ヤブミョウガ〈薮茗荷〉(ツユクサ科 ヤブミョウガ属) 花期は7~8月。
薮や林の中などに多く、葉の感じがミョウガに似ていることによる。
暖地の山野に生える高さ0.5~1mの多年草。茎や葉はざらつく。
葉は狭長楕円形で、基部は鞘状になって茎を抱く。
茎の上部に白い花が輪生状に数段つき、両性花と雄花が混じってつく。
花は直径1㎝ほど。
開花確認した昨日18日は、曇りで薄暗く、きょうは雨。
梅雨に咲く花なので仕方ないのですが、どっぷりと水を含んだヤブミョウガです。
06年7月19日 撮影
頻繁に行われる草刈りにも負けず、今年も咲きました。
06年7月19日 撮影
06年7月19日 撮影
「白い花が輪生状に数段つき、両性花と雄花が混じってつく」
開いているのは雄花のようです。
雨が上がったら、両性花を見に来ましょう。
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ヤブカンゾウ〈薮萱草/別名オニカンゾウ〉(ユリ科 ワスレグサ属)
花期は6~8月。
道ばたや土手、林のふちなどに多い花茎の高さ80~100㎝の多年草。
葉は多数、長さ40~60cmの広線形で、ほとんどが根元に集まってつく。
橙赤色で直径約8㎝の花が花茎の先に数個つく。
花は八重咲きで、雄しべは全部または一部花弁化する。
台上より人家近くに多いヤブカンゾウがにぎやかに咲いています。
一重のノカンゾウを探しても、秋吉台周辺ではまだ見たことがありません。
06年7月15日 撮影
ヤブカンゾウ、葉と花を一緒に撮るのが苦手な植物の一つです。
【上の画像を拡大しました】
06年7月15日 撮影
【別の花です】
06年7月11日 撮影
「雄しべは全部または一部花弁化する」
ヤブカンゾウの花の構造を把握できなかったのは、そのためだったのですね。