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日中の環境協力―脱公害社会へ手助けを(朝日新聞)

2009-04-30 03:52:59 | ちょっと 『気になる』 はなし
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

『産業公害への対策にとどまらず、ごみの分別収集や再利用、資源循環、減量化……。日本の自治体や企業、NGOが蓄積した技術を中国が真剣に必要とする時代がきている。』

日本がかつて公害列島と呼ばれていた事を今は忘れている。中国の状況はかつて日本が経済優先の政策をとり、環境面の対応を遅らせていた時と同じに思える。その結果国土は汚染され、公害被害は今でも続いている。中国も北京オリンピック当時、マラソンが大気汚染の結果、懸念されたことも記憶に新しい。

経済優先で汚染された国土は簡単には戻らない。汚染された水は人々の生活に重大な影響を与える。その多くは貧しい階層の人々に現れる。日本が近代的な手法で資源回収しているのに比較して、中国では電線を燃やして銅を回収したり、金属の回収も設備の整っていないところで行われ、その結果人々はその煙を吸い、そして廃液は川に、土にそのまま流される。中国の上層部はそのことが分かっていても、それを黙認しているところがあるのだろうか?日本がかつての経験をもとに、協力できることは手助けをしたい。

温暖化対策について、日本でも6月に2020年に向けて中期計画が決定される。日本は2050年に60~80%の削減を約束しているが、当面の計画を作成する必要がある。ここでも経済と環境の問題が出てくる。低炭素社会に切り替えていく必要が議論されているが、我々日本人も地球温暖化対策を真剣に考える時を迎えている。日本がかつて東京オリンピックを開催した当時は、経済優先の社会だった。2016年東京が再びオリンピック招致をしようとしている。今回のテーマは環境だという。それにふさわしい国になるためには、日本はより高い中期目標を選択すべきだと思うがいかが。
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