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アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

平和主義のイスラム教徒

2021-04-07 15:57:34 | ウズベキスタン
「スタン」と聞くと「危ない」というイメージのある人が多いかと思う。ウズベキスタンは「ウズベク人」の土地という意味だ。実際には、ウズベキスタンの他に、スタンという言葉がつく国は、カザフスタン、タジキスタン、アフガニスタン、トルクメニスタン、パキスタンなどがある。ここの宗教は主にイスラム教だ。緑色の屋根のモスクの前を通ると、皆、瞬時にお祈りをする。今月12日から1ヶ月はラマダンなので、日が登ってから沈むまでは食べたり飲んだりすることができない。このたまに食べないという習慣は、たまに行うと身体にもいいそうだ。昔の人は3食きちんと食べられたわけではなかったので、人間性を取り戻すにもいいのだろう。さて、イスラム教の話に戻す。イスラム教は平和主義であり、基本は人を殺したり自殺したりは絶対にしてはいけない。なので、ISなどの報道に見られるような覆面を被っている人たちは、実はイスラム教ではない。そう聞くと驚く人も多いだろう。報道では、いつもイスラム教〇〇派が殺害などという話題がよくニュースに出たりするからだ。でも、そうした人たちは、イスラム教のイメージダウンを図るために、覆面を被ってあえてイスラム教の人々に紛れ込んでテロや殺害を行なっていることを知っている人は少ない。例えば日本人に扮した人が、テロを起こしていれば、「日本人は危険だ」となるだろう。それと同じことをされている。「敬虔なイスラム教徒は決して殺人はやらないよ」という。過去にも中からの戦争をしたことがない。こうしたことは、この国に来るまでは分からなかった。モスクの前を通るたびにお祈りをするやさしい人々を見るたびに風評被害は怖いなと思う。
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