もうすぐ春が始まる。昨年から梭梭の種子1kg60元から200元まで高騰した。調達や甘粛の情況をみるため、朝早く出発し甘粛省民勤県まで行って来た。内モンゴルが高くても隣の県では安いことがあるからだ。しかし砂漠横断道路を往復660km、だいたい東京から福山あたりまで砂漠の道を走る。途中からは砂の中を走るため、4駆でなければ通ることが出来ない。ちょうど砂の多い場所でスタックしている人が手を振っていた。砂漠の道で止まるということは、即、自分もスタックすることになる。「あ、出て来た!」道を塞ぐ形で出て来たため、自分たちの車までスタックしてしまった。そのあとも次々と後続の車がスタック。。。一台ずつ皆で協力して押しながら脱出するのに2時間あまり掛かってしまった。「運が悪かったなあ」帰り道は夕暮れで通る車はなかった。「スタックしている車がありませんように」と祈りながら走っていると、前方に1台、スタックしている車があった。砂の硬い場所に車を置き、脱出を手伝いにいくと、民勤の環境保護団体の知っている顔だった「いやあ、助かった!」砂漠で夜を1人で過ごすのも大変だ。無事に砂漠を抜けて夜遅くにセンターに戻った。
春節がやってきた。春節は中国では一番のお祭りの日であり、この日をどう過ごすということはとても重要である。爆竹により煙に巻かれて呼吸困難になった雲南省、昨年はウルムチで迎えた。北京では花火による火災もあったが、この爆竹や花火により新年を祝うという習慣は変わらない。この爆音を聞くといよいよ今年もスタートしたなあという実感が沸いてくる。しかし、今年の情況はこれまでとは違うのだ。街での爆竹の匂いが薄い。その訳は爆竹や花火の量が格段に減ったからのようだ。おかげで街の空気も今年は格段によい。家々を回る際に持っていくお酒やドリンクなども、以前はたくさん持って回っている人が多かったが今年は少ない。こういう所からも景気の波が分かる。この時とばかりに消費できる春節でさえも景気の影響が出て来ている。海外へ出国600万人という消費期待報道もあるが、2万元までの持ち出し制限、銀聯カードの引き出し制限(1日5ー10万円)、空港での持ち込み製品の検査強化など締め付けが厳しくなったせいで爆買いも急速にしぼんでしまっている。
今年は現地からの年賀状が届かなかったようです。郵便局からそのまま保管されていたという連絡がありました。郵便局にて切手を注文してから購入するのに2週間も掛かるため、昨年は16日には出したのですが、郵便局で止まっておりました。忘れられていたようです。このようなのんびりしているアラシャンですが、今年もよろしくお願い致します。
「今日、いい牛肉が手に入ったから食べよう」「明日の夜、時間ある?一緒に食事をしよう」センターでは今日も町の人が酒を手に肉などを持って来てくれたり、宴会を持ちかけられる。すべて受け入れていたら身体が持たない。ただ、来られた人には断れない。冬小屋に移ったので狭い所だが、今日もたくさんの肉と食べ物、そして楽しい時間で夜が更けていった。
これまで10年間、センターの通信は携帯電話のみ、郵便は町のスタッフの家気付だったのだが、ようやく4G無線インターネットがセンターに繋がった。インターネットさえ繋がれば鬼に金棒、情報のやり取りがスムーズになる。逆にこれまでなぜ出来なかったのかなのだが、無線LANの経費がとても高かったために取り付けられなかっただけである。当初は電柱を立てたりするので6万元(90万円)といわれていたのが、昨年から、近くまで電線が来たので2万元(30万円)まで下がった。ここで聯通会社と相談し、取り付ける代わりに毎月1500元でいいということになり、設置を迷っていたのだが、技術革新を待っていたら、何と12月1日から全国的に無線LANの価格が下がり100元/月になってくれた。ありがたい。
今日は上海領事館において「ボランティアで繋ぐ日中民間交流」と題して5日のボランティアデーに合わせ、上海日本領事館、ブラザー中国、ベクトルのご協力により上海領事館にて講演会を行ないました。現地の方々100名あまりの方にご参加頂き、内モンゴル阿拉善での砂漠化防止活動の取り組みについて話しました。上海交通大学の学生や留学生の方々、一般の皆様よりたくさんの質問や意見を頂きました。中国の環境問題は一国の問題ではなく皆で協力して初めて解決できるということを伝えました。また15年の時間はあっという間でしたが、その間の中国の変化と合わせて現地の人々の変化も大きく、中国の方からSNSやweixinなどのITを生かしたプラットホームの提案もあり、今後はこうした中国への発信部分についても積極的に行なっていきたいと思っております。休日にも関わらず参加して頂いた上海の皆様、事前準備して頂いたブラザー中国をはじめ、領事館、ベクトルの皆様、ありがとうございました。
パミール高原と天山山脈を越えてウルムチに入る。と−10℃のウルムチ市街はスモッグであった。冬の時期は石炭を炊くため空気が悪くなる。最近は天然ガスが普及してきたのだが、まだ空気が悪く、外に出ると喉がやられる。ひどいときは声が出なくなる。一刻も早い改善が望まれる。
ブラザーの内モンゴル砂漠化防止活動を描いた動画が、中国最大級のボランティア映像祭「中国公益映像祭(China International Philanthropic Movie Festival)」において高く評価され、企業部門において2つの賞を獲得した。今回受賞した映像は、内モンゴルでの砂漠化防止を紹介したもの。近年、内モンゴルでは過度の放牧や開墾により砂漠化が進み、黄砂の原因ともなっており、ブラザーは2012年から緑化推進などの取り組みを続けている。作品中では、中国の雄大な自然を背景に、砂漠で現地住民や従業員らが力を合わせて植樹に取り組む姿や、活動への想いを語る様子が映し出されている。受賞作品はWeb上での投票と審査員の評価により決定される。映像祭全体としては739件、企業部門には全201件の応募があった。ブラザーの作品は1127票を獲得し、以下2つの賞に選出された。
◆Enterprises' Social Responsibility Innovation Award(全6社)
社会貢献と企業活動の両面から意義の大きい活動に対し、企業のモデルケースとして評価する賞。
◆Excellent Awards of Enterprise Charity Video(全10社)
活動にかける姿勢はもちろん、映像作品としての質の高さ、革新性を称える賞。ブラザーの中国拠点である兄弟(中国)商業有限公司の本夛氏は、「この活動は、従業員をはじめ現地住民や学生の皆さん、国際NGO、お取引先の方々と一体になって続けてきたもの。今回そうした成果が評価され、非常に嬉しく思う。受賞により、さらに多くの方が砂漠化問題について自ら考え、行動していただくきっかけになれば」と話している。 (時事ドットコムより転載)
こうした映像際にて1人でも多くの方に砂漠化防止活動を知って頂く機会になればと思います。ありがとうございました。
◆Enterprises' Social Responsibility Innovation Award(全6社)
社会貢献と企業活動の両面から意義の大きい活動に対し、企業のモデルケースとして評価する賞。
◆Excellent Awards of Enterprise Charity Video(全10社)
活動にかける姿勢はもちろん、映像作品としての質の高さ、革新性を称える賞。ブラザーの中国拠点である兄弟(中国)商業有限公司の本夛氏は、「この活動は、従業員をはじめ現地住民や学生の皆さん、国際NGO、お取引先の方々と一体になって続けてきたもの。今回そうした成果が評価され、非常に嬉しく思う。受賞により、さらに多くの方が砂漠化問題について自ら考え、行動していただくきっかけになれば」と話している。 (時事ドットコムより転載)
こうした映像際にて1人でも多くの方に砂漠化防止活動を知って頂く機会になればと思います。ありがとうございました。
11月10日より阿拉善左旗飛行場から銀川飛行場まで一日一便だが無料で飛行機が運航される見通しとなった。銀川から左旗は14時10分発14時45分着で左旗から銀川は15時20分発15時55分着という。阿拉善はバスは全て無料だが飛行機の無料は聞いたことがないので楽しみだが、まず乗りたい人が殺到してチケットが手に入らないだろう。