文脈のちから

2010-11-02 18:25:18 | Weblog
キャンパス内で、CharaとかJudy&MaryのYukiちゃんみたいな(ビバ90年代)コケティッシュな歌声で女の子が歌っていた。

あんまりよく聞こえるものだから、ちょっとこわくなった。

それは公共の場でひとり言を大声で言うのを聞いたときのようなこわさ。

つくづく文脈って大切だなと思う。

ここではバンドの伴奏が文脈になりうる。

文脈っていうのは複数の人間がいると産まれやすい。

ひとりで文脈を作るには、楽器を持ったり、カラオケを使ったりすることになると思うけど、そうやって作る文脈は“これはパフォーマンスですよ”と言っていることになるな。

やはり他者を想定することで文脈を作り出している。

自己完結した世界が目の前にあると、ほかの人はこわいからね。

ただ、大人数で集まることで文脈は作り出せるけど、そのグループがグループ外の人を相手にせずにグループ内で完結している時、やはりグループ外の人にはこわいからね。

そういう光景は個人で自己完結した世界よりもよく見かける。
コメント
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