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アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

エミューのごちそう

2010-02-15 19:48:11 | 食べ物関係
一昨日にエミューを春節の記念に一羽絞めた。これまで2年飼っていて、とてもなついていた。とても愛着があるのだが、実際に肉を食べてみなければこの美味しさを知ってもらえない。春節から営業開始だ。絞めた後、早速、羊と同じようにお腹からさばく。そして、血抜きをする。普段、肉屋で解体された肉を食べている身としては、飼っていることもあり抵抗があるのだが、目をつぶるしかない。本来は昨日、レストランで調理してもらう予定だったのだが、春節の休みのために、昨夜、マイナス15度で吊るしてから、今朝、レストランに持っていく。毛と皮を剥ぐと重さは約20kgくらいになってしまった。そして、脂肪を取るとさらに4kgほど減ってしまった。この脂肪は化粧品の原料として高く取引されている。さばいた後、すぐに凍らせないと酸化してしまうと、農大のエミューハンドブックには書かれている。レストランで早速、本当は生か焼いた方が美味しいのだが、こちらの羊と同じ方法で調理してもらう。そしていよいよ、メインディッシュが出てきた。牛肉とロバ肉の合わせたような味だ。ラクダ肉にも近い。皆、美味しいと言って食べてくれたが、もっと美味しい料理法がある。日本で食べたのはもっと美味しかった記憶がある。カレーライス等にしたらもっと美味しいかもしれない。エミューカレー!なぞがこちらで流行るかもしれない。エミューよ、ありがとう、合掌!
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手工麺

2010-02-09 01:37:29 | 食べ物関係
今日は夜の7時までバタバタしていて、夕食を作る暇がなく、米もなくなってしまった。どうしようか?というと、王さんが手際良く麺を打ち始めた。中国では蘭州のラーメン等が有名だが、実は自分で作る麺や餃子がとても美味しい。こちらに来て、パンはおいしいと思うことはないのだが、地元の強力粉で作る小麦麺は、讃岐うどんのようにとても美味しい。唐辛子やニガナの入ったタレのジャージャー麺が出来上がった。寒い中、暖かいうどんを食べると、心も温かくなってくる。美味しかったねえ。今度、うどん教室でもやろうか?等と話した。
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ごちそう

2009-12-19 21:19:25 | 食べ物関係
お昼をごちそうになった。こちらは、はじめにお茶や小麦粉で作ったビスケット等が出て来て、前菜と続き、最後にはじめ人間ギャートルズに出てくるような骨付きの肉がドーンと出てくる。これを食べろ!と言われるのだが、マナーとしては骨の回りまできれいにしゃぶって食べなければならない。いつもそのあたりに行くまでにいつも倒れ込んでしまう。何せ40度近いお酒の集中攻撃が続く。小さいコップなのでいけると思うとかならずやられてしまう。今回も、サイコロまで持ち出して来て戦いを挑んでくる始末。そしていつもこういう時に限って負ける。このお酒でかなり胃腸をやられてしまったらしい。そういう意味で?命がけだ。
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ニンニク高騰より

2009-07-19 16:49:27 | 食べ物関係
先日、中央テレビでニンニクの値段が高騰しているというニュースがあった。ニンニクはどこの家庭にもあり、庶民の食卓経済をはかる一つのバロメーターになる。今の農民も昔よりも賢くなり、安ければ作らない。それ以前に、農業放棄が各地で起こっている。市場にニンニクが多く出回らなくなると共に、消費量が増えて、一気に不足状態になったものと思われる。それもそのはず、1kg10円などというレベルだったのだ。ここのセンターでも野菜を作っているが、作るごとに赤字だ。買い取り価格が安すぎて、この状況下でもニンニク等は1kg50円前後しかならない。これでは、農民達の作ろうという気分を阻害してしまう。作らない方がいいとなってしまう。今後、農民たちの農業放棄が加速すると、皆、山盛りにして食べる人達が多い状況と合わせて一気に価格暴騰してくるだろう。そんなことを今から考えている。
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エミュー料理

2009-02-08 21:49:23 | 食べ物関係
エミュー料理をごちそうしてくれたエミュー飼いの林さん。明日はお祭りなので今夜のバスで奥さんと6ヶ月の赤子と1年に一度の故郷に帰ると言う。「2年前は1人で、昨年は2人で、今年は3人で帰るんですよ」とてもうれしそうだ。そして「おいしいでしょう?」何度も確認してはうなずく。実は何度も心を鬼にしてを試みたのですが、目をぱちくりさせるエミューの前では肉にする事はできなかったのでした。ようやく口にできたエミュー肉の味は...。コリコリとした歯触りでショウガと塩のタレをつけて食べると、とっても美味。モツはコテッちゃんのようだ。「鍋にするとね、時間が経っても肉が固くならないよ」ここのエミュー肉はタンパク質が22.8g/100g、脂肪1.3g/100g、103Kcal/100g、コレステロール35mg/100gと他の肉に比べても鉄分が多く、高タンパク、低脂肪、低コレステロールと身体にとてもいい。そして心臓病や高血圧の方が食べるといいらしい。帰省前のお忙しい中、ごちそうさまでした。
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ラクダのミルク

2008-12-14 22:33:44 | 食べ物関係
今日はモンゴルから仕入れてきたというラクダのミルクを飲んだ。センターの近くにもラクダのミルクを飲ませる所がある。しぼりたては牛乳より飲みやすいかもしれない。こちらの酪農生産者も蒙乳集団や伊利集団といった大手企業へ牛乳を卸していたのだが、最近ではメラミン問題の影響を受けて、会社から要らないと言われ買い取ってくれる所がないらしい。そこを安く買いたたかれて危機に陥っているそうだ。こういった話はこちらではよくあることなので別に驚く話ではない。結局、被害を受けるのはいつもまじめな生産業者なのだ。そんな中、今日も昼間に酪農業者の方がチーズの作り方を教えてくれとやってきた。牛乳が売れないのでチーズにしたいということだった。「それはいい!」早速、ナチュラルチーズの作り方を調べて教えてあげたのだが、レンネット(凝固剤)がこちらにはあるだろうか?「感謝!感謝!」と言って帰って行ったのだが、果たしてうまくできるのだろうか?さて、ラクダ乳もチーズにすればおいしいかもしれない。色も牛乳をさらに白くした色でとてもきれいだ。肺病やガンにも効くんだよ!と言っていたのだが、本当かどうか定かでない。牛乳に比べても量が少なく貴重だということだ。飲むとすでにミルクというよりかはヨーグルトに近い酸っぱさがあった。(左がナイ茶で右がラクダミルク)
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3日連続カレー曜日

2008-12-14 09:20:23 | 食べ物関係
今日はカレーをようやく食べ終えた。JICA協力隊員の榎本さんが来たのでカレーをたくさん作りすぎてまったのだ。スタッフは毎日同じ食べ物でも平気なので助かる。しかし3日連続となると、さすがに胃が黄色くなるような気がする。「なぜインド人が頭がいいか知っている?」「それはカレーを食べているからだ」「ウソでしょう」しかし確証がある。昔インドに、なぜインド人は頭がいいかを調べに行った事がある。中学校で日本の高校3年生レベルの微分積分をやっているのだ。もちろん、教育のせいもあるのだが、どうも食生活による気がしている。まず、頭の良いスナックを食べている。このスナックにはビタミンEが豊富だ。そしてヨーグルトで血糖の上昇を抑える代わりにたくさんの甘い(糖分を採る)コーヒーを飲んで、肉よりも野菜を多く食べている。そして極めつけがカレーだ。カレーの中のクルクミンで脳を活性化させる。こうしてIT立国のインドはカレーによって支えられているだと勝手に決めつけているのだが、こうやってカレーを食べさせると3日でも何とか文句が出ないかな?
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ぬかみそ作り

2008-12-12 06:25:23 | 食べ物関係
冬になると無性に食べたくなるものがある。冬はやっぱり漬け物だ。しかし、ここではうまい漬け物がないため、日本の伝統、ぬかみそを作る事にした。こちらには玄米がないしなあ。適当なデンプン材料で発酵させてみよう。何日か試行錯誤の上、ようやく完成型ができた!カビが生えたりとなかなかうまく行かなかったのだが、塩加減を調整して何とか風味のあるものができた。ちゃんと乳酸発酵している。そして、このほのかな甘い匂い~。これでもう浅漬けの素を買わなくてもいいのだ。それよりもおいしい。感激してスタッフに食べさせて回る。しかし、誰一人としてこの味を理解してくれない。「それで?」くらいの反応なのだ。どうも冷ややかなのだ。確かに見た目はえげつないかもしれない。でも、なぜこの味がわからないのだ。上海の臭い揚げ物とヨーグルトの話をしてようやく理解された。そうかあ、ここは日本じゃないからなあ。仕方なく唯一の見方、ネコのマオミーにやってみる。食べるわけないか。
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餃子鍋

2008-12-02 23:45:06 | 食べ物関係
寒い時には「餃子鍋」ここアラシャンにはおいしい餃子鍋屋がたくさんある。普通はきれいな店を選んで入りがちなのだが、中国では意外にさびれている店の方が味が良かったりする。ここ阿拉善も例外ではなく、さびれている方が実は美味しい所が多いような気がする。麺なども手打ちだったりする。こういった選ぶ楽しみがある。店のかすかに臭う嗅覚を頼りに、「ここはきっとおいしいだろう?ここは不味いだろう?」というような事がわかるようになってくる。そうなれば、もうどこへ行っても困る事はない。今日も夜まで打ち合わせ?をしていた。ふと気がつくと夜の9時を回っている。「こんな遅くまでやっているかな?」探すと、一角に餃子屋があるではないか!ちょっとさびれた雰囲気からしてここはうまそうだ。入ってみる。羊のダシのスープ鍋に1斤(40個)入って18元。なかなか安い。餃子鍋の味はスープで決まる。美味しかったので全部平らげ、ふうー。寒いからこそこの瞬間が何とも言えず幸せのひととき。一日が終わったなあという充実感で胃も心も満たされた。
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白酒

2008-11-30 00:00:03 | 食べ物関係
今日は訪問者が次々とやってきた。こういう時は作業の手を止めなければならない。昼に昔は芸術団の騎馬隊長だったスチンバイアルさんが白酒(コーリャンで作った酒)を持ってきた。昔は粋で大変格好良かったらしいが、今では四天王のような大きなギョロ目と大きな腹で笑う姿にその面影はない。ただ、やくざも恐れる突っ込み隊長だったらしく、顔を45°に傾けてにやりと笑う仕草や、日本の戦前の軍歌を日本語で歌われるとチト怖い。「寒いから94年製の強い酒を持ってきたよ」と言う。見ると50度もある。その薄い緑色のガラス瓶の裏を見ると、ラベルの裏に透けて60度と印が押してある。火が着くではないか?「今は法律で50度以上のお酒を売る事は禁じられているからね。」そういうわけでラベルの裏に度数が書いてあるのだった。さすがは中国。上に政策あれば下に対策ありの国だ。フタを開けると「昔ねえ、この酒を毎日飲んでいた男が、あるときタバコを吸った所、突然燃えだしたんだあ。」「なぜなんだい?」「身体の中まで酒漬けになっていたらしい」結局どうなったのかと聞けば、「黒こげさ、あっはっはあ」恐るべし、白酒...。「白酒とは白天に飲むから白酒さあ」といいつつ、鼻歌を歌い帰って行った。恐るべしスチンバイアル。
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