの、来週の移動も検討されているとのこと。天栄を経由しての栗東トレセン入りとなりそうで、入厩後はまずはゲート試験の合格を目指します。その後は、一度北海道に戻して函館デビューというアイディアもあるそう。まあ、先の話はさておき、とにかく順調が一番。ロードカナロア産駒らしいスピードタイプで、早い時期に勝ち上がれると嬉しいですね。

続いて、早来ファームに寄った後、ノーザンファーム空港に移動して、リャスナ(牝2)です。





個人的に最近のクラブレポートの写真を見て気になっている右前について聞いてみました。ただ、この日リャスナと対面してパッと見ると、クラブレポートの写真ほど曲がっていないように見えます。あれ?と思いましたが、どうやらここ2週間で少し改善されたとのこと。ただ、まだ脚元が固まっていませんし、この状態で調教を強すると過度に負担が掛かる可能性があるので、今は調教のピッチを上げないようにしているそうです。まあ、逆に反っていると問題ですが、彎膝はこれで走っている馬も結構いますし、あまり心配しなくても大丈夫かなと思っています。馬はディープインパクト産駒らしい瞬発力がありそうなタイプ。早期デビューというよりは、暫く北海道で乗り込んで、秋以降のデビューを目指します。

ということで、どの馬も順調で何よりでした。2歳馬達と次に会うのは競馬場かな。競走馬としてデビューする日を楽しみに待ちたいと思います。
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2017社台秋ツアー

2017年09月11日 18時21分46秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
この週末、社台秋ツアーに参加してきました。春ツアーのように延泊はせず、羽田発のツアーで参加したため、1泊2日の慌ただしいスケジュールでしたが、春とは違ってのんびりムードのツアーを楽しんで来ました。



これは到着して最初の昼食会場の横の放牧地。この日もお馬さんがのんびり草を食んでいました。

さて、今回のツアーの一番の不安は天気。予報では土曜の午後に軽い雨が降るかもしれないということでしたが、北海道に到着すると太陽が出ており、日焼けするくらいの陽気でした。これはラッキー!日頃の行いの良さをお蔭だと思っていたのですが…。社台ファームの展示会場で突然のスコール。このステージは、4ローテーションで長時間滞在なんですが、2組目あたりだったかな。俄に空が暗くなると、いきなり大粒の雨。直前まで晴れていたもんだから、誰も雨の準備なんてしていません。これはヤバイと、参加者が一斉に近くの屋根があるトイレへダッシュ。それでも、ダッシュした僅か数百メートルでビショ濡れです。ちょっと濡れたとかではなく、全身ズブ濡れ。結局雨は数分で上がり、以降はツアー終了まで雨が降ることはなく、天気は良かったんですが、このスコールには参りました。長年ツアーに参加しているけど、これだけ天気が急変したのは体験したことがありません。ビックリです。





ココは、今では6月ツアーで行かなくなってしまった社台ファーム2会場目の見学ステージ裏。秋ツアーでは現役馬展示のため、この場所に来ることができます。個人的には風景がとっても好きです。この頃にはスッカリ天気も回復し、気持ち良い陽気でした。

さて、今年の出資馬インダクティの16(牡ロードカナロア)。2日目の一発目の展示会場NF早来の周回コースの中、入口に一番近いところに立っていました。



クラブレポートで463kgとありますが、直近で441kg。イヤリングからNF早来へ移動し、これまで夜間放牧でお腹いっぱい青草を食べて膨らんでいた馬体が、環境の変化と馴致開始により水分が抜けて、20kgほど減ったようです。これからの調教で筋肉を付けて、増やしていきたいですね。



それでも骨格はシッカリしています。お母さんはデビュー戦376kgと非常に小さい馬ながら29戦をタフに走り抜き、2勝を挙げた馬でした。母の産駒だけにサイズが心配ですが、460kgくらいまで成長するのではないかとのこと。まだ腰高で、多分に成長の余地は残していますし、大きく育って欲しいものです。





見学中はずっと大人しく、落ち着いた馬でした。ロードカナロア産駒というのは全体的にそういう傾向があるそう。約30分の見学時間中、一度も立ち上がったり、暴れたりすることもなく、穏やかでカワイイ馬です。





現在はウォーキングマシンで1時間ほど動かした後、ロンギ場で人を乗せての馴致中。近日中に周回コースでの乗り運動を始める予定だそうです。ここまで体調面や脚元、気性を含めて特に不安な点はなく、順調に進むだろうということでした。春ツアーで見た時からの成長を感じることができましたし、今後が楽しみです。


さて、ここからはパラパラと撮った写真を。まずは、一次募集の第二希望で落選したアルテリテの16(牡ハーツクライ)。太陽の光で栗毛がピカピカの金色に輝いていました。



募集時、指を咥えて見ているしかなかったソベラニアの16(牡ハーツクライ)。DVDでのあの歩様が忘れられません。



ノーザンホースパークでの自由時間に見に行ったディープインパクトの母ウインドインハーヘア。厩舎内は見学エリア制限で馬房の正面に行けず、外から顔を出すのを待っていたら、出てきてくれました。





秋ツアーはのんびりムード。放牧地を気ままに歩き回ってプラプラ馬を見たり、知っている顔を見掛けて与太話をしたりで、馬の見学目的半分、人間のリフレッシュ放牧目的半分という感じです。今年も十分にエンジョイさせてもらいました。ということで、今年の北海道はこれでオシマイ。次は来年の春ツアーかな。
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イスラボニータ、山元トレセン見学(2017年7月29日)

2017年07月31日 12時10分31秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
最後はイスラボニータの見学です。山元でイスラボニータに会うのは、今回で4回目ですね。最初に見学したのは2013年12月、東スポ杯を勝った後の放牧でしたが、あれからだいぶ時間が経ったものです。当時2歳だったイスラボニータも、6歳になりました。



見学当日で500kg、体調はとっても良さそうです。リラックスしてオフモードの夏休みですが、元気にしていました。毛ヅヤも良く、馬体もピカピカです。気になる左肩の出の硬さに関しては、心配するほどのことはないですよとのことでした。キャンターに出すと若干硬さを感じる程度のものだそうで、歩かせても普通で違和感はありません。トレセンでビッシリと負荷を掛けて馬を造っている時には表に出ませんが、放牧に来て緩めると、負担が掛かっていた箇所が表に出てくるのだろうな、ということだそう。古馬になってから硬さが出るようになりましたが、もう毎度のことですし、美浦トレセンには良い状態で戻しますから大丈夫ですよと仰っていました。



それにしても、見学中もイスラボニータは手綱でずっと遊んでいます。



引っ張る、噛む、ブルブル振り回す、クビも一緒にブンブンする、もう6歳にもなるのに相変わらずの子供っぷり(笑)



担当さんを困らせていましたが、まあイスラボニータらしいと言えばイスラボニータらしいですね。



お顔も相変わらず可愛いです。ピンクの鼻先がチャームポイント。



手綱で遊んでいるので、お鼻がグニュッとなっています(笑)



この日は周回コースから坂路でハロン17秒程度の調教。来週あたりから15秒を取り入れていく予定とのことでした。おそらくいつものパターンで、レースの約1ヶ月半前の帰厩になるだろうとのことなので、9月に入ったら帰厩の声が掛かると思います。あと1ヶ月ちょっと山元で過ごすことになりますね。山元では、いつもの厩舎、いつもの馬房、いつものスタッフさんですから、イスラボニータにとっては勝手知ったるマイホームみたいな感じかもしれません。秋に向けて英気を養って、元気満タンで美浦に戻って来て欲しいと思います。

最後に気になる質問を。山元のスタッフさんに聞いても仕方ないんですが、「いつまで現役続ですかねぇ?」と尋ねてみたところ、「6歳だけど馬は若い頃と変わらず元気一杯。大事に使っていることもあって馬体も若いし、まだまだ走れるよ。大体最近は6歳なんてバリバリ。7歳だって8歳だって元気に走ってる。来年も全然走れるよ。もちろん、秋にポンポンとG1を勝ったら引退かもしれないけど(笑)ロゴタイプだって、まだまだ元気だもん。」とのこと。まあ、どうなるか分かりませんが、イスラボニータが元気に走ってくれるのが一番。引き続き、秋に向けて順調に進むことを願っています。
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