不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Pasquetta con le fioriture

2011-04-26 20:25:11 | 日記・エッセイ・コラム

今年は暦の並びが悪くて祝日も連休も少ないイタリア。
復活祭休暇はその貴重な連休のひとつ。

土曜日はいつものように買出しに追われ
友人とランチを楽しんだ後は
久しぶりにゆっくり出かけたペットショップで無駄使い。
イタリアのペットショップって
日本のそれに比べると品揃え薄いけど、
それでも行くと楽しくてあれこれ見ては買ってしまう。
日曜日は恒例の復活祭のお祭り
Scoppio del Carroを見た後、
おやつを買い込んで友人宅でランチ。
レイラは彼女のところの黒猫と大はしゃぎ。
お腹いっぱいになった後はレイラも連れて
街中へ散歩。
しかしすごい人出でレイラは踏まれそうだし、
友人はすっかり人酔いしちゃったので、
早々に引き揚げて自宅で本読んで終了。
そして、イースターマンデーは隣町の友人のところまで。

レイラはお出かけバッグを見た瞬間から大興奮。
電車に乗って久しぶりのお出かけ。

友人が丹精込めて手入れをしているバラが
咲き始めていました。
しばし春を満喫。

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きれいに手入れされた彼女のところのバラに比べると
我が家のバラは今年もダメだなぁ。
まったく育てる気がないので、バラがかわいそうなくらい。
ちょっと反省。

レイラは久しぶりに会ったおにいちゃんと庭散策。
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レイラが庭で遊んでいる間に
友人が摘みたての自家製ミントで作ってくれた
ノンアルコールのMojito。
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ランチにはアスパラとポルチーニのリゾットをいただきました。Dscf0367

そしてメインはヒツジさんのフライだったんだけど、
私にとってのメインはこっち(笑)。
いやぁ、おいしかった。
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デザートも色々たくさんいただいて
すっかりお腹いっぱいになって
友人たちと日本支援について語り合ったり
有意義な時間を過ごし、
夕刻には中国人街を散策に行こうと出かけたものの
思ったほどお店が空いていなかったので、
急遽Pratoの街散策へ変更。

Pratoの街中って完全無料WiFiが飛んでいることに
とっても驚いた。
フィレンツェはまだ主要広場周辺だけだし、
ID取得しなくちゃ利用できないけど、
Pratoは誰でもアクセスできる大盤振る舞い!

夕飯も同メンバーで自家製ピッツァをいただき
夜が更けるまで尽きない話で盛り上がって
最終電車で帰宅!

途中うつらうつらしそうになったけど、
レイラも一日張り切ってがんばった!!
ちびっ子も大人になったなぁ。(しみじみ)

帰宅したら、
久しぶりに一人ぼっちで
一日お留守番だったチッチーノがレイラにべったり。
もう二匹は離れられないんだねぇ。
仲良しだからね。
でもレイラは楽しい一日の報告を終える間もなく
がっくりと深い眠りに落ちてしまいました。
仕方がないなぁって顔したチッチーノが
私の横でうずくまって
ゴロゴロのどを鳴らしているうちに
楽しかった復活祭の休暇は幕を閉じたのでした。


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2011-04-26 19:01:38 | Tweet Log



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2011-04-25 19:01:38 | Tweet Log



Lo Scoppio del Carro 2011

2011-04-25 04:58:02 | アート・文化
レイラの散歩を早々に済ませてドゥオーモへ。
山車への点火は11時ですが
人だかりができてしまうので、早めに行かないと、
ちびっ子な私は人の頭しか見えなくなってしまうので、
9時前には会場へ。
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それでも既に2列くらいは列が出来上がっている。
毎年「来年はもう少し早く来よう」と思うんだけど、
結局いつも同じくらいの時間だな。


遠くから古式仮装の奏でる太鼓と笛の音が聞こえてくると
むずむずします、嬉しくて(笑)。
そして、徐々にドゥオーモ広場に到着。
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今まさに羽根つき帽子をかぶろうとしているのが
Bandierai degli Uffizi の統括。
このおじさまが元気でいてくれるのを確認するためにも
スコッピオ・デル・カッロ見に来なくてはと思ったり。

鼓笛隊。
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鼓笛隊に続いて大好きな旗ふり隊。
これが由緒正しいBandierai degli Uffizi。
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いつものように白牛4頭に曳かれて
いよいよ花火の仕掛けられた山車が入場。
この日明け方に降っていた小雨のせいで
火薬が湿気らないようにビニール袋かけられてました。
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この広場ど真ん中に立つベージュのコートのおじさまも
いつもBandierai degli Uffiziの登場するイベントで
交通整理をしていて、本日もご健在確認。


山車はドゥオーモの正面に置かれて
最終的な飾り付けと花火の仕掛け準備が始まります。
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この間に洗礼堂内ではミサが行われます。


まず山車のてっぺんに3本の旗の仕掛けをとりつけ。
消防車が出動して現役の消防士さんが作業にあたります。
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続いてドゥオーモの主祭壇から飛び出してくる
はりぼての白鳩(Colombina)が往復するワイヤーを
山車の中央に繋げます。
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その間の広場全体の雰囲気はこんな感じ。
すごくイタリアチックでいいなと思うんだよね。
観客のことあんまり考えてない演出で。
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ミサの途中で6月に開催される
古式サッカー(Calcio Storico)の組み合わせ抽選が行われたり
広場では旗ふり隊のエキシビションが行われたり。
司祭さんがぐるりと観客の前を
祝福を与えながら通っていったり
祝福された花とオリーブの枝が振る舞われたり。

会場到着から点火までの2時間も盛りだくさんなので、
実際にはあっという間。

そして11時にいよいよ式典&ミサが終わり
盛大に鐘が鳴ると
ドゥオーモの中から伸びたワイヤーを
白鳩が駆け抜けてきて山車に点火。
役目を終えると猛烈なスピードでワイヤーを戻っていきます。
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点火されて煙を出し始めた山車とドゥオーモの間くらいに
復路進行中の白鳩が。

まずは白と赤、そして紫の煙幕がたかれ、
あとは爆竹と打ち上げ花火。
動画その1

旗の開く瞬間。
動画その2

古くから白鳩が無事に往復すると吉とか
旗が3つ開くと1年安泰になると言い伝えられています。

16年前から見ていると
最初の頃は失敗することも多かったけど、
ここのところはかなりの確率で成功しています。
念入りな準備ができるようになったんだね、イタリア人も。