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不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

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2011-04-22 19:01:38 | Tweet Log



Scala mobile per raggiungere al Forte Belvedere

2011-04-19 20:17:55 | アート・文化

ミケランジェロが設計したといわれる
フィレンツェの南、市街を見下ろす高台に残る
ベルヴェデーレ要塞(Forte Belvedere)。
天気のよい日に散歩するにはもってこいですが、
頻繁に行き来するには徒歩ではかなりくたびれます。

サン・ニッコロ地区とベルヴェデーレ要塞を繋ぐ方法として
数年前から検討されているのがいわゆる電動化。
ケーブルカー、エスカレーター、動く歩道などが
候補に挙がっています。
3月には導入を前提とした企画書の提出を
関係機関に依頼し
250万ユーロのプロジェクトを始動させました。
実際に実現可能な企画が提案されて
工事が完了するには
3年以上がかかると思われますが、
地元住民の利便性を考慮した都市計画ということで
気長に待ってみようかというところです。

仮定行程は現状3つ。
1つめはサン・ミニアート門から要塞へ。
2つ目は1の途中でバルディーニ庭園、
さらにコスタ・サン・ジョルジョを経由して要塞へつなげるもの。
3つ目は現在フィレンツェ大学の建築学部の
一部が置かれているヴェーニ宮殿
(Palazzo Vegni)から要塞へ。

ヴェーニ宮殿はもともと周辺にあった1300年代の建物を
いくつか繋ぎ合わせて拡張したもので
所有者が転々としたあと
1980年からフィレンツェ市の管理下に入り
1986年からフィレンツェ大学の一部として機能しています。
現在は一部が保育園としても利用されているので
建物の裏手に広がる庭園には遊具なども置かれています。
庭園は1900年代初めに
建築家Rodolfo Giannozzi
(ロドルフォ・ジャンノッツィ)がてがけた、
急勾配を利用した美しいイタリア式庭園で、
人工洞窟などもあるのですが、
残念なことにすっかり崩壊しています。
現在は日曜日しか公開されていないこの庭園も含め
この周辺が整備されると
フィレンツェの楽しみ方も変わってくるような気がします。

サン・ニッコロ地区の更なる活性化のためにも
丘の上の要塞までを繋ぐ移動システムは
あったら嬉しいサービス。
快適で、エコで
かつフィレンツェの持つ歴史的重要性を
肌で触れるような劇的なシステムを求めているようですが、
果たしてどんなものが出てくるのか楽しみではあります。


Asta in Beneficenza presso Palazzo Strozzi

2011-04-18 20:04:10 | 日記・エッセイ・コラム

発信しなくちゃしなくちゃと思っていながら
先送りにしました、ごめんなさい。
でもって、ぎりぎりのお知らせになりました。
もうあさってです(汗)。

4月20日 Palazzo Strozziで
東日本大震災支援チャリティーオークションが催されます。

私はモノなどまったく作れないのですが、
さすがフィレンツェ、
モノつくりのプロがいっぱいいます。
そうした数多くの日本人アーティストが出展しています。

噂ではかなり手ごろな価格から入札が始まるようなので、
落札する側としては
嬉しいような、ちょっともったいないような複雑な気持ち。

でもね、私仕事中なんですよね。
行きたいんだけどな。

チャリティーオークション
日時 2011年4月20日
    14:30-17:00 作品公開
    17:00~    入札
会場  Sala Ferri del Gabinetto Vieusseux (Palazzo Strozzi)
詳細はこちら
出展作品の詳細はこちら




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2011-04-18 19:01:38 | Tweet Log



Passeggiata in quartiere San Niccolo'

2011-04-17 23:10:26 | 日記・エッセイ・コラム
天気のよい週末、ふらりと出かけてみたくなった
川向こうのサン・ニッコロ地区。

ミケランジェロ広場の麓にある
バラ庭園とアイリス庭園が公開されていれば
そこへ行くつもりだったけれど
アイリス庭園は4月25日から
バラ庭園は張り紙もされてなくて鍵がかかってました。
昨年公開を取りやめてメインテナンスをしていたバラ庭園、
今年は開けてほしいなぁ。

ということでちょっと前から気になっていた
Giardino di Palazzo di Vegniへ行ってみることに。

土曜日にレイラを連れてふらり。

Dscf0222
フィレンツェを囲む丘の新緑がまぶしい季節です。

街路樹も緑が日増しに濃くなっている感じ。
Dscf0224

グラツィエ橋を渡り、
とりあえず6月24日の一般公開に向けて
急ピッチで修復作業の進められているサン・ニッコロの門へ。
まだ全然終わりそうにないけど、間に合うの?
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バラ庭園に向かう途中、城壁の脇にある水道で
レイラは給水休憩。
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目指す庭園は日曜日しか開いていないことが判明!!
Dscf0229

仕方ないので、土曜日はレイラとそのままお買い物に行って
おいしいヨーグルトを購入して帰宅。

日曜日にリベンジ。
フィレンツェの庭園はワンコが入れない場所も多いので、
レイラをお留守番させてとりあえず一人で。
行ってみたら、こんな殺風景な入り口で
知らなければ絶対に入らないよというまさに秘密の庭園の感じ。
Dscf0233

奥に進んでいくと張り紙があって、
リードつけていればワンコもOKだそうだ。
次回はレイラも連れてきてあげよう!
Dscf0234

秘密の庭園は2006年から一般公開されているらしいですが、
あまり知られていないので、誰もいません。
独り占め感たっぷり。

手入れは行き届いていて
街中にいることを忘れさせてくれる静けさ。
車の騒音もなく、鳥の声が響く贅沢な空間。

Dscf0235
大好きなTiglio(シナノキ)の大木。
花の季節は甘い香りで充満するのだろうな。

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花粉症の私にはこの季節の庭園巡りは
かなり苦痛ではあるけれど、
それを差し引いても来てよかったと思えるくらい
緑と太陽の恵みをたっぷりいただきました。


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隠れ家のような庭園からは
木々の間にドゥオーモが見え隠れ。
Dscf0242

振り返ればベルヴェデーレ要塞から続く
城壁がすぐそこに。
Dscf0243

そしてすぐ隣はかの有名なBardini庭園。
Dscf0245
国立美術館の一部に組み込まれて
手入れが行き届いているバルディーニ庭園に比べると
粗雑な感じが残るけれど、こちらは何しろ無料ですし。
同じような高さからフィレンツェを眺めることができます。

ミケランジェロ広場もすぐそこ。
Dscf0246

天気のよい日曜日に
お気に入りの本を持ち込んで
のんびり時間を忘れて自分の世界に耽るにはもってこいの場所かも。