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アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

王先生の環境教育論

2008-11-26 22:15:13 | つぶやき
今日はこちらの小学校の王先生に会う。とても熱心な先生で、ぜひ子供に環境教育をしなければいけない、と熱弁を振るう先生なのだ。昔、ドイツに視察で行った事があり、今日もその写真を一枚一枚見せてくれ、ここもこのようにしないと...。としきりに話す。(以前も見せてくれたのだが)そしてなかなか帰してくれない。こういった先生を見ていて思うのだが、現地で話してもなかなか理解してくれない事が多いが、一度海外に行ったことのある人は、理解してくれる人が多いように思う。先日の研修でも、スタッフが日本に行って戻ってからというもの、かなり見方が変わった。黒塗りのずらっと並んだ車から降りて立ち小便をしている一群がいた。「あの幹部達は不文明だ!」と怒るかと思えば「よくこちらの人が怒っていると日本の人が言うけど、言っている意味が良く分かった!」「お店で怒っている女性が全くいなかったよ!」としきりに話す。(そういえばこちらは売る方の態度が大きいからなあ)それはともかくとして、戻ってからというもの、話の意味を理解してくれるようになったような気がする。やはり、こちらで研修して話すよりも直接に見た方が早い(百聞は一見にしかず)のかもしれない。たくさんの外国の方が日本に観光等で来て見てもらうことは今後ますます重要だなとつくづく思う。
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チュニジアからのメール

2008-11-20 23:42:02 | つぶやき
今日、チュニジアからメールが届いた。チュニジアといえば、大統領の息子の親戚で口座に100万ドルを振り込みたいだの、あやしい詐欺のメールしかこないのだが、今日は鳥取大の窪田君からだった。今度、蘭州の砂漠研究所に半年行きます。というメールだった。彼もセンターに来てくれていたので、そのまま研究を続けて乾燥地工学の分野に進んでいたのだった。今度は彼らから教えてもらおうっと。
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大畑さんありがとう

2008-09-06 05:06:00 | つぶやき
今日は3年前にオイスカ高校の高校生だった時に現地に来てくれた大畑さんが朝、突然、門の前に立っていた。ちょうど台湾からのお客さんを迎えに出た時だったので、誰かな?と思って聞くと何と日本人ではないか?それも今、武蔵工大の学生でこちらに研究に来ているという。3年の変化というのは大きい。一目見てもわからなかった。わざわざ来てくれたんだ。感慨深いものがあった。当時は高校生でMP3を耳から話さずに、バスで私の話を聞いているのかな?と思っていたのだが、きちんと聞いてくれていたんですね。そしてこの専門に進んでくれたという事は、先生なら教え子が来てくれたのを誰しもうれしい感覚と同じく、そいうったことを言ってくれないがとてもうれしかった。うれしいことのあとには厳しいことがある。この日は大失態を犯す事になった。夜、この台湾団を歓迎して王副旗長が歓迎会を開いてくれたのだ。そして気がつくと台湾団と王旗長に酒の連続攻撃を受けることになってしまった。白酒だ。いやな予感。飲まされて気がつくと、意識が遠のいて行く。そしてノックダウンしている自分がいた。なさけない。大畑さんありがとう。
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アフリカの蚊帳より

2008-08-28 17:05:14 | つぶやき
今日のニュースでニューヨークタイムスでクールな技術としてマラリア対策としての住友化学の蚊帳が取り上げられていた。こうした中間技術でも役に立つ例が取り上げられるのはうれしいし本当に役にやっているだろうなと思う。現地での一番必要な支援とは、実はこうした簡単であり安いという要素が成否を占めている事が多い。今の社会は高度な技術がもてはやされる社会だけに、高度な技術の輸出は格差を生み出すだけになる事が多い。このような中間技術が普及していけば、底辺の人達を上げることができる為に格差を縮めることができる。昨年、簡易炭焼き装置を作り、こうした中間技術の普及として炭焼きを行ったのだが、あまり芳しくなかった。ことしはハエ捕獲装置を作ってみた。こちらの方が受けた。こちらでは主にハエの方で困っているが、実は簡単でいい技術がないかどうか、もう一度身の回りを見渡して考えてみる必要があるかもしれない。こういった所からの発想というのは大事だなあと思わされた。
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車検

2008-07-23 21:34:35 | つぶやき
阿拉善の足であるセーフの走行距離が10万キロを越えると共に2年が経った。いよいよ車検の時期だ。阿拉善から1300kmを車で走り、北京にて車検を受けた(北京ナンバーの為)北京では20日から偶数と奇数のナンバーにて走行制限が始まり、夜中の12時から3時を除いて偶数走行日と奇数走行日に別れている。この車は奇数なので走行できる21日に車検を行った。違反していて罰金を払っていないと車検ができないので、ネットの北京市公安局から車両でかどうか違反違法査詢というページから入り、ナンバーとエンジン番号を入れる。すると違反しているかいないかがすぐにわかる。違反していないようだ。ただ、この車はエンジンも交差点でエンストするし、ポンコツ車でも重症の病気のようだ。車検に通るわけがない。では、どうしたらいいか?この国では表の方法では駄目なら裏の方法がある。そして無事に車検を通した。ただ車検が通っても車の症状は改善されない。早速バッテリーがやられた。押しがけ発進する。これで無事に帰ることができるのか、先が思いやられる。行きは下道で1700kmかかったので、帰りは高速を通って1300kmを14時間、途中大回りして160km迂回してしまったが無事に阿拉善へ戻ることができた。
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日本旅行時代の始まり予感?

2008-07-11 05:59:25 | つぶやき
先日、友人の旅行社の孫悟空さんから電話が掛かって来た。「今度、日本に行くんだけど。どこがいいか教えて?』そして北京の旅行社の友人からも連絡があった。「日本の東京から入って大阪に抜けるルートを紹介してくれないかな?」いづれにしても安いツアーのようなので利益は殆ど出ていないらしいということだったが、オリンピックを契機にして日本へ大量に観光に来る予感が感じられる。何せここ阿拉善の人口20万人の町でさえ今年に入り2回も日本ツアーを成功させたらしい。又、こちらの公務員の平均給与も2000元から先月一気に3000元台(5万円)に上がった。実際には物価上昇しているので、そんなに上がったと実感できない、むしろ人民元の高騰と物価上昇で日本の方が安いものも多いと感じられる。中国の旅行も安くはなく、むしろ日本の方が安いとさえ感じる。そのうち平均給与も5000元を突破する頃には大量にビジット・ジャパンと日本製品が安く感じられて輸出が増えてくるだろう。これは日本にとっても景気浮揚の大歓迎、逆に言うとインフレが加速するだろう。そんな感じがした。オリンピック...これは単なるスポーツの祭典ではなく、ここを機転にしてさまざまな社会構造が変わって行くに違いない。
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人生の一発逆転

2008-06-08 00:21:56 | つぶやき
昔、人生ゲームというのが流行った。この人生ゲームで、まさに一発逆転の人生を歩み始めた人がいる。それもセンターのスタッフである。先日、突然、辞めたいといいだした。理由を聞くと.自分が銀川に持っていた6ムーの小さな土地が再開発によって売れたという。いくらくらい入ったの?と聞けば、もう一生遊んで暮らせるくらいのお金が一気に入ってきたらしい。何百万元である。万元戸という言葉が流行ったのは10年以上前だが、今では何百万元戸の人も当たり前のようにゴロゴロしている。完全なバブルだ。そして一番辞めそうになかった、チャックをいつも空けていたおじいさんは、突然の成金になった。そしてセンターを去って行った。おめでとう。幸せを祈りつつ。でもなぜか残念なのはなぜだろう。
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地球の火星化

2008-06-07 21:10:25 | つぶやき
先日、大阪トヨタの人達と農牧民の家で夜空を見ていた。「こんなに星があったんだ!」まだまだ見えない星、ダークマターがたくさんあるんです。この夜空を見ていると、人の生きる時間、日々の出来事もやっていることもちっぽけなものにしか思えなくなってくるから不思議だ。生きるバランスをとるためにも、ぜひ星空を見ることを勧めます。そしてこの中で一番参考になる星が火星。望遠鏡で見るとダイダイ色で不気味に輝いている。最近の燃料高騰も逆から考えれば、オイルショックと同じで資源の乱用脱却の為にいいのかもしれない。日本へ一時帰国の為、北京へ向かう。飛行機に乗る時は窓側に座る。なぜなら、この路線は沙漠化の状況が顕著に見られるからだ。「火星化が進んでいるなあ」いつも思う。最近は5月でもこちらは真夏日だ。それだけ地球が暑くなっているのを実感できる。空から地面を眺めると一生懸命に植えているだろう植林地も空の上から見れば点に過ぎないのも分かる。アリの努力に過ぎないのもわかる。でも続けるしかない。
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スモールイズビューティフル

2008-05-06 22:12:04 | つぶやき
最近(いや、以前も)ますます感じるのが小さいほうがすばらしいということだ。今は移動が多いことやスピードを求められる時代だからかもしれないが、物は一番小さい物を買うようになった。初節句の赤子の写真が送られて来た。赤ちゃんを見ても小さい時はかわいい。(このことを言いたいだけなのだけど)よく人に紹介しているのが、読んだ時に衝撃を受けた本の一つでスモールイズビューティフルという経済本がある。30年前に書かれた本だけれども、内容は現在に通じる。それは今住んでいるバブルの拡大しつつある中国という大国に居るからこそ思うのかもしれません。これまで10年間もトップが来ないという異常な政治状況だったのですが(実際かなり影響を受けました)今回、暖春の旅というテーマで放送をしていました。今後、もっとお互いの国の交流が進むといいです。日本に来た胡主席には「われらは柔和な道と非暴力の心を求める、小さいものはすばらしい。」この本のこの言葉をすすめたいです。まさに今、改めて必要な言葉だなあと読み返して思います。世の中、だんだんと複雑系の世界になっているが物事は小さい(シンプルな)方が豊かになるという簡単な事に改めて気がつきます。又、中間技術(“オルタナティブ・テクノロジー”)を途上国に育成することを勧めていて、現在センターで行っている事にもこのような考えを基に活動しています。援助を受ける側の背丈に合った形への普及の参考にもなりました。また、この本の中では自然の力を最大限に利用した伝統的農業への回帰と植林による自然回復を説いています。環境と経済について勉強したい方には必読の本なので読んでみて下さい。

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インフレ気味の経済不安

2008-05-05 01:22:39 | つぶやき
最近の中国の話題はオリンピックが中心なのだが、人々の関心はやはり経済にある。昨年暮れに株を手放した方がいいとアドバイスした友人から電話がかかって来た。「あのとき売っておけば良かった!4割も損したよ!」株価も上海A株が一時の6300点から3700程に一気に落ちてしまい、まだ落ちるかと思えば、意外に又上がるという希望を持っている人が多いのだ。もともと博打好きの気がある人々は損をするというマイナス思考の感覚を持っている人が少ないのかもしれない。まだ落ちたらどうするの?と聞けば、「自殺者が沢山でるだろうなあ~」とのんきなことを言っている。この光景で思い出したのが、バブル時の日本だ。当時、学生だったので東京駅ホテルで夜アルバイトをしていたのだが、部屋まで荷物を運ぶとチップをバラまくようにくれるおっさんがいた。ちょうど同じ事を言っていた。しかしテレビでは危険を察知してか20年前の日本の変化に学べ、90年代のアメリカの情報産業のような移行が必要だ、等のような事を専門家が討論している。実際に日本も経験した事のない速さの経済発展についていけるかどうか?日本では85年に1ドル240円から120円に変わった時の衝撃にかろうじて耐えてきたが、その後のバブル崩壊で失われた10年を経験した。中国でいま、例えば人民元が1ドル7元から5元になったらどのようになってしまうだろうか?アメリカなどの外国から見れば、中国の人民元が上がってほしいので、ますます圧力をかけていくだろう。しかし、すでに徐々にインフレ気味の気配があるこの国で、人民元高騰が突然に起こったときのショックは相当なものだろう。製品の値段が高くなった時にそれだけの価値のある製品を作る事が出来るだろうか?売れなくなれば、競争力の弱い企業が倒産し、暴動になりかねない。日本から見て食糧はまだ安い水準にあるが、現地の給与から見ればに相当高い。例えばこちらでは、近くの町に行くのに往復で200kmあるので200元くらいかかってしまう。ガソリンを5回も給油すれば、もう1人の給与分になってしまう。車に乗るのもおっくうになってしまった。それ以上に服や電化製品、住宅などはすでにインフレ気味で日本の方が安いと感じる事も多い。これから人件費もますます高騰して行くと思うが、物価も安い感覚はだんだんとなくなるだろう。そして、オリンピック時には北京のホテル代が高いと10倍にも跳ね上がる。1泊今の段階で5000円程のホテルが3万円になる。そしてオリンピックを機会にインフレが加熱し、人々の不満もますます高くなるだろう。オリンピックへの期待の裏でこうした心配をしてしまうのだ。
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