不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

I lavori non completi ma finiti

2007-03-17 15:08:00 | 日記・エッセイ・コラム

2005年の11月ごろから問題になっていた
我が家のシャワールームからの水漏れに関する工事。
水漏れ自体は下の会の住人の迷惑になるということもあって
私がローマ滞在中に何回か点検そして工事。

しかし、そのあとの道のりはまた長かったなぁ。
シャワールームの裏側に当たる壁(リビングの壁)は
崩壊してレンガむき出しのまま放置され
一部友人には「むき出しの壁はかっこいい」と
わりと評判だったけれど
私としてはできれば白く塗りなおしてもらいたかったのです。

で、その遅々として進まぬ工事がようやく「完了」。
土曜日の朝早くに壁塗り職人連れて行くからと
大家さんから留守電のメッセージ。
私の都合も聞かずに…。

金曜日からビリーがまた体調を崩しているので
そんな状態のところに家中大工事されるのは
ちょっとビリーがかわいそうだったし、
なんだかんだといって
工事の間は私も家にいなくちゃいけないだろうから
獣医さんにいけないなぁと思って
全然乗り気じゃなかったけど
一方的に「行くよ」といわれたからには
待っているしかないからねぇ。
この機会を逃したら
次はいつ塗りなおしてくれるかわからないし。

ということで壁塗り職人一人を連れて
大家さん張り切って8時に登場。
見るからに自分も左官やさん並の格好。
「僕も手を貸してささっと終わりにするから」
それはありがたいけど、素人なのに。
(うちの大家は本業弁護士)

素人さんなので家中にペンキを飛び散らして
チッチーノの黒い毛の上に新たな白い斑点つけたり
取り付けてあった釘を折っちゃったり。
苦しそうなビリーをずっと抱きかかえて避難しながら
時には家具が汚れないように移動させたり結構大変。

色々大変な目に遭ったけれど
とりあえず終了。
完璧ではないけれど、
とりあえず目に見える壁は一応塗りなおしてくれました。
白い新しいペンキのおかげで
部屋中が明るくなった感じがする。

そして、家具を移動させたついでに
家中大掃除もして模様替えもして。
ペンキが飛び散ったベッドカバーやカーテンも全部洗濯して。
Pulizia di Pasqua先取りして気分爽快。

ビリーは獣医さんにいけず、
相変わらす調子悪くてかわいそうだけど
チッチーノは埃まみれになってすごく楽しそうだったし。
天気のいい土曜日はあっという間に暮れていきました。

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