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JC回顧

2005-11-28 23:05:41 | 中央競馬(回顧)
 久々に力と力の争いとなった今年のJC。その原因としてはご存知のようにタップダンスシチーが作り出した馬場が良いことを差し引いても早すぎるペース。

 12.5 - 10.7 - 11.5 - 11.8 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 12.4。1000M通過 58.3、1600M通過 1.34.0 、2000M通過 1.57.7という有り得ないようなペースで逃げる。このペースで逃げて直線でも見せ場を見せ、10着。タップのおかげで見ごたえのあるレースになりました。この馬がいなくなる来年の古馬戦線はいったいどうなることやら。

 さて勝ったアルカセット。土曜日の段階では対抗にしていましたが、パドックを見たら若干太く見えた(今考えると始めてみる馬のなのでああいう馬体なのかもしれませんが)ので評価を下げてしまいました・・・。この馬は2400ではJCまで9戦4勝2着5回ですが持ち時計は2:28.9。その馬がまさかこの時計で走るとは・・・。来年も現役を続けるならハリケーンランとの古馬2強を演じるかもしれない(フランキーが乗れば)
 それにしてもフランキーは凄い。出遅れたのを利用して馬場の良い内につけるとそこからはミスの無い競馬。もはや勝因はこの男を確保できたことにあると言っても説得されてしまいそうです(でも今回はやはり馬の力が主要因)

 2着のハーツクライはルメールが内を突く最高の騎乗。おそらく最初から一か八かで内を突くことを決めていたと思う。ウィジャボードを邪魔したことは問題ですが典だったら明らかに外回していたでしょう。鼻から「ハーツクライ程度の馬では内を突く根性も無く外を回して6~7着くらいだな~」と思っていた私の頭をガツンと殴ってくれました・・・。

 3着ゼンノロブロイはパドックを見る限りメンバー中一番の出来。多少外を回しすぎたことや明らかにまだまだ軽めの調教で100パーセントの出来ではないなどの敗因もありますが、やはり馬自身が去年より力が落ちているのであろうか?次はこの後がもう無いだけに100に仕上げてディープと激突するつもりであったのであろう。しかし想像以上の時計で走ってしまった・・・。この調子を維持するだけでなくさらに上げていかなければならない・・・藤沢に課された仕事は恐ろしく重い物のように思える

 4着リンカーンはパドックでも良く見えた1頭。やはり天皇賞は結果をリセットするべきレースでした。
 ウィジャボードは外国馬では一番良く見えた馬。ファロンがやや早く仕掛けすぎた印象もありますがこの馬の力は出たのでは?これだけの牝馬がJCに出走してくれたことに感謝。
 バゴなんですがパドックで見たときに感じたのが「体重ほど(480台)大きくは無い。小さいな」といったもの。恐らく連戦の疲れから馬体の張りを失っていたのでしょう。騎手は足を負傷したと言っていますがそれはこの馬を庇っているようにしか感じられない。

 今回のJCの疲労はじわじわと来るような気がする(有馬終わった後、各陣営から「やはり前走からの見えない疲れがあったのであろう」というコメント連発の予感)。これを笑っているのはディープインパクトとデルタブルース。アルカセットは有馬はもちろん香港も回避した方が良い。目先の金につられて来年の大金を失いかねない