東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

今年も元気かい? 樹齢150年?の自慢の杉の木

2011年06月12日 | 林業
毎年この時期は田舎の山で山菜取りのはずが、今年は事情によりタラの芽・コシアブラ・ゼンマイ・ワラビをすっかり取り損なってしまった。

せっかく下刈りして作業道の整備をしたのは他人様のためで、よそからやっ来た「お客様」を喜ばすだけで終わった。こんな山菜取り公園のような山があっても良いのだろうが・・・。

ようやく家の事情も片付いて早朝にやってきたのは杉の植林地。しかし、約10年にわたって保育した植林地は今年の大雪による雪害で、根から倒れたり真ん中から折れたりしている木も目立つ。

植えてから10年も面倒見てひとり立ちできない不良息子は倒すしかなく、今度来た時のはチェンソーの出番だ。容赦なく切り倒す。

今日はシーズン最後の山菜取りとなるフキ狙いで、沢型の植林地のヤブをかき分けて目指す太くて柔らかいフキを収穫。ここを登りきったところは知られざる「フキ畑」で、6Kg位をとると籠はいっぱいになり腰のヒモが食い込んで完了。

以前は1時間半で15.0kgも取れたが、最近は植林した杉が育って暗くなり半分ほどになってしまった。

ここで毎年出会うのが直径1.1m程の杉の木で、我が家では自慢の山の宝ともいえる「巨木」です。神社などのご神木ならまだ残っているだろうが、杉の人工林では最近少ないようだ。

樹齢は150年以上と思もえるのだが、これを植林して育てた先祖は大したもんだと感心するばかり。

しかし、最近の温暖化で10年に3回くらいは湿った多量の雪が降り、太い木といえどもその災難からは逃れられない。4年前、樹齢120年の木が折れた時には落胆してしまった。

殆ど節のないこの木は雪害にも負けずに今年も元気で、1年ぶりに触れてみると何か元気をもらったようで嬉しくもなる。

35年前だったらこの木1本で軽乗用車1台くらい買えたかもしれないが、しかし今や5分の1位の価格らしい。


樹齢150年は過ぎていると思うが…。


100年を過ぎている木も他に何本か残っている。


沢型の藪の中のフキ畑は太くて柔らかい上物。


今年の雪害はけっこう深刻。
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