私のたまにトラブルなトラベル

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8世紀に建てられた仏教建築・・・in バングラディシュ

2014-03-30 12:36:33 | ネパール&インド&バングラディシュ
今まで色んな国を旅したが・・・
こんなところに世界遺産???と驚き、そんなときは得した気持ちになる。


バングラディシュもその一つ!
2年ほどまえから『地球の歩き方』が出版されたので一応読んでいた。

世界遺産『パハルプール(パハルプール・ビハール)』
8世紀にベンガル地方から北インドのビハール地方まで領土を広げパーラ王朝の、
第二代のダルマパーラ王が建てたのである。





約330m四方の敷地に、
117の僧坊、72の台座、中座、仏舎利が配置され、
最盛期には1000人もの僧が修業を積んでいたといわれる。

中央の大塔は、今は基礎部分しか残っていない。
当時は高い楼閣が建てられていた。












この建築様式はカンボジアのアンコールワット、ミャンマーのバガン、
海を渡りインドネシアにまで影響を与えた。

しかし・・・インドではヒンドゥー教に巻き込まれ、
この仏教遺産もヒンドゥー教、イスラム教の支配により衰退し、
やがて深いジャングルに飲み込まれていく・・・

19世紀初頭、イギリス人による発掘が始まり、
1985年に世界文化遺産に指定された。


大塔には美しいレリーフが埋め込まれている。
しかし・・・ほとんどがレプリカ。
約20mほどしか本物がない。








大塔を取り巻くように117の僧坊がある。




下水装置まで完備していたらしいが・・・今は夢のあとになっていた。


ターラ寺院の跡








広い敷地には、のんびりした空気が流れる・・・















草を食むヤギさんの背中にはカラス(?)さん???


草をつむ女性





かつては仏教が盛んだったが・・・今は静かな原っぱの風情だった。