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「安全系」が機能せぬ日本(2007/3/26)日本経済新聞

2007-04-04 22:30:21 | ちょっと 『気になる』 はなし
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/shimizu/index.html

「フェイルセーフ」とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フェイルセーフ(fail safe)は、なんらかの装置、システムにおいて、誤操作、誤動作による障害が発生した場合、常に安全側に制御すること。またはそうなるような設計手法で信頼性設計のひとつ。これは装置やシステムは必ず故障する、あるいはユーザは必ず誤操作をするということを前提にしたものである

「フェイルセーフ」の考え方は重要な考え方である。

東京都港区芝1丁目の公共住宅「シティハイツ竹芝」(23階建て)12階で、この階に住む都立高校2年市川大輔(ひろ・すけ)さん(16)がエレベーターから降りようとしたところ、扉が開いたまま上昇し、市川さんは内部の床部分と12階の天井の間に挟まれた。市川さんは約50分後に救出されたが、全身を圧迫されたほか頭の骨が折れており、まもなく死亡した。
この事故は「シンドラーエレベータ」事故として記憶している人も多い。

我々は閉まりかけたエレベータに手をかけて開くという行為を無意識に行う場合がある。それは必ずセンサーが感知して扉は開くと思い込んでいるから。しかし、そのまま閉まってしまったらどうだろうか?考えただけで恐ろしい結果を招くことになる。

「フェイルセーフ」の考え方はあらゆる場面を想定して、異常があった場合安全に停止するという考え方だ。先ほどのエレベータの場合でも、エレベーターが動き出さなければ、大事故にはならない。
異常を検知した場合、動かないという仕組が重要だ。

同時に我々は、機械の安全性を過信してはいけない。機械装置や、センサーは誤作動する可能性がある。よく回転している近くで、衣類の袖の部分を巻き込んだりする事故がある。回転物は通常カバーがしてあるが、その隙間から巻き込まれる可能性もある。このような場合、何が起こるかわからないと考え、回転物には近寄らない注意が必要だ。

フェイルセーフの仕組が出来ていても、それでも事故は起きてしまう。
安全の考え方に、「不安全状態」と「不安全行為」がある。事故はこの2つの条件が成立した場合に起こる。通常は「不安全状態」であっても常に事故が起きるのではない。また「不安全行為」を行っても常に事故が起きることはない。

私たちはその状態に慣れてしまうことが多い。
いつも同じ事をしているのに、今回だけタイミングが悪く事故になる場合がほとんどである。

「君子危うきに近寄らず」ということわざがある。危険なものには近寄らない。
家電製品でも注意書きをよく読んでから使う。ぬれた手でコンセントを触らない。等々。 

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