私のたまにトラブルなトラベル

そんな旅は愉快!爽快!我慢!忍耐!
トラブルが襲ってもめげずリュックを背負って世界を旅する大和撫子!

おい!おい!ええ加減にしろ!!!

2012-08-07 23:08:02 | 中欧
2009年5月18日~6月18日まで、
北欧、東欧、中欧の旅にでた。

リトアニア~ベラルーシ~ウクライナ~モルドバ~
ルーマニア~ポーランド~スロバキア~チェコ

そろそろ旅も終わろうと・・・
6月13日にチェコのテルチに着いた。

バス停から何気に道を歩いていたら・・・広場に出た!
広場を取り囲む家家の美しさに感嘆の声が出た。
テルチはお伽の国の様な町だった。







16世紀の大火災の後、領主がテルチの人々に、
三つの条件を満たせば、どのような建築物を建てても良いと許可した。

1、 家の高さを統一すること。
2、 ルネッサンス様式にすること。
3、 一階はアーケードにすること。

その結果、今のような美しい広場ができたのである。
ピンク、アイボリー、シックなグリーン・・・の家、



騙し絵の壁の家もあった。




その広場にたった1軒のピザ屋さんがあった。
チェコはチーズと地ビールが美味しい国で、
もちろんこのピザも最高に美味しかった。




こんな小さな町のピザ屋さんで、なんと日本人の若者にであった。
あいつは若者と意気投合して、飲むわ!飲むわ!飲むわ!飲むわ!
もう夜の10時頃になり、外は真っ暗。
『ええ加減にしたら』という私の言葉も聞かず・・・
私は、イラッとして先に民宿(ピザ屋の二階)に帰った

暫くすると、広場を大声をだして、グルグル走っている男性がいた

窓から見ると・・・
あいつだ!!!・・・
そのうちド~ンと音がした。
あいつがそのまま後ろへ倒れたのである。
下は石畳!!! 外は暗くてはっきり見えない!!!
びっくりして、走って行くと、死んだようにあいつが倒れていた。

どうしよう!!!!!!!!!!!!
ピザ屋さんに駆け込んで、助けて!!!と叫んだ。
するとマッチョな男性2人が来てくれ、
あいつを両側から抱えて、民宿まで運んでくれた。

心配のあまり、腹が立つやら、大いに腹が立った。


翌朝は、二日酔い!!!
でも、私には何事も無いような振りをする。
『ざま~見ろ』とほくそ笑んでやった(=^-^=)ふふ


この日はバスでつぎの旅先に移動。
バス停でバスを待っていると、フラフラと歩いてくる若者がいた。
案の定、あの若者も二日酔いだった。
私とあいつは西へ・・・
若者は東へ・・・
きっと、二人は二度と飲まないと思っていただろう(^_-)

あいつは思いっきり腰を打ち、帰国後も痛みが消えなかったらしい。


おい!おい!ええ加減にしろ!!!
と大声で叫びたかったチェコのテルチだった。