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2009年新春に思うこと

2009-01-01 09:33:28 | ちょっと 『気になる』 はなし
皆様、新しい年が明けそれぞれ決意を新たにしている。
2009年は経済が低迷し、失業者があふれ、企業の不祥事があふれ、大変な年になるだろうと予想している人も多いだろう。

経済的には厳しい面もあると思うが、そんな時だからこそ自分の仕事を見直してみるいい機会としたい。私たちは普段しみじみと自分の仕事について考える機会は少ない。忙しさに追われ、日々の時間をただ費やしていると感じている人も多い。

仕事は自分の家族を支えるため、自分の夢を実現するため、社会の一員としての責任を全うするためなど、人さまさまである。会社で働いている人は自分の生きがいとして明るく働いている人、今更他の職種に変えられないので、仕方がなく働いている人、いろいろな人がいる。

私も長く会社勤めをしてきた。最初は社会に出て会社に勤めるのは、自分の夢を実現する事や、仲間と楽しく仕事をする、そんなわくわく感があったと思う。ある時はその組織の中で、どのようにしたらもっと良くなるかと考えた時もあった。そんな時は何の悩みもなかった。月日がたち、自分が今やっていることがどのような意味があるのか?と考え始めた。

若い頃は、自分の仕事をやることは会社のためになり、社会のためになると信じていた。しかし何時の頃からか、自分のやっている仕事がそれほど役に立っていないと感じるようになった。会社は組織としてある使命を持っているが、それは会社とは言っているが、個人の考えであり、その人の業績を上げるために自分ががんばっていたのかとふと考えてしまった。自分の周りの上司が単に個人的な業績を上げるために組織を動かしているのかと思うと、その人のために仕事を真剣に行う意欲がなくなる場面があった。

今、問題となっている『派遣切り』の問題も共通する面がある。究極は正社員も派遣社員も大きな違いがあるわけではないと私は思っているが、とにかく雇用の調整弁として派遣労働者がある。言い方はよくないが、派遣労働者は労働力としてはみられているが、企業の組織力としてのスキルは求められていない。正社員に求められているのは、その人たちを効率的に使いこなすマネジメント力である。派遣労働者と同じ仕事しかできない正社員は存在意味が薄れていくのも仕方がない。

私たちの住む世の中は、いろいろな矛盾がある。社会も会社もそのような矛盾の中で、機能している。私たちがその中で生活していくには、何かの支えが必要である。正社員には組合や社会の仕組みなど、いざという場合の助けがある。派遣社員の方はその保証が少ない。派遣社員の雇用を守るとまでは、経営者も言えない。経営者にとって会社の維持が株主に対する責任である。

今、日本で起きている『派遣切り』は経済原則としては仕方がないとおもう。社会の仕組みとして、そのような制度がおかしいと考えるのはわかる。労働者を歯車のように組み込み、いらなくなれば使い捨てる。そのようなことはおかしいが、その仕組みを変えるような動きは今はない。本来人間は、生きがいをもち、暮らしていける世の中をつくるべきだと思う。ワークシェアリングのような考え方を実践するのも必要な事だ。それは社会の仕組みとして必要だ。安易に生活保護に頼ることもよくない。

とにかく、私たちが社会の中で働くのは、それが社会のためになり、それにより生きがいを得るためだ。日本の国会がねじれ国会と言われているが、政治の使命はそのような社会を実現することにある。国会議員はそのことを肝に名づるべきだ。2009年の念頭に当たり、思うのは、そのような世の中にしたのは我々有権者である点だろう。今、世の中で何が起きているのか?それは何が原因だろうか?社会の混迷の責任は政治にあり、その責任は国民にあることを改めて考えてみたい。

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