Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

メルボルンカップ

2005-11-01 22:50:01 | 海外競馬(オセアニア)
 今日、アイポッパーが出走したメルボルンカップが開催された。

 いきなり結論から言うと勝ったのは日本でもお馴染みMakybe Diva。アイポッパーは残念ながら12着。直線に入るまでは3番手辺りを追走していましたが直線に入ると沈んでいきました。天皇賞(春)で3着になっている馬でありますが距離が長いように感じます。この馬のベストは2400前後(京都であればなお良い)かな。

 結果は残念でしたがアイポッパーの挑戦には大きな意義があると個人的には思っています。森厩舎が4頭連れてオーストラリア遠征していますが、それ以外の日本馬にとってオセアニアは殆ど遠征の対象外でした(過去にホットシークレットやトップコマンダー、ギャラントアローなどの遠征も噂されましたが・・・。)

 そのような状況で遠征しなおかつ一定の結果を出した陣営とサンデーレーシングの手腕と先見性には驚嘆します。どうかこの馬だけに終わらずに、これから1頭、2頭とオセアニア地区への遠征を実現して貰いたい次第です。

 ところで勝ったMakybe Divaには本当に驚きました。コックスプレート~メルボルンカップの連勝はPhar Lapや Saintlyなど4頭(Makybe Divaで5頭目)しかいません。そして史上初のメルボルンカップ3連覇!Sunlineなどの名牝に並ぶとも劣らない実績を引っさげこのレースで引退するMakybe Diva。このような馬を日本の中山競馬場で見れたことを幸せに思います(厩務員ぽいスキンヘッドのオッサンがおっかなかったことは秘密です・・・。)

 

 

天皇賞回顧

2005-11-01 22:28:40 | 中央競馬(回顧)
 先週の天皇賞はいろんな意味でビックリさせられたレースでした。

 とにかくペースが遅すぎ。おそらく2000メートルに距離が短縮されてからもっとも遅い前半の1000メートル通過であったのではないでしょうか?まさか21世紀にもなってこんなペースの天皇賞を見れる日がやってくるとは思っていませんでした。

 それにしても勝ったヘヴンリーロマンスが最内枠を利してもっともロスの無い競馬をしたのに対しほかの馬は外を回る。あのスローペースなのに内をポッカリ空けるとかある意味信じがたい騎乗。ジョッキーは何考えているのよ??

 2着になったゼンノロブロイ。横山典はそれなりに乗ったと思う。100点満点中95点ではないだろうか。サンライズペガサスに取りたい位置を取られたり、直線でアサクサデンエンと狭い場所を伸びてくるなどの不運も重なったが古馬の代表らしい走りは見せた。

 3着になったダンスインザムード。パドックを見ても春に比べ落ち着きが出ていた。前走、あのスローペースを最後方で折り合ったことから復調していると思い注意していたがスローペースにも助けられたものの堂々と走った。2年連続馬券の対象になった牝馬はまだいない。それだけに彼女はもっと賞賛されるべきであると思う。

 4着のアサクサデンエン。調教・パドックを見ても100%には見えず。距離も長いと見えた。それでも伸びてきたのはやはりスローペース。ただ体調以上の走りをしてしまった印象があるだけに次走で反動が出そうで怖い(香港らしいが)

 ハーツクライ・リンカーンの2頭はどうも展開の助けがないとGⅡで精一杯のように感じた。思えばこの2頭が好走したGⅠはいずれも勝ち馬が決まってから突っ込んできたものである。ハーツには成長の余地があるにしてもリンカーンは少々苦しい立場になってきた。