たこさんの秋吉台日記

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7月15日 ムカゴソウ

2006年07月15日 | Weblog

ムカゴソウ〈零余草〉(ラン科 ムカゴソウ属) 花期は7~8月。
 やや湿った草地に生える高さ20~40㎝の多年草。
葉は茎の中部に数個が互生し、長さ8~20㎝の線形、基部は茎を抱く。
淡緑色の小花を多数穂状につける。

7月9日にムカゴソウ探しをしたら、1株、つぼみを見つけることができたので、
今日、「開花しているはず」と、探しても見つかりません。
掘った跡はないので、虫に食べられたのでしょうか。でも丸ごと1本?
別の株がないか、あった近くをなめるように探しても見えません。

あの株を見つけた時「カミ(神?)のような目」と友人にほめてもらった手前、
このまま、あきらめて帰るわけにはいきません。
カメラ、三脚、ザック、傘・・・全部おいて、本腰を入れて探し回った結果、
今年もムカゴソウの花を見ることができました。

【今年初めて見た、開花しているムカゴソウです】

06年7月15日 撮影
汗を流しながら、夢中で何度もシャッターを押し・・・、
【ふっと、そばに目をやると2株目が】


06年7月15日 撮影
【すぐに3株目も!】


06年7月15日 撮影
ヤマトキソウよりもっとササが密生した中に生え、花の色が黄緑色なので、
最初の1本を見つけるのが大変ですが、慣れると見えてきます。

【また見つかりました―4株目】


06年7月15日 撮影
【4株目が一番花数が多く、きれいでした】


06年7月15日 撮影
【上の画像を拡大しました】


06年7月15日 撮影
「唇弁は長さ6~8mm、線形、基部はやや幅広い。中央まで3裂し、
側裂片は線形で長いが、中裂片ははなはだ短く突起状。距はない」

去年見つけられたものの、今年は全く自信がなかったのですが、
盗掘されない限り、秋吉台でムカゴソウが毎年見られることが分かりました。

* * * * *
きょうの秋吉台は蒸し暑くて、気温は30℃以上あったと思います。
ムカゴソウのあと、長登で、農家の方が「昨日の雨は嬉しかった」と、話され、
その前の長雨に続いた日照りで、スイカが熟れる前に上がってしまったそうで、
「腹が立って落としたので」と、取れたての半分に割れたスイカを「どうぞ」と。
なま暖かいスイカでしたが、甘くて、歩きながら半分全部、結局食べてしまうと、
お茶を飲んでも飲んでも収まらなかったのどの渇きが、止まりました。
人が誰もいなかったのが幸いでしたが、食べながら、
「娘たちが、母親のこの姿を見たらなんと言うだろう」と、考えました。
(スイカは、小玉スイカだったことを、申し添えます。)